オイルパスタ
オリーブオイルが切れていた。でも、ごま油ならある。その瞬間に生まれたのが、この和風ペペロンチーノ。最初は「代用品」のつもりだった。ところが食べて驚く。 ごま油、めちゃくちゃパスタに合う。ナッツのような香ばしさ。白だしの旨味。そして七味のキレ…
おふくろの味といえば、タケノコご飯を思い出す(まだ存命で元気)春になると筍を細かく刻み、出汁でご飯で炊く。シャキシャキの食感にホクホクの白米。銀シャリをお代わりすることはないが、タケノコご飯は毎回お代わりして3杯も食べた。 家でインスタント…
ゴッドファーザーの故郷シチリアにはパン粉を使った郷土料理のパスタがある。炒ったパン粉にアンチョビ、ニンニクが加わればチーズに負けないリッチな味わいとなる。しかも、サクサクッとした食感や香ばしさがたまらない。超シンプルで簡単。超美味い。南イ…
巷では味の素をパスタに使うのは邪道だとか、コンソメを使うのは悪魔崇拝だとか不毛なイデオロギー闘争が行われている。そんな紛争に終止符を打つ調味料どころの騒ぎじゃないパスタ。旨ければ正義。調味料こだわり派の概念をぶっこわそう。やばたにえんのパ…
ペペロンチーノはシンプルな料理。だからこそ、差が出る。 この一皿の主役はウインナー。ただ入れるだけではなく、しっかり“焦がす”。 それだけで、味は一段跳ねる。 このパスタが美味しくなる理由 ① ウインナーは“焼き”で旨味を引き出す 斜めに切った断面を…
ペペロンチーノと最も相性がいいキノコが椎茸。 椎茸をペペロンチーノに入れると美味しくなるのは、旨味・香り・油との相性・食感が噛み合うから。 しめじや舞茸よりも、旨味の芯(グルタミン酸)が太く、にんにくオイルと香りがケンカしにくいので相性がい…
数ある日本の歌の中で最も素晴らしい歌詞のひとつが『朧月夜』 菜の花畠に 入日薄れ見わたす山の端 霞ふかし春風そよふく 空を見れば夕月かかりて におい淡し 作詞は高野辰之。「兎追いし」の『故郷』の作詞家でもある。春の風物詩として鑑賞される菜の花。…
物心ついた頃からお世話になっている、永谷園「松茸の味お吸いもの」。これがペペロンチーノの出汁になる。 主張はしない。だが、確実にいる。 ニンニクと唐辛子の香り、ベーコンの脂、バターのコク。そこにそっと重なる和風出汁の輪郭が、このパスタを「た…
キノコが余ったとき、とりあえず炒める。それも悪くないけれど、パスタにしてしまうのが一番うまい。 にんにくと唐辛子、オリーブオイル。そこに、冷蔵庫に残ったキノコを放り込むだけ。フライパンひとつ、洗い物も最小限。 キノコのパスタは、イタリアでは…
カレッティエラは、パスタ文化を語る上で欠かせない一品。フライパンを使わず仕上げるため、食材のダイレクトな味が伝わる。考案したのは、かつて馬車を引いていた労働者たち。その彼らに敬意を込めて作りたい伝統の味。 シチリアを代表するパスタであり、映…
ペペロンチーノに、鰹節と醤油を合わせた和風アレンジ。パスタ界の“勝利の方程式”とも言える旨味の相乗効果。 鰹節が持つイノシン酸、醤油が持つグルタミン酸。この二つが重なった瞬間、味は一気に立体的になる。 ニンニクと唐辛子の香り、醤油の香ばしさ、…
リュウジさんがイタリアン勤務時代に作っていたペペロンチーノ。本人曰く「普通のペペロンチーノの160倍うまい」という、昆布茶を使った完全邪道レシピである。 リュウジさんによれば、日本のイタリアンの多くは、味の素や昆布茶など“出汁の旨味”を密かに使…
イタリア・アマルフィ地方では、太陽をたっぷり浴びたレモンが名産。そのレモンを贅沢に使ったこのパスタは、すだち蕎麦のように“香りを食べる”一皿。 レモン、ニンニク・唐辛子の香りが重なり、最後に皮を削ればふわっと爽やかさが爆発する。重たくなく、軽…
鶏肉の旨味と醤油の香ばしさが、ペペロンチーノのオイル・ニンニクと合わさるとどうなるか。 答えは簡単で、とんでもなくフォーク—が止まらない和風パスタが完成する。しかもワンパンで作れて、味はしっかり本格派。鶏ガラ出汁が全体を包み込み、噛むほどに…
塩昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸。この二つの旨味を組み合わせると、シンプルなペペロンチーノが一気に和の深みにハマる。 しかもワンパンで作れるので、調理も片付けも圧倒的に楽チン。ニンニクと唐辛子の刺激、昆布と鰹の旨味、バターのコクが重な…
ペペロンチーノに、ほっくり甘い“甘栗”の旨みとコクをプラス。その名も「甘栗のペペロンチーノ」。 唐辛子のキレは斬鉄剣。にんにくの旨みはコンバット・マグナム。甘栗のやさしい甘さはワルサーP38。 ルパン、次元、五右衛門の最強トリオが皿の上で共演。見…
焦がしパン粉の代わりに「じゃがりこ」を使った、サクサク新感覚パスタ。 シチリアの伝統料理「パン粉(モリーカ)のパスタ」をアレンジ。パン粉の代わりにじゃがりこを使えば、焦がす手間もなし!ペペロンチーノの上に砕いたじゃがりこをふりかけるだけで、…
シチリアの定番「カレッティエラ」(にんにく×唐辛子×パセリの潔いソース)に、同じくシチリア名物の“カリカリパン粉”を山盛りオン。 噛むたび香ばしく、にんにくの香りとアンチョビの旨みがじゅわっと広がる、後引く一皿です。材料も手順もシンプルなのにレ…
人生で初めて「なめこ」を食べたのは大学3回生。20歳の夏。弟と車で北海道を旅するため福井からフェリーに乗って苫小牧に渡った。夜、フェリー乗り場で食事したとき、なめこ汁しかスープはなく、見た目で嫌っていたが注文。これが美味しかった。イタリア人は…
ペペロンチーノは“塩の代わりに醤油で味を決める”くらいの感覚でも十分美味しくなる。イタリアンの軽やかさと和の香ばしさが同居する。ペペロンチーノはニンニクと唐辛子、オリーブオイルがベースで、シンプルだからこそ“旨味や香りの追加”がよく映える。そ…
イタリアでは野菜炒めのパスタを「オルトラーナ」と呼ぶ。Orto(オルト)が野菜畑。オルトラーナは「野菜畑で仕事をしている人」を指し、pasta all’ortolana は「菜園風パスタ」になる。 材料や調理方法は決まっておらず、畑にある野菜を使えばいい。焼いて…
にんにく、唐辛子、オリーブオイル。たった3つの食材で作れるのに、ペペロンチーノは驚くほど奥深い。シンプルだからこそ難しく、完成度ひとつで料理人の腕前すら測られると言われるパスタだ。 ここでは家庭でも再現できて、しかも絶対に外さない究極のペペ…
「日本人に最も合うパスタは?」と聞かれたら、迷わず「貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)」と答える。ペペロンチーノの進化系であり、驚くほど奥深い味わい。 ポヴェレッロ(Poverello)とは、イタリア語で「貧乏人」という意味。その由来は謎に包まれており…
ペペロンチーノのWBCがあったら確実にスタメン入りする。歴代ペペロンチーノでも十指に入る美味しさ。太麺がペペロンチーノに合うなんて勉強不足。というより青唐辛子なんて一生買うことないと思っていた。パスタは世界を広げる。鳥羽周作シェフに感謝。 青…
夏の暑さに効く、さっぱり爽快な冷製パスタ。主役は、みずみずしいトマトと香り高い大葉。和のテイストを効かせたレシピを紹介。暑くなってきたら、トマトと大葉の出番。これで夏をオーバー・ドライブできる。 トマトと大葉の相性の良さ トマトと大葉の冷製…
イタリアで修行するシェフが必ず作る、まかないパスタ。チャチャっと作る手抜きパスタが高価な食材や手の込んだパスタを超えることがある。パスタの原点にして摩訶不思議アドベンチャー。パスタの奇跡をお見せしよう。 パスタ・ビアンカとは 家庭のイタリア…
夏にピッタリで、冷たいほうがニンニクのパンチを感じられる。夏以外にもおすすめの冷製ペペロンチーノ。 冷製ペペロンチーノ 冷製ペペロンチーノの材料 冷製ペペロンチーノのレシピ ネギとベーコンの冷製ペペロンチーノ(リュウジ式) ネギとベーコンの冷製…
白ワインの風味とバターのコクが織りなす、ちょっと贅沢なペペロンチーノ。特別な材料も手間もいらないのに、レストランで食べているような気分を味わえる。普段の食卓を、ぐっとゴージャスにしてくれる一皿。 バターと白ワインのペペロンチーノの材料 1.7mm…
まいばすけっとの食材だけ作る異次元の美味しさを放つ和風ペペロンチーノ。食材の手に入りやすさだけでなく、ワンパンで作れてしまう手軽さ。歌舞伎の映画に負けないくらいの国宝。 ちょっと小腹が空いたら、チャチャっと夜食に作れるのも国宝たるゆえん。 …
リュウジさん、虚無レシピ。フライパンなし、包丁なし。電子レンジだけ。レンチン・パスタ、ノーパン・パスタ。材料費は100円。これで十分おいしい。会社員時代、高田馬場のオフィスで昼飯に作っていた。朝ごはんにもピッタリ。手の込んだ料理じゃなくて「こ…