バズレシピのカリスマ、リュウジさんが考案した 「手軽で激ウマなパスタレシピ」 を厳選して紹介。至高のパスタ、思考を超えるパスタ、虚無パスタなどバラエティ豊か。
リュウジさんといえば、料理をしたことがない不器用な男でも「簡単なのに驚くほど美味しいパスタ」が作れる。手に入りやすい材料で、本格イタリアン顔負けのパスタたち。フライパンを手にとってリュウジ流のパスタ沼にハマってほしい。
- リュウジ流ペペロンチーノ(出汁ロンチーノ)
- ワンパン貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)
- 納豆パスタ(ワンパン)
- 至高のカルボナーラ
- 虚無ボナーラ
- ナポリタン(喫茶店の味)
- ナポリタン(虚無リタン)
- 卵かけパスタ(TKP)
- 暗殺者のパスタ
- 塩ボロネーゼ
- 虚無トマトクリームパスタ(ワンパン)
- 冷やし貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)
- その他のリュウジさんバズレシピのパスタ
リュウジ流ペペロンチーノ(出汁ロンチーノ)
イタリアンパセリを使わないワンパンのペペロンチーノ。フライパンの中で茹でるリゾッタータ。コンソメを入れて出汁の旨味を利かせる日本風。それでも味は一級品。イタリアの作り方より美味しい。あゝ日本人。あまりの美味しさに戦慄せしめよ。
出汁ロンチーノの材料・食材
- Barilla(バリッラ)の1.4mm:100g
- ニンニク:2片
- カラブリア産の唐辛子:2本
- 水:350cc
- コンソメ:小さじ1
- 塩:2つまみ
このペペロンチーノ、美味しすぎて1週間、食べ続けたことがある。それでも食べ飽きないからニンニク・マッドネス万歳。唐辛子は2本がおすすめだけど、辛いものが苦手な方は1本に減らしてOK。イタリアンパセリが欲しい人は最後に入れてOK。
出汁ロンチーノのレシピ・作り方
- ニンニクはみじん切り
- ニンニクをオリーブオイルで炒める
- ニンニクの色が変わったら唐辛子(ベーコンがあれば一緒に)
- 水を入れ強火にし、コンソメと塩を入れる
- 沸騰したら中火にしてフライパンにパスタを入れる
- パスタが沈没したら強火に戻す
- 水分がなくなってきたらオリーブオイルを回しかける
- お皿に盛ってイタリアンパセリを入れる
リュウジさんはレシピが2パターンあり、上の動画はニンニクをみじん切りにするけど、すりおろしがおすすめ。フライパン1つで煮込むリゾッタータはニンニクの風味が魔女の宅急便のように飛んでいってしまうので、最もガーリックが引き立つ、すり下ろしにしましょう。
ニンニクは擦りおろす。部屋中、ニンニクの匂いで満たされるが、ニンニク・マッドネスにとってはドルガバの香水より芳しい。
最初は強火で。シュワシュワに沸騰してきたら極弱火に下げる。
ニンニクがボディビルダー色になってきたら唐辛子を投入。最初から入れてもいいが、辛さが飛ぶのでキレが弱くなる。
唐辛子を入れたら、すぐに水350ccとコンソメ小さじ1、塩2摘みを入れて沸かす。
お湯が沸騰したらパスタを潜水。表示時間は5分だけど、プラス2分くらい茹でてもOK。リゾッタータは細かいことを気にしない。
これくらいシャバシャバになったらOK。
お皿に盛って、オリーブオイルを回しかける。
具材が欲しい場合はベーコンがおすすめ
もう一つは、ニンニクと一緒にベーコンも炒めること。パスタは副食材が無いほうが好ましいが、ベーコンは最高のハッピーパートナー。焼こうが煮ろうがベーコンはベーコン。そこにベーコンがある限り。
やり方は同じ。ニンニクを炒める前にベーコンを先に炒める。あとは同じ。コンソメを使うことに邪道論を振りかざす人もいるが、美味いものに理屈は要らない。強靭にして柔和な真理をリュウジさんのペペロンチーノは教えてくれる。
その他リュウジさんのペペロンチーノ特集
基本のペペロンチーノ
ワンパン貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)
リュウジさんよろしく、コンソメを使う邪道のポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)。けど、これが美味しい。パスタには本場も邪道もない。美味しければ正義。正道会館。初めてポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)を作る方は、まずはこのやり方で。
貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)の材料
- Barilla(バリッラ)の1.4mm:100g
- 青森県産のニンニク:2〜3片
- カラブリア産の唐辛子:1個
- 顆粒コンソメ:小さじ1
- 生卵:2個
- パルミジャーノ・レッジャーノ:テキトー
- 水:330cc
パスタは細麺がおすすめ。1.4mmのフェデリーニ。ポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)はオイルパスタの一味なので、表面がツルツルしたテフロン加工の麺がいい。ここにパルミジャーノ・レッジャーノの援軍が加わる。最後にチーズの粉雪をレミオロメン顔負けに降らせよう。ポイントは愛しの卵。1つは目玉焼き、もう1つはスクランブルエッグにしてソースにする。卵のポテンシャルを最大限に引き出す。コンソメも使う。旨味のショートカット。マリカーでも羽とかキノコとかショートカットに使うっしょ?あれと同じ。使えるものは利用する。それがパスタ道。
貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)のレシピ
- 目玉焼き2個を作る
- にんにくと唐辛子をオリーブ油で炒める
- 水330ccにコンソメ小さじ1を入れて沸かす
- パスタ100gを入れ中火で5分煮る
- オリーブオイル、チーズをかける
- 目玉焼き一個入れ混ぜる
- 皿に盛って目玉焼きを乗せる
- チーズを削って大雪を降らす
コンソメを入れることに嫌悪感を覚えるシェフもいるだろうが、美味ければ官軍。男は黙ってコンソメパンチ。
チーズは粉ではなく、ポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)を作るときに削ろう。風味がタイタニック号とイージス艦くらい違う。
目玉焼きを2個焼く。オリーブオイルを引いて強火で熱し、湯気が出てきたら極弱火(最弱)にシフトチェンジ。そこに目玉焼きを2個入れたら、すぐに蓋をして2分だけ加熱。すると写真のようにトゥルットゥルーの中川翔子の目玉焼きができる。片方は出汁にするので形の良いほうだけを残しておく。ポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)は北斗神拳と同じく一子相伝。生き残れるのは1つだけ。
ニンニクをみじん切りにして唐辛子と一緒にフライパンで炒める。最初は強火でオリーブオイルがフツフツと温泉になってきたら弱火でじっくり炒める。火が強いとニンニクの香りがオリーブオイルに移らず焦げてしまうのでNG。じっくり待つことが美味しいポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)への方程式。
弱火で熱しつつ、ニンニクがボディビルダー色になれば火を止める。焼きムラはできるので、半分くらいボディビルダーがいればOK。あとは色白のガリ勉でもOK。ポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)はムラの美学。
水330ccとコンソメを小さじ1入れる。このとき横着して水を入れすぎない。水はきっちり330cc測るか、面倒くさかったら少なめにして後で足す。多すぎると麺がフニャってしまい大惨事になる。ポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)は軟弱ではいけない。
お湯が沸騰したらパスタを投入。フライパンの中でパスタを茹でるリゾッタータ。面倒くさかったら半分にボキッと折ってOK。火は強火のままでOK。表示時間より早く水分がなくなってきたら水を足す。少々、表示時間をオーバーしても大丈夫。WBCの延長タイブレークみたいなもん。余裕を見せよう。
水分がなくなってきたら、オリーブオイル大さじ1、チーズを入れてよーく混ぜる。鍋を振るのが楽しい。ポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)の登頂ポイント。
オリーブオイルとチーズを混ぜたら目玉焼きの不恰好なほうを投入。美味しい出汁にして成仏させてあげる。ポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)は美にうるさい。
皿に盛って目玉焼きを乗せる。チーズを切らしていたらオリーブオイルをかけて食べてもOK。半分、青いポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)もまた美味しからずや。
フィニッシュホールドにチーズの大雪を降らせる。オカダカズチカのレインメーカー。
ニンニクのパンチ、コンソメの出汁、目玉焼きの旨味が交互にデンプシーロールし、金持ち具材をアッパーカットする。レストランで見かけないのが不思議だ。
リュウジさんのポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)は登山やキャンプでも作れるので、ぜひお試しを。ポイントめちゃアゲアゲです♪
↓貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)の食材・道具↓
納豆パスタ(ワンパン)
納豆パスタに開眼するようになったのが、リュウジさんのバズレシピ。初めて作ったときから美味しさが衝撃で、人生で一番つくっているパスタ。
納豆パスタの材料・食材
- Barilla(バリッラ)の1.4mm:100g
- 納豆:1〜2パック(小粒)
- 醤油:小さじ2
- 味の素:4振り
- 塩:1つまみ
- バター(有塩):8〜10g
材料はリュウジさんのバズレシピ。フランパンで茹でる「リゾッタータ」と呼ばれる調理法。フライパンでお湯を沸かし、醤油と味の素を加えてパスタを茹でる。正直、バリラのパスタであれば、具なしでも美味いパスタが出来上がる。秘密は邪道・大仁田厚こと味の素。リュウジさんは「化学調味料」とは呼ばず、「うま味調味料」と表現する。化学調味料うんぬん抜かすシェフは、これより美味しいレシピを紹介してみろ。つまらない雑音は、電流爆破で吹っ飛ばせばいい。パスタを茹でたらバターを投入し、なめらかさとコクをプラス。あとは上から納豆を乗せるだけ。なんという簡単さ、これで他のパスタをも凌駕してしまうのだから神様は罪深い。
納豆パスタの作り方・レシピ
- フライパンで水320ccを沸かす
- 醤油小さじ2、味の素4振り、塩1つまみ
- 1.4mmのパスタ100g入れ中火で5分煮る
- 煮汁を飛ばしバター10gを絡める
- 納豆1パックに付属タレとからしを混ぜる
水320ccに醤油小さじ2、味の素4振り、塩1つまみを入れて沸かす
お湯が沸いたらパスタを入れる。半分に折って入れてもOK。茹で時間通りに茹でても、汁が余っていたら無くなるまで茹でる。時間オーバーしても大丈夫。WBCの延長タイブレークと同じ。
パスタがお湯を吸ったらバターを降臨。弱火にしてよく混ぜる。美味しいバターを降臨させる。リュウジさんは仕上げに小ネギと刻み海苔、味変で黒胡椒を加えるが、これはお好みで。パスタと納豆のマリアージュを楽しみたければ、余計な具は入れない。
リュウジさんはママーのパスタで作るが、バリラを勧める。太さは1.6mmなどなんでも良いが、パスタの味はこだわったほうがいい。
特にリゾッタータの調理法はモロにパスタ(小麦)の味が出るので、イケ麺パスタを使ったほうが感動が増す。騙されたと思って、バリ・バリ・バリラを使って欲しい。バリバリ伝説が完成するから。
↓納豆パスタの食材↓
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至高のカルボナーラ
料理研究家リュウジさんを一躍有名にした伝説のカルボナーラ。当時のリュウジさんが世界一おいしいと豪語した理由がわかるレシピ。
至高のカルボナーラの材料
- 1.9mmのパスタ:100g
- にんにく:1片
- ブロックベーコン:40g
- カラブリア唐辛子:1本
- 黒胡椒:15粒
- 粉チーズ:30g
- オリーブオイル:大さじ1
- 全卵(Lサイズ):1個
最大のポイントはペペロンチーノの材料を揃えること。ニンニク、唐辛子を欠かさない。ニンニクは多めでOK。リュウジさんが流石なのは、卵黄ではなく全卵にしていること。ペペロンチーノの味が強いので、全卵にすることでマイルドになる。卵はLサイズがなければ、Mサイズの卵を全卵1個+卵黄で。
次のポイントがパスタの太さ。味付けが強いので太麺推奨。1.9mmがなければ、1.7mm以上あればいい。黒胡椒は多すぎるくらいでOK。
至高のカルボナーラのレシピ
- 黒胡椒を包丁で砕いておく
- ニンニクをみじん切り、ベーコン細切り
- オイルで炒めて唐辛子を入れる
- 茹で汁を一杯入れ、茹でたパスタを絡める
- 溶いた卵、チーズをよく混ぜる
- お皿に盛って黒胡椒をまぶす
リュウジさんが見事なのは、ホールの黒胡椒を砕くこと。これでペッパーの風味が爆上がりして、本格的なカルボナーラに近づく。
みじん切りしたニンニク、細切りベーコンを炒めて、唐辛子を加える。オリーブオイルが沸騰するまでは強火で、沸騰したら弱火〜中火にして、じっくり炒める。
至高のカルボナーラのレシピが素晴らしいのは、ペペロンチーノをベースにしていること。カルボナーラは本来、豚肉(グアンチャーレかパンチェッタ)の脂を出汁にする豚骨ラーメン。ただし、日本では手に入りにくいので、ペペロンチーノを代わりにすることで、粉チーズの臭みを感じさせず、旨味をプラスできる。
ベーコンとニンニクを炒めている間に、全卵と粉チーズを混ぜる。ここがポイント。めちゃくちゃ、しっかり混ぜること。しつこいくらいでOK。
家庭のカルボナーラが失敗する一番の理由が粉チーズ。熱を入れると固まりやすい。中途半端に混ぜると、ボソボソのカルボナーラになってしまうので、しっかり混ぜること。シェフROPIAさんの検証動画を参考に。
パスタが茹で上がる直前になったら、茹で汁をレードル一杯(50cc)入れる。ここも重要なポイント。茹で汁を入れることで出汁の旨味が加わり、なおかつ卵液が固まりにくい。ちょっと多めの茹で汁でOK。
パスタが茹で上がったら、火を止める。そして、ペペロンチーノとベーコンの旨味が入った出汁とよく混ぜよう。混ぜることでパスタの温度が下がるので、卵液が固まりにくく、クリーミーになる。
パスタをしっかり絡ませたら、卵液を入れて、しっかり混ぜる。もし、チーズが固まってしまったら茹で汁を少し足す。
お皿に盛って砕いた黒胡椒を散らして完成。ペペロンチーノの旨味がフュージョンされた至高のカルボナーラの完成。
虚無ボナーラ
カルボナーラは手間がかかり、こだわるほど沼にハマる。しかし、時間がないけどチャチャっとカルボナーラを作りたいときに実はめちゃくちゃ簡単に作れてしまう。リュウジさんの虚無パスタ、名付けて虚無ボナーラ。
虚無ボナーラの材料・食材
- パスタ(なんでもOK):100g
- ピザチーズ:40g
- 卵黄:1個
- コンソメ:小さじ1/2
- コショウ:適当
1皿98円。騙されたと思って試してみて欲しい。パスタ鍋はいらず、ボウルとフライパンだけでOK。フライパンの中で茹でるリゾッタータ。
虚無ボナーラのレシピ・作り方
- 卵、ピザチーズ、黒胡椒をボウルで混ぜる
- フライパンに水350ccを沸かしコンソメ小さじ1/2、塩でパスタを茹でる
- ボウルの材料を入れて終わり
- 最後に黒胡椒をかける
まじでコレだけ。超簡単カルボナーラ。なのに下手にこねくり回したカルボナーラより美味い。パスタの七不思議、ストレンジャー・ザン・パラダイス。スモークチーズを使うリュウジさんのワンパン・カルボナーラも美味しいので、両方とも試してほしい。
ナポリタン(喫茶店の味)
いや、ちゃうねん。イタリアに寄せんといて欲しいねん。シンプルなケチャップのナポリタンが食べたいねん。そんな方にはリュウジさんの王道のレシピを再現。かつて介護施設のキッチンで働いていたとき、おじいちゃん、おばあちゃんから一番人気だったメニューがこのナポリタン。ポイントは具材を炒める順番とタイミング。
ナポリタン(喫茶店)の材料
- ヴォイエロの1.9mm:100g
- マッシュルーム:2個
- ウインナー:3本
- 玉ねぎ:1/4個
- ピーマン:1個
- ケチャップ:大さじ4
- カルピス社のバター:10g
- チーズ:お気に召すまま
材料は銀座のトラットリアと同じ。ナポリタンの王道まっしぐら。あえて少なめにしているが、分量はもっと増やしてもいい。マッシュルームは他のキノコでもいい。グアニル酸という旨味成分がナポリタンと合うので基本はマッシュルーム。
ナポリタン(喫茶店)の作り方
- ウインナーを炒める
- 玉ねぎを軽く炒める
- パスタを茹ではじめる
- ケチャップを煮詰めていく
- マッシュルームを入れる
- ピーマンを入れる
- バターを入れる
- 茹でたパスタを入れる
- 皿に盛ってチーズをかける
食材カット。ウインナーは細めに斜め切り。どの食材も肉厚にせず、薄めにきる。
オリーブオイルを引いてウインナーを炒める。しっかり焦げ目をつけて旨味を引き出す。手際の良い方はこの時点でパスタを茹ではじめる。
玉ねぎはしんなりする程度でOK。あまり焦がさない。
ケチャップ大さじ4を弱火で煮詰める。火を強めると跳ねるので注意。この辺でパスタを茹で始めてもOK。
すぐにマッシュルームを入れる。全体にケチャップを絡ませていく。ある程度、煮詰めたら火を止めてパスタが茹で上がるのを待つ。
パスタが茹で上がる直前でピーマンを入れる。ここ重要。ピーマンのシャキシャキを残す。あまり火を入れすぎない。
同時にバターも入れる。
茹で上がったパスタを入れる。よく混ぜる。
お皿に盛ってチーズを削れば完成🎶
ナポリタン(虚無リタン)
もういっちょナポリタン。神レシピ。あれほど面倒くさいナポリタンが誰でも身震いするほど簡単に作れる。しかも美味すぎ。リュウジさんの凄さは嫌と言うほど自覚していたつもりが、まだまだポテンシャルを持っていた。本当すごい。
ナポリタン(虚無リタン)の材料
- ガロファロ1.5mm:100g
- 全卵:1個
- ケチャップ:大さじ3
- グラノパダーノ:お好みのチーズでOK
ガチでこれだけ。パスタの太さは何でもOK。細麺で試したけど、おすすめは太麺。チーズは市販の粉チーズでも良いが、できれば最初に口に触れる味なので良いものを。
ナポリタン(虚無リタン)のレシピ
- パスタを茹ではじめる
- 目玉焼きを作る
- そのフライパンに油をひく
- ケチャップを入れて炒める
- 水分が完全に飛んだらパスタ投入
- 茹で汁を加えて調整する
まずはトゥルットゥルの目玉焼きを作ってフライパンの準備運動。目玉焼きを取り出したあとにケチャップを炒める。
ケチャップをジュクジュク炒める。ピーマンとかベーコンとか具を入れてもOK。ケチャップの水分が完全に飛ぶまで炒める。長州力なみに飛ばす。
水分が全力で飛んだら色が濃くなるのでパスタを入れる。
よく混ぜたら皿に盛ってチーズをかけて完成。
↓↓ナポリタン(虚無リタン)の食材↓↓
卵かけパスタ(TKP)
料理研究家リュウジさんの発想はシンプルにして奇想。究極。いずれノーベル料理賞を受賞してもいいのではないか。手間や材料をかけて料理を考えるのも大変だが、同じくらい誰でも簡単に作れるレシピを考えるのは難しい。出汁を尊ぶ日本人の味覚をリスペクトし、和風カルボナーラと呼ぶにふさわしいパスタが誕生した。
卵かけパスタ(リュウジ)の材料
- バリラ1.4mm:100g
- 醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 味の素:5振り
- かつお節:2g
- 全卵:1個
- カルピス社のバター:10g
- 砂糖:ひとつまみ
卵かけパスタで最も大事なのはスパゲッティの種類。好みはあると思うが、生卵のトゥルトゥルを活かすにはバリラ一択。太さは1.6mmなどお好みで。次に大事なのがバター。麺をコーティングするのでパスタを口に入れた瞬間、最初にバターの味と濃厚接触する。普通のバターでも十分に美味しいが、カルピス社のホワイトバターを使うことでより濃厚に、カラダにピースが実感できる。仕上げのオリーブオイルに理解があるひとなら、バターの大切さも共鳴してもらえるだろう。
卵かけパスタ(リュウジ)のレシピ
卵かけパスタの調理法はリゾッタータ(フライパンで煮る)。リュウジさんは何度か塩を足していたが、カルピス社のバターがあれば塩は不要だった。塩の量に関しては完全感覚DreamerでOKです。
- フライパンに水320ccを入れて沸かす
- 醤油、みりん、味の素、鰹節、砂糖を入れる
- 沸いたらパスタ入れて茹でる
- 水分が飛んだらバターを入れて混ぜる
- 溶き卵を入れて弱火で半熟にする
- お皿に持ってお好みで七味唐辛子を
フライパンに水320ccを入れて沸かし、醤油、みりん、味の素、鰹節、砂糖を入れる。
沸いたらパスタ入れて強火で煮る。
水分が飛んだらバターを入れて混ぜる。
溶き卵を入れて弱火で半熟にする。
できれば、もっと水分が飛ぶくらいが理想。
お皿に盛って完成。信じられない美味しさ。
味変ドリクスでおすすめは七味唐辛子。
↓↓卵かけパスタの食材↓↓
暗殺者のパスタ
トマトペーストなんか家に無いし、わざわざ暗殺者のパスタのために買ってられるか、という方はリュウジさんの暗殺者のパスタ。本家よりクセは少ないのでリコピン大魔王には物足りないが、これもパスタ・オブ・ザ・イヤーの美味しさ。酸味が少なく、コンソメの出汁が効いている。映画に例えるならスタローンの『暗殺者』、トム・クルーズ『アウトロー』、ブラッド・ピット『ジャッキー・コーガン』である。
暗殺者のパスタの食材(トマト缶)
- ガロファロ1.5mm:100g
- コッポラ社のトマトソース:大さじ4
- 青森県産のニンニク:2片
- カラブリア産の唐辛子:2個
- コンソメ:小さじ1と1/3
リュウジさんのレシピをベースにしているがアレンジレシピ。リュウジさんはトマト缶を使うので酸味が強く甘さを足すためにタマネギを援軍にする。しかし料理をする人ならわかるが、玉ねぎのミジン切りほど面倒くさい工程はない。その点コッポラ社のトマトソースは玉ねぎの旨味がたっぷり入っているので、わざわざオニオンを買う必要がない。普通のトマト缶を使う方は玉ねぎ1/4個(60g)を加えてください。
暗殺者のパスタの作り方(トマト缶)
- ニンニクをみじん切りにする
- フライパンにオリーブオイルを敷きニンニク、唐辛子を炒める
- ニンニクが色づいたらトマソーを入れる
- パスタ、オリーブオイル大さじ1入れて焦がす
- パスタの両面が焦げるまでひっくり返して焼く
- 水420cc、塩2つまみ、コンソメ小さじ1と1/3を入れる
- 強火で5分煮て水分を飛ばす
- オリーブオイルなどはかけず皿に盛って完成
ポイントは「おこげ」にしてパスタに傷をつける。アル・パチーノのスカーフェイス。
絶対、失敗したやろ!と言われるくらい焦げれば勝ち確。おこげを作るには、できれば鉄のフライパンがおすすめ。中華鍋もいいが、なければ普通のテフロンパンでOK。
水を入れて沸かすときは地獄の黙示録のような血の池地獄が理想。キレが凄いのにやさしや童心をくすぐる。情熱の赤、まさにスカーフェイス。ブライアン・デ・パルマにも食べてもらいたい。パスタ・オブ・ザ・イヤーは目の前。
↓↓暗殺者のパスタの食材↓↓
塩ボロネーゼ
パスタ好きの方は、ボロネーゼ=時間がかかる、手間がかかるというイメージがある。材料が多く、赤ワインとトマトソースを煮込むと豊穣な味になる。もっと手軽に食べたくて出来合いのミートソース缶に逃亡している方も多いのではないか。
出来合いのミートソースも美味しいのだが、やはり自分で作って味わいたい。そこで紹介するのが「塩ボロネーゼ」。トマトを使うボロネーゼが男性的な英雄なら、塩ボロネーゼはボッティチェッリの描くヴィーナスの誕生。手間も材料も少ないので、今日はコレで決まり。
塩ボロネーゼの材料・食材
- コンキリエ:100g
- 合挽き肉:70g
- マッシュルーム:1/2パック(3個)
- ニンニク:1片
- 顆粒コンソメ:小さじ1
- 薄力粉:小さじ1
リュウジさんはロングパスタ(スパゲッティ)で作ったが、ショートパスタがおすすめ。今回は「貝殻」の形をしたコンキリエを使ったが、ペンネやフジッリなどでもいい。
塩ボロネーゼのレシピ・作り方
- ニンニクはみじん切り
- マッシュルームをみじん切り
- 合い挽き肉をカリッと焼く
- 塩胡椒して味を引き出す
- 肉が色づいたらニンニクを炒める
- ニンニクの香りが立ったらマッシュルーム
- コンソメ、薄力粉を小さじ1を入れる
- パスタの茹で汁を50cc、パスタを入れる
- 火を止めてグルグル和えて、お皿に盛る
パスタの中では手間が多いが、通常のボロネーゼに比べればお茶の子さいさい。最も手間がかかるのはマッシュルームのみじん切り。面倒くさかったらブンブンチョッパーを使うとよし。るろ剣の抜刀術。楽勝でスッパスッパ斬れます。
美しい貝殻に肉と塩の旨みが効いた「塩ボロネーゼ」を堪能ください🎶
ニンニクは親の仇くらい、みじん切り。
マッシュルームは黒い部分を切り取って微塵切りにする。まあまあ大変だけど、この大変さが美味しさに変わる。これがパスタ料理。
フライパンにオリーブオイルをひいて合い挽き肉を焼く。塩胡椒を振って味をつける。
合い挽き肉に火がとったらニンニクを炒める。火は弱火。
ニンニクのフェロモン(香り)が立ってきたらマッシュルームも入れて炒める。
コンソメ、薄力粉を小さじ1ずつ入れる。
茹で汁を50cc(お玉1杯ぶん)入れてパスタが茹で上がるのを待つ。
茹でたパスタを混ぜてお皿に盛って完成。
お好みで胡椒やオリーブオイルをかけても良し。
ぜひショートパスタとの違いを比べて欲しい。
↓↓塩ボロネーゼの食材↓↓
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虚無トマトクリームパスタ(ワンパン)
コンビニで600円くらいで売ってるパスタ、冷凍食品で300円くらいで売ってるトマトクリームパスタより美味しいものが100円ちょっとで作れる。それが虚無トマトクリームパスタ。
虚無トマトクリームパスタの材料
- バリラ1.4mm:100g
- トマトケチャップ:大さじ2
- 水:280ml
- グリコの牛乳:120ml
- コンソメ:小さじ2
- カルピス社のバター:20g
- 黒胡椒:たっぷり
- グラナ・パダーノ:あれば仕上げ
パスタは一応、細麺。ただし太麺でも美味しい。手軽さをとるか、食べ応えをとるかのハムレット。チーズは無くてもいいが、あったほうが映えるし美味い。リュウジさんのレシピよりケチャップやコンソメの量は多い。そのほうが濃厚で美味しい。
虚無トマトクリームパスタのレシピ
- フライパンでケチャップを弱火で炒める
- 水分が飛んだら水、コンソメを入れて沸かす
- パスタを表示時間どおり茹でる
- 牛乳、バター、胡椒を入れて茹でる
- 皿に盛って胡椒をヌートバー、チーズ削る
トマトケチャップ大さじ2を弱火で炒める。
トマトケチャップの水分を飛ばす。
水280mlとコンソメ小さじ2を入れて沸かす。
パスタを表示時間どおり茹でる。
時間どおり茹でて水分が残ってたら引き続き茹でる。
水分がある程度、飛んだら牛乳120ml、バター20g、黒胡椒たっぷりを入れて茹でる。
ある程度トロみが残るくらいまで茹でる。
皿に盛って胡椒をヌートバーしてチーズを削る。
虚無トマトクリームパスタの食材
冷やし貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)
リュウジさんバズレシピの冷製パスタの最高峰。ニンニクも唐辛子も使わない冷やし貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)。リュウジさんが考案した夏の「貧乏人のそうめん」をパスタにしたもの。
リュウジさんのバズレシピの中でもトップクラスの美味しさ。「目玉が飛び出るほど美味しい」という誇張表現があるが、本当にビックリする。
冷やし貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)の材料
- カペッリーニ:100g
- 生卵:2個
- オリーブオイル:大さじ1
- 白だし:大さじ1
- 黒胡椒:たっぷり(15カリカリくらい)
- 粉チーズ:適量
- 乾燥パセリ:適量
- タバスコ:味変(なくてOK)
カッペリーニがない場合は1.4mmのフェデリーニなど細麺でOK。タバスコや乾燥パセリ、チーズなどは仕上げなので、無くても美味しい。重要なのは白だし、卵の旨味。この2つが4番でエースみたいな一人相撲をしてくれる。
冷やし貧乏人のパスタ(ポヴェレッロ)のレシピ
- 目玉焼き2個を作る(半熟と両面焼き)
- 両面焼きをボウル、半熟は仕上げて避ける
- ボウルに白だし、オリーブオイル、塩、胡椒を混ぜる
- 冷蔵庫、冷凍庫で冷やしておく
- パスタを茹で、流水や氷で締める
- ボウルの出汁とパスタを和える
- 皿に盛って、目玉焼きを乗せる
- 粉チーズ、乾燥パセリ、オリーブオイル
- 味変でタバスコをかける
フライパンにオリーブオイルを引いて強火で熱する。オイルが温まったら卵を2つはって弱火にする。1つは仕上げの半熟、1つは出汁にするので両面を焼く。
半熟にしたほうは最後にパスタに乗せるので、避けておく。フライパンに置いたままだと、どんどん熱が入って固まってしまう。
両面焼きにした目玉焼きをボウルに入れ、白だし大さじ1、オリーブオイル大さじ1、塩ひとまみ、黒胡椒をたっぷり混ぜる。今回、冷やしパスタなので、麺の表面の塩分が洗い流されるので、出汁は濃いほうが良い。できれば冷蔵庫、冷凍庫で冷やしておくが、常温でもOK。
ここからパスタを茹でて、流水や氷で締める。
麺をボウルに移動して、よく混ぜる。味見をして薄ければ塩を足す。タバスコが大好きなチリ・マッドネスがいたら、この時点で振り掛けてもいい。
パスタを皿に盛って、目玉焼きを乗せる。仕上げの粉チーズ、乾燥パセリ、オリーブオイルを回しかける。
味変でタバスコをかける。タバスコなしでも十分過ぎるくらい美味しい。
その他のリュウジさんバズレシピのパスタ
アラビアータ
虚無レモンクリームパスタ
海苔わさび豆乳パスタ
ぺぺバター
さんま蒲焼きパスタ
イワシ缶詰のパスタ
ツナ缶と大葉の冷製パスタ
大葉と椎茸の和風パスタ(ワンパン)
酔っ払いのパスタ
和風スープパスタ
カプリチョーザのトマトパスタ
ソーセージのペペロンチーノ
ぺぺたま
オクラとツナ缶の冷製パスタ
赤ワインのボロネーゼ(ワンパン)
塩豚カルビのワンパンパスタ
キャベツとベーコンのアンチョビパスタ
日本酒のペペロンチーノ(ワンパン)
ワンパンパスタの世界へようこそ
冷製パスタの世界
リュウジさんのペペロンチーノ特集
リュウジさんの盟友・鳥羽シェフのパスタ特集
パスタの道具にこだわれば味は激変する
最後までご覧いただき、あリガトーニ。