パスタの聖書

パスタのレシピ、文化を公開。家庭料理で唯一プロの味を超えられるのがパスタ。

スパゲッティ

永谷園のお茶漬けパスタ〜禁断合体、悪魔崇拝どころじゃない概念が死ぬ旨さ

巷では味の素をパスタに使うのは邪道だとか、コンソメを使うのは悪魔崇拝だとか不毛なイデオロギー闘争が行われている。そんな紛争に終止符を打つ調味料どころの騒ぎじゃないパスタ。旨ければ正義。調味料こだわり派の概念をぶっこわそう。やばたにえんのパ…

焦がしウインナーのペペロンチーノ〜「焼き」がすべてを決める、ジャンクなのに完成度が高すぎる一皿

ペペロンチーノはシンプルな料理。だからこそ、差が出る。 この一皿の主役はウインナー。ただ入れるだけではなく、しっかり“焦がす”。 それだけで、味は一段跳ねる。 このパスタが美味しくなる理由 ① ウインナーは“焼き”で旨味を引き出す 斜めに切った断面を…

納豆塩パスタ〜醤油を捨てて、塩で食べる。納豆の旨味を“そのまま引き出す”一皿

納豆パスタといえば醤油味。だがこの一皿は違う。 塩で食べる。 それだけで、納豆の輪郭が一気に立ち上がる。 ネギの辛味、にんにくの香り、そして卵黄のコク。シンプルなのに、驚くほどパスタとして完成している。 ワンパンで作れるリュウジさんのバズレシ…

シイタケの醤油ペペロンチーノ〜いつものペペロンに“だし”が生まれる椎茸革命

ペペロンチーノと最も相性がいいキノコが椎茸。 椎茸をペペロンチーノに入れると美味しくなるのは、旨味・香り・油との相性・食感が噛み合うから。 しめじや舞茸よりも、旨味の芯(グルタミン酸)が太く、にんにくオイルと香りがケンカしにくいので相性がい…

海苔の佃煮の納豆パスタ〜日本の朝ごはんが覚醒する、旨味三重構造の和風カルボナーラ

日本の朝ごはんが、絶品パスタになる。納豆、海苔、卵、大葉。食卓ではおなじみの顔ぶれだが、これをパスタにすると驚くほど理にかなっている。 納豆の発酵旨味。海苔のミネラル感。卵のコク。白だしの出汁。 それぞれの旨味が重なり、麺に絡むと一皿のソー…

豚肉とほうれん草のパスタ〜チーズと醤油、旨味の掛け算、和伊ハイブリッドパスタ

豚肉の脂の甘み。ほうれん草の青い香り。そこにチーズの熟成香と醤油のコクが重なる。この組み合わせが美味しくならない理由がない。 イタリアの台所と日本の食卓が、フライパンの上で静かに握手する。派手さはないが、食べ終えたあとに「また作ろう」と思わ…

松茸の味お吸いものパスタ〜ワンパンの向こう側、和風ペペロンチーノ

物心ついた頃からお世話になっている、永谷園「松茸の味お吸いもの」。これがペペロンチーノの出汁になる。 主張はしない。だが、確実にいる。 ニンニクと唐辛子の香り、ベーコンの脂、バターのコク。そこにそっと重なる和風出汁の輪郭が、このパスタを「た…

ボスカイオーラ(ワンパン)〜余りキノコで一番うまい答え、森の料理は、だいたい正しい

キノコが余ったとき、とりあえず炒める。それも悪くないけれど、パスタにしてしまうのが一番うまい。 にんにくと唐辛子、オリーブオイル。そこに、冷蔵庫に残ったキノコを放り込むだけ。フライパンひとつ、洗い物も最小限。 キノコのパスタは、イタリアでは…

ローマ風カレッティエラ(ワンパン)〜フライパンひとつでローマ食堂へ

ワンパンで簡単にローマの郷土パスタを再現。ローマで「カレッティエラ」を頼むと、ツナとポルチーニ茸のトマトパスタ(麺はうどんの太さのブカティーニ)が出てくる。 今回はポルチーニの代わりに、エリンギの歯ごたえとしめじの旨味をたっぷり。洗い物は最…

カプリチョーザのトマトとニンニクパスタ完全再現レシピ!

カルボナーラやペペロンチーノがコンビニやスーパーで買える今から遡ること30年前。90年代の家庭でパスタといえば「ミートソース」か「ナポリタン」の2択だった。初めてイタリアン(昔はイタメシと呼んでいた)を食べたのは社会人になってから。ポルチーニ茸…

カリオストロの城 パスタのレシピ!ルパンのミートボールスパゲッティ

パスタへの憧れの門を叩いたのは幼少に観た『ルパン三世 カリオストロの城』。物語の舞台となったカリオストロ公国のモデルは、北イタリアのサン・レーオ城やドイツのプファルツ城とされるが、そんな考察は後回し。今日語るべきは、あの伝説のパスタ。ルパン…

レモンのペペロンチーノ:一口で地中海へ、アマルフィの香りがする太陽のパスタ

イタリア・アマルフィ地方では、太陽をたっぷり浴びたレモンが名産。そのレモンを贅沢に使ったこのパスタは、すだち蕎麦のように“香りを食べる”一皿。 レモン、ニンニク・唐辛子の香りが重なり、最後に皮を削ればふわっと爽やかさが爆発する。重たくなく、軽…

ワンパン納豆カルボナーラ〜罪深き濃厚の暴力、想像の3倍うまい禁断コラボ

カルボナーラ好きも、納豆好きも、どちらも唸る一皿。意外な納豆×カルボナーラの組み合わせだが、実は相性が抜群にいい。 理由はシンプルで、納豆は、カルボナーラのコクと完全に同じ方向の旨味だから。納豆のグルタミン酸とチーズの旨味が合わさり、“濃厚の…

沖縄チャンプルーパスタ〜琉球生まれ、イタリア育ち!旨味が渋滞…白だし×ツナ×かつお節の和風パスタ

沖縄で年中食べるそうめん料理をパスタにアレンジ。ツナと白だしの旨味が絡む、爆速チャンプルースパゲティ。「チャンプルー」は沖縄の言葉で“混ぜ合わせる”。野菜とツナの旨味、白だしのまろやかさが絡むと、気づいたら皿が空っぽになる魔性の一皿が完成す…

塩昆布の和風ペペロンチーノ〜和の旨味が爆発するワンパンパスタ

塩昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸。この二つの旨味を組み合わせると、シンプルなペペロンチーノが一気に和の深みにハマる。 しかもワンパンで作れるので、調理も片付けも圧倒的に楽チン。ニンニクと唐辛子の刺激、昆布と鰹の旨味、バターのコクが重な…

日本酒のパスタ〜酔っ払いのスパゲティ、フライパンひとつで料亭の香り

フライパンひとつで完成する、忙しい日の味方。鶏の旨みと日本酒のふわっと立つ香りが絶妙に絡み合い、イタリアン居酒屋の一皿のような深みのある味わいに仕上がる和風パスタです。 日本酒のパスタ 日本酒のパスタの材料 日本酒のパスタのレシピ 酔っ払いの…

ツナ缶と青唐辛子のトマトパスタ〜鍋の中で自由が踊るジャズ・スパゲティ

ツナ缶、青唐辛子、黒オリーブなどクセ強のオンパレード。ジャズのような交響曲のようなセッションを奏でる。色は黄、赤、黒、緑。どんどん足し算しよう。パスタに限界はないことを教えてくれる。 ツナ缶と青唐辛子のトマトパスタの材料 ツナ缶と青唐辛子の…

ごま油にんにくパスタ〜シンプルなのに中毒性抜群!白だし×ラー油の無限パスタ

リュウジさんの素麺レシピをパスタにアレンジ。ごま油の風味とニンニクのキレ、白だしの旨味とラー油のパンチのある味わいで、寒い日にはもちろん、暑い日にも食欲をそそる逸品。香りで食わせる中華風パスタ。 ごま油にんにくパスタの材料 1.6mmのパスタ:10…

ぺぺたまの絶品レシピ!ペペロンチーノにふんわり卵を加えるだけで格上げパスタに

らるきいの「ぺぺたま」 「ぺぺたま」とはペペロンチーノに卵を絡ませたパスタ。イタリアンと和風パスタ、洋と和。マイケル・ダグラスと高倉健が共演した『ブラックレイン』のようなパスタ。簡単なのに美味しい。パスタの真髄を教えてくれる。 ぺぺたまの発…

豆乳とんこつ醤油スープパスタ〜罪深い濃厚さ、ラーメン級の満足感、いいとこ取り!

リュウジさんの冷やし素麺レシピを、あったかい豆乳スープパスタにアレンジ。トンコツラーメンの旨みに坦々麺の要素を加えた。豆乳、すりごまのまろやかさが加わり、コクのある味わいになる。フライパン要らず、技術なし。誰でも楽勝で優勝する。 豆乳とんこ…

明太子豆乳スープパスタ〜お店超えの和風イタリアンの革命

リュウジさんの素麺レシピをパスタに応用。先に言うと、パスタのほうが100倍おいしい。お店にも負けないレベル。和の旨味が効いた、つるりと軽やかな明太クリームのスープパスタ。 明太子豆乳スープパスタの材料 具材 リングイネ:100g 明太子:90g にんにく…

明太子パスタの絶品レシピ!クリーミーで濃厚な味わいを自宅で再現する方法

和風パスタの王様、明太子。パスタの旨味が「キレの芸術」。ペペロンチーノ、アラビアータ。どれも斬れ味によってインパクトが決まる。明太子パスタは、さながら日本刀。キレを研げば研ぐほど、存在感が大きくなる。 辛子明太子の文化と歴史 「たらこ」と「…

ナスと塩昆布のパスタ〜ナス嫌いをも虜にする!塩昆布×バターで極上ピューレ

茄子をピューレにする画期的なパスタ。ナスが苦手な人もチャレンジしてほしい。栄養満点、甘みたっぷり。 ナスと塩昆布のパスタの材料 ナスと塩昆布のパスタのレシピ ナスと塩昆布のパスタの材料 バリラ1.6mm:100g 茄子:1本 塩昆布:10g 無塩バター:10g …

ナスの貧乏人パスタ〜進化する夏野菜、ナス×アンチョビで覚醒!

イタリア人に日本の羨ましいところを訊くと「コンビニの充実」を挙げる人が多いが、逆にイタリアの羨ましいところは安旨パスタの宝石箱であること。ナスとニンニクとアンチョビだけで美味いにも程がある貧乏人のパスタができる。 チーズと生姜を加えたナスの…

ナスと豚こま肉の麺つゆ和風パスタ〜炒めるだけで店レベル!箸が止まらん“和の暴力”パスタ

リュウジさんの素麺レシピをパスタに応用した和風パスタ。豚肉の旨味とナスのとろける甘さによって、奥行きのある美味しさが広がる。唐辛子のキレと胡麻油のコクで、濃厚な具材の旨味が口の中で一体になる。失礼を承知で、飲食店のパスタより美味しい。 ナス…

醤油のペペロンチーノ〜和の旨味が炸裂、普通のペペロンチーノに戻れなくなる禁断のレシピ

ペペロンチーノは“塩の代わりに醤油で味を決める”くらいの感覚でも十分美味しくなる。イタリアンの軽やかさと和の香ばしさが同居する。ペペロンチーノはニンニクと唐辛子、オリーブオイルがベースで、シンプルだからこそ“旨味や香りの追加”がよく映える。そ…

韓国ロゼパスタ〜息もできない美味しさ

韓国ロゼパスタとは、韓国でブームになったパスタ料理。「ロゼ」は「薔薇」を意味し、ホワイトソース(牛乳や生クリーム)とコチュジャンを混ぜることで薔薇のような美しいピンク色になることから、この名前が付けられた。 辛さとクリーミーさが絶妙に組み合…

トラパネーゼ〜アーモンドとトマトの魔法、シチリアの風が吹く地中海の赤いペスト

ジェノベーゼはすでに日本で広く知られているが、トラパネーゼはほとんど目にする機会がない。レストランのメニューにも、レトルト食品にも出会ったことがない人が大半。しかし、実際にはどちらも「材料をミキサーにかけるだけ」で作れるシンプルなソース。“…

裁判所のパスタ〜カラブリア物語のスパゲティ

イタリア人のユニークが爆発したパスタを紹介。その名も「裁判所のパスタ」世界最高の唐辛子で有名なカラブリアのレストランの賄い料理。簡単、誰でも作れる。オーソドックスな作り方とワンパン(リゾッタータ)の2種類を紹介する。美味しいかどうか、裁判官…

真夏に食べたい南イタリアのトマトパスタ「クルダイオーラ」

真夏にぴったりのトマトパスタ。南イタリア・プーリア州(暗殺者のパスタで有名)の郷土パスタで、現地の人が海に出かけるときにお弁当に持っていく定番の一皿。シンプルながらイタリア料理の真髄が詰まっている。 「クルダイオーラ(crudaiola)」はイタリ…