「バルサミコ酢を使った料理」なんていうと、それだけでオシャレに聞こえる。速水もこみち師匠が料理番組で紹介したときは「なんてカッコいいんだ!」と憧れた。そして鶏ムネ肉にかけたら、まあ美味しかった。そんな思い入れの強いバルサミコ酢を使ったクリームパスタを紹介。濃厚民族に向いたパスタ。
バルサミコ酢とは
バルサミコ酢とは葡萄果汁とワインビネガーを低温で煮詰めて作った「果実酢」の調味料。バルサミコ(Balsamico)はイタリア語で「芳醇な」「香り高い」などの意味がある。ステーキやローストビーフなどの牛肉、鶏肉や魚、サラダなどに合う。厳密に言えばバルサミコ酢は最低12年の熟成したものだけであり、パスタの聖書でも愛用しているイタリア・モデナのサンテラモの5年熟成は熟成が足りず本物とは言えない。
今回のブログで紹介する安い日本製のバルサミコ酢はワインビネガーを使っていないので「バルサミコ酢」ではない。厳密に言えば「バルサミコ酢風の調味料」なのだが、本物は高いし美味しいので、なりふり構わず愛用している。
本物にこだわりたい方はイタリアのモデナの12年以上熟成しているものを買おう。
パスタとの相性
バルサミコ酢はブドウ果汁から作る調味料なので、いわばワインの親戚。美味しい酸味がプラスされパスタとの相性もよく、近年では保守的なイタリア人もパスタの調味料として活用している。バルサミコ酢を入れたアマトリチャーナは絶品なので、ぜひ試してほしい。
バルサミコ酢のクリームパスタの材料
- 1.6mmのパスタ:100g
- バルサミコ酢:50ml
- ベーコン:50g(なくてOK)
- 玉ねぎ:1/4個(なくてOK)
- 生クリーム:100ml
- パルミジャーノ・レッジャーノ:30g
- 黒胡椒:たっぷり(10カリカリ以上)
- 卵黄:1個(なくてOK)
冷蔵庫の余り物で作ったが必須はバルサミコ酢と生クリームだけ。あとは無くてOK。麺はツルツルいけるテフロンタイプか、もしくは濃厚なソースを受け止める2.0mm以上の太麺がおすすめ。玉ねぎの代わりにニンニクをみじん切りしてもいい。
バルサミコ酢のクリームパスタのレシピ
- 玉ねぎをスライス、ベーコン短冊きり
- 玉ねぎとベーコンをオイルで炒める
- バルサミコ酢を入れ胡椒をヌートバー
- 生クリーム、茹でたパスタを入れる
- 火を止めてパルミジャーノを削る
- お皿に盛って生クリームを回しかける
- 卵黄を登頂させて完成
玉ねぎとベーコンをスライス。形はお好みで。
オリーブオイルで炒める。
その間にチーズを削って、卵黄を用意しておくと手際がいい。余った卵白は白だしを小さじ1入れて飲むと超美味しい。
ベーコンと玉ねぎがしっかり焼けてきたらバルサミコ酢を50ml入れ、胡椒をたっぷり削る。
バルサミコ酢を煮たら生クリームを入れる。
あまり強く煮詰めすぎず、茹でた麺を加えrて混ぜる。
火を止めて削ったチーズを入れる。
皿に盛って少し残った生クリームを回しかけ、卵黄を登頂させて完成。
バルサミコ酢のクリームパスタの食材・道具