
春から初夏にかけて旬を迎える空豆(そら豆)を使ったトマトパスタ。そら豆は、さやが空に向かって上向きにつくことが名前の由来で、ホクホクとした食感と特有の豊かな風味が楽しめる。塩茹でしただけでも美味しく、ビール泥棒としても知られる。
パスタとも相性が良く、カルボナーラやペペロンチーノなどの具材にもピッタリ。
今回は、ピッツァでもお馴染み、ナポリの郷土料理マリナーラにする。
パスタ作りに凝っていると噂のイチローに作ってもらいたい。変化球と思いきや、レーザービームのような真っ直ぐな美味しさ。
そら豆のマリナーラの材料

- リングイネ:100g
- ホールトマト缶:200g(1/2缶)
- ニンニク:2片
- オレガノ:小さじ1
- アンチョビ:1フィレ(無くてもOK)
- そら豆:適量
- 砂糖 小さじ1
パスタは何でもOK。ナポリではリングイネが一般的。マリナーラはナポリの郷土料理。トマト、ニンニク、オレガノを中心に作る、超シンプルなソース。オレガノがなければマリナーラではないけど、普通のトマトパスタにしても美味しい。スーパーにない場合は、普通のトマトパスタでも試してほしい。
このパスタの美味しさの秘密
● そら豆は「豆界のじゃがいも」
ホクホクしている。でも、ちゃんと青い。芋っぽい満足感があるのに、後味は春野菜。
だからトマトソースの酸味を優しく受け止めてくれる。しかも食感が楽しい。パスタだけだと単調になりがちなトマト系に、リズムが生まれる。
● オレガノが“ピッツァ屋の香り”を作る
マリナーラ最大の鍵。オレガノを入れた瞬間、急にイタリアになる。乾燥ハーブなのに、異常に存在感がある。トマトの甘みと酸味を引き締め、そら豆の青い香りとも相性抜群。
そら豆のマリナーラのレシピ
- ニンニクをみじん切り
- そら豆を2分茹でて薄皮をとる
- ニンニクアンチョビを炒める
- トマト缶、砂糖を加え強火で水分を飛ばす
- そら豆、オレガノを加える
- 茹でたパスタを絡める
- 皿に盛って、追いオレガノを振って完成

そら豆を2分ほど塩茹でし、薄皮を剥く。この作業、ちょっと面倒。でも剥いた瞬間のツヤが美しい。

翡翠みたい。コンロが2つ以上ある場合、この工程はニンニクを炒めているときや、トマト缶を煮詰めている間にやってもいい。

みじん切りしたニンニクとアンチョビを炒める。オリーブオイルをしっかり入れること。最初は強火で、油が沸騰したら弱火でじっくり。アンチョビを溶かしながら、ニンニクに香りを移す。ここで焦がすと全部が苦くなる。焦らない。

ニンニクがボディビルダー色になってきたら、トマト缶を投入。火力は強火。しっかり水分を飛ばして、トマト本来の味を取り戻す。ここをサボると、ただの“薄いトマト煮”になる。跳ねるので、蓋をしたほうがいい。キッチンが赤く染まる。
砂糖を小さじ2加えて、甘みを加える。トマトは水分を飛ばしただけでは酸味がなくならないので、そこまで酸っぱくないほうが良い場合は砂糖か炒めた玉ねぎを加えること。

トマト缶の水分が完全に飛びきったら、そら豆投入。オレガノもここで入れる。一気にナポリの香り。トマトの赤と、そら豆の緑。色味も最高。

茹でたリングイネを投入。ソースを吸わせるように混ぜる。リングイネの平打ち感が最高に合う。

水分が足りなければ茹で汁を足す。トマト缶の水煮と違い、茹で汁には旨味がたっぷりなので、加えても問題なし。仕上げに追いオレガノ。

皿に盛って完成。そら豆の食感、甘みがオレガノの効いたマリナーラソースとバッテリーを組んでくれる。イチローのレーザービームのような真っ直ぐな美味しさ。
| アネックス(ANEX) ピンセット 250mm | ||||
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パスタは道具や調味料にこだわれば美味しくなる、楽しくなる
最後までご覧いただき、あリガトーニ。