
にんにく、唐辛子、オリーブオイル。たった3つの食材で作れるのに、ペペロンチーノは驚くほど奥深い。シンプルだからこそ難しく、完成度ひとつで料理人の腕前すら測られると言われるパスタだ。
ここでは家庭でも再現できて、しかも絶対に外さない究極のペペロンチーノBEST10を紹介する。王道から個性派アレンジまで、どれも確実に美味しいレシピばかり。今日の一皿を選ぶ参考にしてほしい。
初心者も簡単、基本のペペロンチーノのレシピ
アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ

ペペロンチーノは、ニンニクと唐辛子、そしてオリーブオイル。この三つの食材だけで完成する、もっともシンプルで王道のパスタ。シンプルだからこそ塩の使い方が味の決め手になり、驚くほど奥深い味わいになる。今回は、料理初心者でも作りやすい基本のペペロンチーノのレシピを紹介する。
美味しく作るポイント
- ニンニクは焦がさず白いまま仕上げると、柔らかい香りになる
- 塩を直接ニンニクに振ることで旨味が引き立つ
- イタリアンパセリは細かくしすぎず、ざっくり切ると香りがしっかり残る
基本のペペロンチーノの材料

- Barilla(バリッラ)の1.6mm:100g
- 青森県産のニンニク:2〜3片
- カラブリア産の唐辛子:1〜2個
- 塩:2つまみ
- イタリアンパセリ:適量
バリラの1.6mmパスタは扱いやすく、ペペロンチーノに合うのでおすすめだ。唐辛子はカラブリア産を使うと香りが強く、辛味も上品に仕上がる。塩は普通の食塩でもよいが、ヒマラヤ岩塩など風味のある塩を使うと味に奥行きが出る。イタリアンパセリがなければ、小瓶に入っている乾燥パセリでも良い。
基本のペペロンチーノのレシピ
- ニンニクはみじん切り
- イタリアンパセリは茎ごと大雑把に刻む
- ニンニク、唐辛子をオリーブオイルで炒める
- ニンニクに塩2つまみ分くらい振る
- 茹でたパスタを混ぜる
- 茹で汁を50cc入れて1分煮る
- 刻んだイタリアンパセリを混ぜる
- 皿に盛ってオリーブオイルを1周

ニンニクは粗めのみじん切り、イタリアンパセリは茎ごとざっくり刻む。細かくしすぎると香りが弱まるので注意する。

麺を茹で始めたら、フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火でニンニクと唐辛子を炒める。

オイルがふつふつとしてきたら、ニンニクに塩を2つまみ加える。

パスタが茹で上がったら、軽く湯を切ってフライパンに加える。さらに茹で汁を50ccほど加え、1分ほど煮るように混ぜる。茹で汁のデンプンとオイルが合わさり、自然にソースが乳化する。

刻んだイタリアンパセリを加え、全体に絡める。香りが立ち、彩りも鮮やかになる。

皿に盛りつけ、仕上げにオリーブオイルをひと回しだけかけて完成。
基本のペペロンチーノは、材料も工程も少なくとてもシンプルだ。しかし、塩の加え方やニンニクの火入れひとつで味が大きく変わる。まずはこのレシピから試して、ペペロンチーノの奥深さを楽しんでみよう。
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リュウジ流ペペロンチーノ

シンプルながら衝撃的に美味しい一皿。リュウジさんの「バズレシピ」として知られるペペロンチーノで、作り方は普通のペペロンチーノとほとんど同じ。ただ最後に味の素(ハイミー)を加えるだけで、驚くほど旨味が引き立つ。
作る前は「味の素を入れると逆に美味しくなくなるのでは」と思ったが、食べてみると考えが変わった。ペペロンチーノ特有のキレを保ちながら、グルタミン酸の旨味が全体を底上げしてくれる。シンプルなプレーンのペペロンチーノこそ、この旨味が一番際立つ。まさに発想の勝利といえるレシピ。
美味しく作るポイント
- ニンニクは焦がさず、じっくり香りを出す
- 茹で汁は入れすぎないこと。適量を足すことでソースがまとまりやすくなる
- イタリアンパセリより乾燥パセリのほうが相性が良い。香りが強すぎず、旨味のバランスが整う
リュウジ流ペペロンチーノの材料

- バリラの1.6mm:100g
- ニンニク:2〜3片
- カラブリア産の唐辛子:1〜2個
- 味の素:10振り
- 乾燥パセリ:仕上げ
リュウジさんは1.4mmのパスタとハイミーを使っている。イタリアではアンチョビで旨味を足すことが多いが、実際には味の素のほうがペペロンチーノとの相性がよいと感じる。これだけで十分だが、次はベーコンを加えて試してみるのも面白い。
リュウジ流ペペロンチーノのレシピ
- ニンニクはみじん切り
- ニンニクをオリーブオイルで炒める
- 色づいたら唐辛子を加える
- 茹で汁50ccを加える
- 茹でたパスタ、味の素を混ぜる
- 火を止めてオリーブオイルを回しかける
- 皿に盛って乾燥パセリをパラパラ

みじん切りしたニンニクをオリーブオイルで炒める。火力は最初は強火、沸騰したら弱火で、じっくり香りを引き出す。

ニンニクが色づいてきたら唐辛子を入れる。

茹で汁を50cc(レードル一杯)ほど入れる。

パスタが茹で上がる30秒から1分前にフライパンに移し、味の素を10振りして1分くらい混ぜる。火を止めてオリーブオイルを回しかける。

皿に盛って乾燥パセリを振る。この味付けに関しては、イタリアンパセリより乾燥パセリが合う。リュウジさんの味の素への愛の勝利ペペロンチーノ。
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中華風のペペロンチーノもおすすめ
虚無ペペロンチーノ(電子レンジ)

続いてもリュウジさん。ノーベル料理賞があれば、確実に受賞する虚無レシピ。
フライパンも包丁も不要。電子レンジだけで作れるシンプルなペペロンチーノだ。材料費は100円ほど。簡単で十分に美味しいので、忙しい平日の昼ごはんや、何も考えたくない日にぴったり。朝ごはんにも合う、手軽な一皿。
美味しく作るコツ
- パスタは折って入れても味に影響はない。気にせず耐熱容器に収める。
- ニンニクはすりおろすと香りがよく出る
- 蓋をせずに加熱することで、余分な蒸気が逃げて仕上がりが水っぽくならない
- 加熱後にオリーブオイルを追加すると風味が際立つ
- 味見をして塩を調整すると失敗しない。旨味が欲しいときは味の素を加える
虚無ペペロンチーノの材料

- 1.4mmのパスタ:100g
- 水:270cc
- ニンニク:2片
- カラブリア唐辛子:2本
- コンソメ:小さじ1
- 塩:1つまみ
- オリーブオイル:大さじ1
- 乾燥パセリ:仕上げ(なくてOK)
パスタの太さは1.6mmでOK。その場合は2分長くレンチンする。コンソメがなければ、仕上げのときに味の素か和風出汁の素、ハイミーを混ぜても美味しい。
虚無ペペロンチーノのレシピ・作り方
- 耐熱容器にパスタ、水、塩、コンソメ、唐辛子、オリーブオイルを入れる
- ニンニクを擦りおろす
- 蓋をせずに電子レンジで9分加熱
- オリーブオイルを回しかけ、味見して塩を足す
- 皿にもって乾燥パセリを散らす

耐熱容器にパスタ100g、水270cc、塩ひとつまみ、コンソメ小さじ1、唐辛子2本、オリーブオイル大さじ1を入れる。ニンニクを潰してすりおろす。
耐熱容器は何でもOK。入り切らなければ折って入れる。リュウジさんも折った。

蓋をしないで電子レンジで9分加熱。1.6mmのパスタを使う場合は11分。

レンチンが終わったらオリーブオイルを回しかける。味見して塩が足りなければプラス。味の素でもいい。

お皿に盛って乾燥パセリをかける。出汁が効いた、虚無ペペロンチーノ、虚無ロンチーノの完成。たったこれだけの手順で、驚くほど満足感のある一皿ができあがる。料理をする気力がないときにもおすすめ。
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その他リュウジさんのペペロンチーノレシピ
アレンジが楽しい本格ペペロンチーノのレシピ
極細麺ペペロンチーノ

かつて『料理の鉄人』で最高勝率を誇ったフレンチの鉄人・坂井宏行シェフ(通称ムッシュ)が作る特別なペペロンチーノ。フレンチに日本の懐石を取り入れた独自のスタイルに加え、修行の場はオーストラリアというユニークな経歴。自称「変人」のムッシュらしく、かなり繊細で変わった一皿だ。
美味しく作るポイント
- ニンニクはしっかり洗って乾かすことで雑味を消す
- 極細麺カペッリーニを使う
- 唐辛子の種を抜くことで辛さを抑え、繊細な香りを生かす
- 最後に使う塩は、藻塩や岩塩など“良い塩”を選ぶと仕上がりが格段に変わる
極細麺ペペロンチーノの材料

- カペッリーニ:100g
- ニンニク:1片
- カラブリア唐辛子:2本
- イタリアンパセリ:1束
材料はたった3つ。シンプルなのに驚くほど深い味わいになる。日本では「カッペリーニ」と呼ばれることが多いが、正しい発音は「カペッリーニ」。覚えておくとちょっと通っぽい。
極細麺ペペロンチーノのレシピ
- ニンニクをみじん切りして水洗い
- カラブリア唐辛子の種をとる
- イタパセの葉だけ刻んで茎は使わない
- 乾かしたニンニクをオイルで炒める
- すぐに唐辛子も入れる
- 茹で汁を大さじ2ほど加える
- 茹でたパスタを混ぜて火を止める
- イタパセ、オリーブオイルを加える
- お皿に盛ってイタパセを飾る
ニンニクに色はつけないこと。フライパンは煽らない。

ニンニクをみじん切り、イタリアンパセリの葉もみじん切り。茎は別のレシピで使うので捨てないので残しておく。

ここがユニーク。みじん切りしたニンニクを水で軽く洗う。雑味をとる。

洗ったニンニクはキッチンペーパーで包んで乾かす。1回では乾き切らない。水分に嫌なニオイが残るので、乾き切るまで繰り返す。面倒くさいけど3、4回くりかえす。完全に乾いてから次の工程へ。

唐辛子の種を抜く。種が旨いが今回は捨てる。別のパスタに取っておいてもいい。

臭みが抜けたニンニクをオリーブオイルで炒める。オイルの量はニンニクが浸かりきるくらい。火力は最初に強火。沸騰したら極弱火に落とす。

オリーブオイルが沸騰したらカラブリア唐辛子を入れる。ニンニクは焦さずに白をキープ。

唐辛子を入れたらニンニクが色づく前に茹で汁を大さじ2くらい入れる。ニンニクをボディビルダー色にしない。

茹でたカペッリーニを混ぜる。つい癖でフライパンを振ってしまうが我慢。やさしく和える。

火を止めてイタリアンパセリ、オリーブオイルを回しかける。味を見て物足りなければ塩を足す。このときの塩はヒマラヤ岩塩や藻塩など、美味しい塩がおすすめ。

お皿に盛ってイタリアンパセリを散らして完成。追いオリーブオイルなしで十分に美味しい。オイリーつゆだくが好きな人は足しても良い。
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茹で論ペペロンチーノ

山形の名店『アル・ケッチァーノ』、奥田政行シェフのペペロンチーノは、ある意味で究極。奇才にして鬼才とも呼ばれるシェフが導き出した答えは、ツルッ、プリッ、ポンッとした唯一無二の食感。塩を効かせた湯でパスタを茹で、最後に塩を入れないお湯ですすぐという独自の方法で、「ペペロンチーノは塩ラーメンである」と教えてくれる。
美味しく作るポイント
- ニンニクは厚切りと薄切りで使い分け、香りと甘みの両方を楽しむ
- イタリアンパセリは茎も炒めて旨味を引き出す
- パスタは塩を効かせた湯でしっかり茹で、最後に塩の入っていない湯ですすぐことで、表面がツルッと仕上がる
- 奥田シェフは鍋を振らない。パスタ同士を擦らせないことで、ペペロンチーノ特有のツルッとした食感を守る
茹で論ペペロンチーノの材料

- バリラ1.6mm:100g
- ニンニク:2片
- カラブリア唐辛子:2本
- イタリアンパセリ:1束
- 2.7%の塩が入った茹でお湯:1リットル
- 塩を入れないお湯:1リットル
- EVオリーブオイル:お気に召すまま
麺はなんでもOK。ニンニクは最低2つ用意。ニンニクを効かしたい人は3つでもいい。唐辛子は1本でも3本でもお好みで。とにかく大事なのは塩の量。種類は伯方の塩でもなんでもいいので2.7%分を用意。1リットルの水なら27g。2リットルなら54g。

塩茹でしたお湯をすすぐための、塩を入れないお湯も用意する。
茹で論ペペロンチーノのレシピ
- ニンニクを厚切りと薄切りスライス
- イタリアンパセリを茎ごと刻む
- 2.7%の塩湯でパスタを茹でる
- 厚切りニンニクを炒める
- 色づいたら薄切りニンニクも入れる
- 焦げる前にどんどんニンニクを避ける
- 唐辛子、イタパセを入れる
- ペペロンチーノソースをボウルに移す
- 茹でたパスタをお湯でゆすぐ
- ボウルでパスタとソースを混ぜオイル
- お皿に盛ってニンニク、イタパセを飾る

ニンニクは厚切りジェイソンと薄〜くスライスの2種類に分けて味の特徴を変える。ムラの美学。イタリアンパセリの茎は捨てない。一緒に炒めることで旨みになる。

塩を多めすることで水分がパスタに浸透しにくくボサボサにならない。パスタの表面がツルッとプリッと噛みごたえのある麺に茹で上がる。

オリーブオイルの量は30ml。沸騰するまで強火、沸騰したら弱火にする。理由は、ニンニクにはアリシンという辛味があるが、ゆっくり火を入れることで甘味に変わる。

ニンニクが色づいてきたら薄くスライスしたニンニクも入れる。

色がついたニンニクからキッチンペーパーの上に避暑。

そして誰もいなくなったアガサ・クリスティのオリーブオイルに唐辛子を入れる。

すぐにイタリアンパセリの茎と葉(少し飾り用に残しておく)を入れてサッと炒める。悟空の瞬間移動のように本当に一瞬だけ。ここに美味しいオリーブオイルを加える。

火が入ったらボウルに瞬間移動。わざわざボウルに移すのは温度を90℃以上にしないため。

茹で上がったパスタを、塩の入っていないお湯ですすぐ。お湯でゆすぐのは1秒以下のサッとでいい。長く浸かると塩のキレがなくなる。サッと整える。

ボウルの中でオイルソースと混ぜる。奥田シェフはペペロンチーノでは鍋を振らない。鍋を振るとパスタとパスタが擦れる。トマトソースは、とろみが出たほうが美味しいが、ペペロンチーノはツルッとした食感がウリなので、鍋を振らない。やさしく混ぜる。

混ぜたら追いオリーブオイルをサッと。オイルの量はお好みで。オイリーが好きな人はたっぷり。

お皿に盛って残ったイタリアンパセリの葉を散らして完成。びっくりするくらいツルっ、プリっ、ポンっの麺なのでお楽しみに。ニンニクも甘くてバランスがいい。
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青唐辛子のペペロンチーノ

太麺を使う青唐辛子のペペロンチーノ。チーズやアンチョビなどの旨味が加わるので土台を大きく。
美味しく作るコツ
- 太麺を選ぶ:旨味の強いアンチョビやチーズに負けない力強さが出る
- アンチョビは残り3分で投入:火を通しすぎず、旨味を最大限に引き出す
- 青唐辛子は残り1分で加える:辛味が飛ばないように、直前に入れる
- チーズは火を止めてから混ぜる:熱すぎると固まるので、余熱がベスト
青唐辛子のペペロンチーノの材料

- マンチーニ2.2mm:100g
- 青唐辛子:2本
- ニンニク:2片
- アンチョビ:2フィレ
- グラナ・パダーノ:15g
- イタリアンパセリ:仕上げ
青唐辛子の本数はお好みでOK。鳥羽シェフは1本にした。イタリアンパセリは茎ごと刻む。柔らかいので捨てずに使うと香りと旨味が増す。
青唐辛子のペペロンチーノのレシピ
- パスタを茹ではじめる(長いから)
- ニンニク、青唐辛子をみじん切り
- イタリアンパセリを茎ごと刻む
- ニンニクをオイルで炒める
- 残り3分でアンチョビを入れる
- 残り1分でイタパセ、青唐辛子
- 1玉分の茹で汁を入れる
- 茹でたパスタ、チーズを混ぜる
- 皿に盛って追いチーズ

材料を切り刻む。イタリアンパセリの茎は柔らかないので茎は捨てない。一緒に刻む。最後に飾りつけるぶんだけ分けておく。

ニンニクだけオリーブオイルで熱する。最初は強火で、沸騰したら弱火で。

その間にチーズをたっぷり削っておく。

パスタの茹で時間が残り3分になったらアンチョビを入れて潰す。

パスタの茹で時間が残り1分になったらイタリアンパセリと青唐辛子を入れる。青唐辛子は熱が入ると辛味が取れてしまうので直前。そして50cc分の茹で汁を入れる。

茹でたパスタを入れて火力を上げて混ぜる。たっぷり茹で汁を吸ってもらう。

火を止めて削ったチーズを混ぜる。火が強いとチーズが固まってしまうので火を止めてから。

お皿に盛って追いチーズ、イタリアンパセリを散らして完成。太麺と青唐辛子、そしてアンチョビとチーズの旨味が合わさると、シンプルなのに奥深い一皿になる。辛さとコクのバランスを楽しみながら、ぜひ自分好みの「青唐辛子ペペロンチーノ」を作ってみてほしい。
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具材たっぷりプロ並みペペロンチーノのレシピ
チーズたっぷりローマ式ペペロンチーノ

イタリア・ローマでは「ペペロンチーノ」を出す飲食店はほとんどない。もともと家庭やまかないでサッと作る料理だからだ。代わりにローマの人々は、仕上げにたっぷりチーズを削ってかける。これが驚くほど美味しい。ローマ人にとってペペロンチーノは、日本人の卵かけご飯のような存在。醤油をかけるのと同じくらい自然に、当たり前にチーズを加える。
美味しく作るポイント
- ニンニクは色づけない:香りだけを生かす。白いままでホクホクに仕上げる
- チーズを大量に削る:粉ではなく塊を豪快に削る。ローマでは「旨いが正義」
ペペロンチーノ(ローマ式)の材料

- バリラの1.6mm:100g
- ニンニク:2〜3片
- カラブリア産の唐辛子:1〜2個
- イタリアンパセリ:適量
- チーズ:大量
チーズは多ければ多いほど正義なので、たっぷりご用意を。ニンニクや唐辛子の量はお好みで。ニンニクは軽く火を通すだけなので、ジャガイモのようにホクホクする。臭くないので、 こんなんナンボあってもいいですからね。
ペペロンチーノ(ローマ式)のレシピ
レシピの参考にしたのは、イタリアの飲食店で働くシェフ。日本でよく見るペペロンチーノとは、ひと味もふた味も違う。
- ニンニクはスライス(みじん切りでもOK)
- イタリアンパセリは茎ごと大雑把に刻む
- ニンニク、唐辛子、イタパセの茎を炒める
- 茹で汁を一杯加える
- 茹でたパスタを混ぜる
- 刻んだイタリアンパセリを混ぜる
- 皿に盛ってチーズを大量に削る

ローマのイタリアンパセリは茎が硬いので刻まないが、日本のイタパセは柔らかいので細かく刻む。

スライスしたニンニク、唐辛子、イタリアンパセリの茎をオリーブオイルで炒める。イタリア人はニンニク臭を嫌がるので、スライスが多い。最初は強火で炒める。

沸騰したら極弱火に落として、ニンニクの香りをじっくり出す。日本のペペロンチーノはニンニクをボディビルダー色にするが、ニンニクの香りが強くなるのをイタリア人は嫌がる。白いままでホクホクのジャガイモのような食感に仕上がる。

ニンニクの香りが出てきたら茹で汁を一杯分(50ccくらい)入れて火を止めて待つ。

茹でたパスタ、イタリアンパセリの葉を入れて火をつけて全体に絡ませる。

ここでポイント。ここで日本流の「追いオリーブオイル」はしない。ローマっ子はこってりよりも“アッサリ”が好み。

パスタを皿に盛ってイタリアンパセリの葉を散らす。

大量のチーズを削ってローマ式ペペロンチーノの完成。これでもかというくらい、たっぷりと。シンプルなのに、深い。そんなペペロンチーノ。ぜひ一度、自分のキッチンで試してみてほしい。
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タコのペペロンチーノ

シンプルなのに奥深い。誰でもオーソドックスに作れてしまう一皿。スラムダンクでいう「庶民シュート」のような存在。
美味しく作るコツ
- タコは大きめに切る:食感を楽しめるサイズにすると、存在感が引き立つ
- マリネで旨味を仕込む:塩・レモン汁・オリーブオイルで軽くマリネしてから加えることで、タコが柔らかく仕上がり、風味も豊かになる
- 仕上げのレモン汁は必須:火を止めてから加えると、爽やかな酸味が際立ち、全体がぐっと締まる
- オリーブオイルは惜しまずに:仕上げに回しかけることで香りとコクがアップする
タコのペペロンチーノの材料

- マンチーニ2.2mm:100g
- 茹でダコ:1パック(70gくらい)
- ニンニク:1片
- カラブリア唐辛子:2本
- ポッカレモン:小さじ3
- イタリアンパセリ:テキトー
- オリーブオイル:テキトー
太麺がおすすめ。タコの存在感が強いので、細麺だとバランスが崩れる。
タコのペペロンチーノのレシピ
- タコを大きめに切る
- ニンニク、イタパセをみじん切り
- タコに塩、レモン汁、オリーブオイルをマリネ
- ニンニク、唐辛子を強火で炒める
- 沸騰したら火を止めイタパセを入れる
- 茹でたパスタ、タコを入れて混ぜる
- お皿に盛って追いレモン、追いオリーブオイル

ニンニクとイタリアンパセリはみじん切り。いつもより気持ち細かくみじん切り。イタリアンパセリは茎も美味しいので捨てない。日本のイタパセは茎が柔らかく旨味になる。

大きめに切ったタコをボウルに入れて塩ひとつまみ、レモン汁を小さじ3、オリーブオイルを回しかけて混ぜる。これだけで、めちゃくちゃ美味しいマリネ完成。これで満足してはいけない。つまみ食いは1個だけ。

刻んだニンニク、唐辛子をオリーブオイルで炒める。強火で。

沸騰してシュワシュワになり、ニンニクに火が通ったら止める。

火を止めたら刻んだイタリアンパセリを入れる。

茹でたパスタを入れてタコのマリネも入れる。熱々が好きな人は火を入れてもOK。

お皿に盛ってレモン汁を少々、オリーブオイルを回しかける。夏は冷凍パスタにしても美味しい。ちなみに冷凍パスタのペペロンチーノを買ってきて作れば5分以内で作れて少しゴージャスな食卓になる。包丁いらず。洗い物はパスタ皿とボウルだけで済む。
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タコわさびのペペロンチーノもすすめ
巨大ベーコンのペペロンチーノ

基本のペペロンチーノに、焼いたベーコンをドンと3枚のせるだけ。まるで『ハウルの動く城』のベーコン目玉焼きの迫力。しかし口にした瞬間、桜木花道の脳天ダンク級の衝撃が待っている。これはパスタ専門店「あるでん亭」の味を、鳥羽周作シェフが再現したレシピ。
ベーコンのペペロンチーノの材料

- バリラ1.6mm:100g
- ニンニク:2片
- ブロックベーコン:100g
- カラブリア唐辛子:1本
- イタリアンパセリ:好きなだけ
- 藻塩:仕上げ(なくてOK)
ベーコンは本場イタリアではあまり使われないが、日本人だからこそ楽しめる。重要なのはイタリアンパセリ。クセの強いベーコンとペペロンチーノの間に入り、坂本龍馬のように仲裁役を果たす。飾りではない、必須の存在。
ベーコンのペペロンチーノのレシピ
- ベーコンを3つスライス
- イタパセをみじん切り
- ベーコンをカリカリに焼く
- 潰したニンニクを炒める
- ニンニクが色づいたら唐辛子
- イタパセの茎、茹で汁を入れる
- 茹でたパスタを混ぜる
- イタパセの葉、オリーブオイル
- 藻塩を足して味を整える
- 皿に盛ってベーコンを乗せる

ベーコンを厚めに3つスライスする。まあまあ楽しい。

ニンニクは潰すだけ。イタリアンパセリは茎と葉に分けて刻む。

ベーコンをオリーブオイルでカリカリに炒める。

もっとカリカリ梅でもよし。焼けたら一旦お休み。このとき焦げも余った油も残しておく。旨味なので絶対に捨てない。

ベーコンを焼いた油にオリーブオイルを足して潰したニンニクを炒める。最初は強火、シュワシュワしたら弱火でじっくり炒める。オリーブオイルは多めに。

ニンニクが色づいたらカラブリア唐辛子を入れる。

イタリアンパセリの茎、茹で汁をお玉一杯(50cc)を入れる。

茹でたパスタをよく混ぜる。

イタリアンパセリの葉を入れて、味見をして塩を足す。火を止めてオリーブオイルを回しかける。

厚切りベーコンの旨味と、ペペロンチーノのシンプルな味わいが一体化。仕上げにイタリアンパセリが香りを引き締め、見た目も華やかに。豪快で品のある一皿を、ぜひ堪能してほしい。
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ソーセージと玉ねぎのペペロンチーノ

鳥羽周作シェフが「お家で食べるパスタの最高峰」と自賛する一皿。具材も調味料もたっぷりで、まさに旨味の十二単。旨味の満塁ホームラン。最高クラスのペペロンチーノ、日本ハムの選手にもぜひ食べてもらいたい。
美味しく作るコツ
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シャウエッセンは斜め切り:断面が広がり、旨味がオイルに移りやすくなる
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玉ねぎの切り方で味が変わる:繊維に沿って切ればシャキシャキ感、逆らえば甘みが強く出る。好みに合わせて切り方を選ぶ
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バターでコクをプラス:最後に加えると味が一気にまろやかになり、キャッチーな旨さに仕上がる
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黒胡椒は惜しまない:仕上げにたっぷりかけると、全体のバランスが締まり、ソーセージの旨味がさらに引き立つ
ソーセージと玉ねぎのペペロンチーノの材料

- ディチェコ1.6mm:100g
- シャウエッセン:3〜5本
- ニンニク:2片
- カラブリア唐辛子:2本
- 無塩バター:10g
- イタリアンパセリ:テキトー
- 削りチーズ:5gくらい
- 黒胡椒:仕上げ
ニンニク2片は適量。刺激が強いほど美味しくなる。バターは有塩でもOK。麺はディチェコでもいいが、つるりとした食感のバリラもおすすめ。材料・調味料は全部そろえてほしい。すべてが必殺仕事人となり、最強のパーティーが完成する。
ソーセージと玉ねぎのペペロンチーノのレシピ
- 玉ねぎとシャウエッセンをスライス
- みじん切りしたニンニクを炒める
- シャウ、玉ねぎ、唐辛子、塩を入れる
- 茹で汁を70cc入れて茹でる
- 茹でたパスタ、バターを入れる
- 火を止めてイタパセを茎ごと入れる
- オリーブオイル、チーズを入れる
- 皿に盛って黒胡椒をヌートバー

シャウエッセンは斜め切り。玉ねぎは繊維に沿ってスライス。繊維に逆らって切ると甘みが出て、繊維に沿って切ると玉ねぎのシャキシャキ感が残る。

ニンニク、イタリアンパセリはみじん切り。イタパセは茎も柔らかくて美味しいので捨てない。

ニンニクをオリーブオイルで炒める。最初は強火、沸騰したら弱火に。じっくり香りを出す。

ニンニクの香りが漂ってきたら、ニンニクが色づく前に具材を入れる。火力は中火。

パスタが茹で上がる前に茹で汁を70ccくらい(レードル一杯半)入れる。

茹でたパスタとバターを入れる。鳥羽シェフ曰く、バターを入れることでキャッチーになる。

火を止めてイタリアンパセリを茎ごと入れて混ぜる。

削ったチーズ、オリーブオイルを回しかける。

お皿に盛って胡椒をたっぷり過ぎるほど削る。
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パスタは道具や調味料にこだわれれば激変する