パスタの聖書にリクエスト頂いた。
カプリチョーザのカルボナーラのレシピが知りたいです!!
ありがとうございます。看板メニューである「トマトとニンニクのパスタ」と違い、カプリチョーザのカルボナーラはレシピが公開されていない。実際に食べたときの味や食感を頼りに、再現に挑戦。結果、かなり店の味に近く、むしろ店より美味しいカルボナーラになった。自信作である。
カプリチョーザのカルボナーラ(新宿店)
調査に向かったのは新宿の都庁前にあるワシントンホテル店。「トマトとニンニクのパスタ」に続き、人生2回目のカプリチョーザ。
クリームたっぷり、コショウ控えめ、チーズや卵の風味よりクリーム推し。最初、牛乳で作ってるのかとも思ったが、かなり重たいので生クリーム。ベーコンは甘味が強く、カリカリではなくジューシー。
カルボナーラには様々なタイプがあるが、アッラ・パンナ(クリームパスタ)とカチョ・エ・ペペの中間パスタ。「濃厚」ではなく「重薄」。あっさりの薄味だがクリームがいい意味で力強く重たい。個性がある。
以前、作った「濃厚生クリームのカルボナーラ」に近いが、白胡椒とハーフベーコンで作ったので、ブロックベーコンと黒胡椒に変えて作ってみる。
カプリチョーザのカルボナーラの材料
- 1.6mmのバリラ:100g
- 生クリーム:100ml
- 卵黄:2個
- グラナ・パダーノ:20g
- ベーコン:60g
- 黒胡椒:たっぷり
- 味の素:10振り(無くてもOK)
- バター:15g
カプリチョーザのカルボナーラは、ツルツルとした細麺が特徴。市販のパスタではバリラの1.6mmが近い食感に仕上がる。
ベーコンはバターで炒めていると思うが、サラダ油やオリーブオイルでOK。実際の店ではベーコンの量はもう少し少なめだが、脂の旨味が多いほど美味しいので60gにした。
味の素は使っていないかもしれないが、「トマトとニンニクのパスタ」は、かなりの量を使っていたので、カルボナーラにも使用。なくてもOK。
主役の生クリームには、タカナシの35%乳脂肪を使用。ただし、お店ではさらに濃厚な42%や45%のものを使っている可能性もあり。コクのある重めの味わいが好みの方は、脂肪分の高い生クリームを選んでみてください。
カプリチョーザのカルボナーラの再現レシピ
- ベーコンをバターで炒める
- 卵黄、チーズ、味の素を生クリームをボウルで混ぜる
- ベーコンを避け、茹でたパスタを絡める
- 卵液を加えてクリーミーになるまで混ぜる
- お皿に盛ってベーコンを戻し黒胡椒を削る
ベーコンをバターで炒める。強火にするとカリカリになるので、弱火でじっくり炒める。
ボウルにチーズ20gを削り、卵黄2個、味の素10振り、生クリーム100mlを入れて混ぜる。
お店より美味しくなる最大の理由がチーズ。カプリチョーザはチェーン店なので、たぶん粉チーズを使っているか、何日も前から削った作り置き。どうしても風味が飛んでしまう。削りたてのチーズの風味は最強なので、できれば削りチーズを使ってほしい。
ベーコンに火が通ったら脱出させる。このとき、ベーコンの脂はフライパンに残す。脂が美味しい出汁になるので。
茹でたパスタを油に絡ませ、卵液を入れて極弱火で1分くらい混ぜる。火力が強いと固まってしまうので注意。
お皿に盛ってベーコンを戻し、黒胡椒をヌートバーして完成。最後まで食べても重たくならない絶品カルボナーラになる。
|
名物トマトとニンニクのパスタ再現レシピ
最強カルボナーラのレシピ集
最後までご覧いただき、あリガトーニ。