ミシュランの星を獲得するほどの腕前ながら、店のパスタレシピを惜しげもなく公開してくれる料理人がいる。それが鳥羽周作シェフ。
鳥羽シェフは、「麺つゆパスタの帝王」「うましうま男」「ワンパンマン」。そして、その正体は、東京・代々木上原の名店 「sio」のオーナーである。
これほど楽しそうにパスタを作る料理人を他に知らない。だからこそ、鳥羽シェフのパスタレシピには「美味しさ」だけでなく「ワクワク感」も詰まっている。
鳥羽シェフが公開してくれた数々のパスタレシピの中から珠玉の10品を厳選して紹介する。どれも簡単に作れて驚くほど美味しい。ぜひ試してみてほしい。そして、東京で最もオススメのレストラン「sio YOYOGI UEHARA」 で、本物の味を体験してほしい。
- めんつゆチーズのワンパンパスタ(最高峰)
- sioのカルボナーラ(鳥羽シェフ大公開)
- 鳥羽シェフ青唐辛子のペペロンチーノ
- 巨大ベーコンのペペロンチーノ
- 鳥羽シェフ流カチョ・エ・ペペ(ワンパン)
- 生クリームの明太子パスタ(ワンパン)
- ソーセージと玉ねぎのペペロンチーノ
- キャベツのペペロンチーノ(鮎の魚醤)
- ほうれん草とベーコンの和風パスタ
- 鳥羽周作トマボナーラ
- そのほか鳥羽シェフのパスタも作ってみよう
めんつゆチーズのワンパンパスタ(最高峰)
疲れてるけど、しっかり美味しいものが食べたい。そんなジレンマを一発で解決してくれるのが、 鳥羽周作シェフ考案「めんつゆバターチーズのワンパンパスタ」。
フライパンひとつ、たった10分で完成。 めんつゆのコク、バターのまろやかさ、チーズの濃厚な旨味が、魔法のようにパスタに絡みつく。
「パスタってこんなに旨くなるのか…!」と驚く衝撃の一皿。パスタに対するリスペクトが生まれる。史上最強の簡単パスタを体感しよう。
麺つゆチーズのワンパンパスタの材料
- ダルクオーレ1.7mm:100g
- 麺つゆ:45ml(大さじ3)
- バター:15g
- グラナ・パダーノ:20g
- 水:400ml
- 塩:3つまみ
パスタはバリラの1.6mmパスタでもOK。 そのときは水350mlくらい を目安に。
「麺つゆ、多すぎじゃない?」と疑うなかれ。むしろ、 もっと入れてもいいくらい。峰不二子に騙されたと思って、たっぷり注いでみてほしい。麺つゆの奥深いコクと甘みがパスタに絡みつく至福の味に変わる。
絶対に欠かせないのがバター。鳥羽シェフは「バターなしでもOK」と言っていたが、ここは断言する。バターは必須。 良質なバターを使えば、風味の格が一気に上がる。まさに旨味の界王拳。バターやチーズの分量? そんなの気にするな。高田純次ばりにテキトーでOK。 たっぷり入れれば、パスタはもっと美味しくなる。
麺つゆチーズのワンパンパスタのレシピ
- 水、麺つゆ、塩を沸かしてパスタを茹でる
- バターを加えてグルグル混ぜる
- 火を止めてチーズを加えて混ぜる
- 皿に盛って追いチーズで完成
たったこれだけ。なのに、口に入れた瞬間「これ、本当に家で作ったの!?」と驚くほどの味になる。パスタ・ビアンカ(オリーブオイルとチーズだけのシンプルパスタ)と同じ発想で、極限まで旨味を引き出す。
ワンパンパスタを作ったことがある人なら、フライパンに麺がくっついてイライラした経験があるはず。 ゴムヘラでは取りきれず、まるで『イライラ棒』状態に…。そんなストレスを解消するのが ANEXのピンセット
繊細な細麺でもしっかり混ぜられ、大きなトングよりも扱いやすい。これ、一生モノのキッチンツール。
シンプルだからこそ、作り方にコツあり
水400mlに、麺つゆ45ml(大さじ3)、塩3つまみ。 これを沸かしてパスタを茹でる。ここでのポイントは、最初に水を入れすぎないこと。 少なければ後から足せばいい。リゾットのようにじっくり水分を吸わせる「リゾッタータ」方式がベスト。
茹で時間を過ぎても、シャバシャバしていてOK。まだ火を通すので大丈夫。茹で上がったら、バターを豪快に投入して全体に絡める。
火を止めたら、すかさずチーズを削って魔法陣グルグルで混ぜる。 チーズがダマにならず、トロっとした理想的な仕上がりに。
仕上げに追いチーズを豪快に。バターのコーティング、チーズのコク、麺つゆの旨味が絡み合い、パスタが 黄金の輝きを放つ。
一口食べたら、「えっ!? これ店レベルじゃん…」と驚くはず。たった一つのフライパンでここまでできるとは。騙されたと思って試してほしい。いや、騙されてみてほしい。
めんつゆバターチーズのワンパンパスタの食材・道具
sioのカルボナーラ(鳥羽シェフ大公開)
鳥羽シェフが 実際に「sio」で提供しているカルボナーラのレシピを大公開。
「最高のカルボナーラを求めるストリートファイターIIのリュウのような人」に贈る、究極の一皿。食材を揃えるのに少々手間はかかるが、リュウが「俺より強い奴に会いに行く」ように、最高のカルボナーラに出会うための冒険に出てほしい。
ミシュラン店のカルボナーラの材料
- ヴォイエロ1.9mm:100g
- 生クリーム:小さじ2
- 卵黄:2個
- ペコリーノロマーノ:30g
- グアンチャーレ:30g
- 黒コショウ:たっぷり
- 白トリュフオイル:小さじ2
- 水:小さじ2
カルボナーラは、ペペロンチーノと並ぶ パスタ界のスター 。だからこそ、 食材にはこだわるべし。写真はグアンチャーレを仕入れたが鳥羽シェフはパンチェッタを使った。チーズも鳥羽シェフはパルミジャーノ・レッジャーノを使った。
重要なのが、白トリュフオイルのフィニッシュホールド。「カルボナーラのために白トリュフオイルなんか買うかい!」と思った方は待ってほしい。これがないとカルボナーラは完成しない。普通のサイヤ人とスーパーサイヤ人ほどの違いがある。ほんの数滴で、一瞬にして高級レストランの味になる。
ミシュラン店のカルボナーラのレシピ
- ボウルにソースの材料を混ぜ合わせる
- スパゲッティは1分短くゆでる
- ゆで汁80mlを取りザルにあげる
- グアンチャーレ(パンチェッタ)を強火で炒める
- パスタができる直前に、ゆで汁を加える
- スパゲッティを加えて混ぜ、2を加える
- 中火で混ぜて胡椒をかける
グアンチャーレ(パンチェッタ)を炒める
フライパンに グアンチャーレを入れてから着火。ポイントは 強火ではなく弱火。炒めるのではなく、じっくり汗をかかせて脂を引き出す のがコツ。
脂が少なければ 少量のオリーブオイルを追加 して調整OK。脂がじわじわ出てきたら、パスタを茹で始める。スパゲッティは 1分短く茹でる(アルデンテ仕上げ)。茹で上がる直前に 茹で汁80mlを取っておく。
ソースの準備
その隙にボウルに 卵黄・チーズ・生クリーム・白トリュフオイルを入れ、しっかり混ぜ合わせる。
混ぜるときに水分が足りなければ、水を入れるか茹で汁を加えるとクリーミーになりやすい。胡椒をたっぷり入れて、"炭焼き職人" の名に恥じない パンチのある味にする。
再びよく混ぜて、美味しいソースを作る。チーズ&ソース、修二と彰の青春アミーゴ。これで戦闘準備OK。
カリカリになったグアンチャーレを一度取り出す(そのまま入れてもOKだが、取り出すとパスタと絡みやすい)
フライパンに 茹で汁を加え、パスタとグアンチャーレの脂をしっかり絡める(水は完全に切らなくてOK)。
仕上げの黄金バランス
火を止めて、「青春アミーゴ」こと チーズ&卵ソースを投入。ここが最大のポイント!
火をつけたままだと、卵が固まって炒り卵になり、ボサボサのカルボナーラに… なめらかなソースに仕上げるため、火は止めること。
クリーミーさを調整
ソースがうまく絡まない時は、茹で汁を追加して援護射撃。適度に水分を足しながら、全体をとろりとまとめる。
お皿に盛りつけ、取り出しておいたグアンチャーレ(パンチェッタ)を乗せる。仕上げにたっぷりの黒胡椒を削り、カルボナーラの「炭焼き魂」を注入したら完成。
ミシュラン店のカルボナーラの食材
鳥羽シェフ青唐辛子のペペロンチーノ
「ペペロンチーノWBC」 が開催されたら、確実に 不動のスタメン。青唐辛子が加わることで、ただのペペロンチーノが刺激と旨味の化学反応を起こす。
正直、青唐辛子なんて 一生買うことない と思っていた。しかし、この一皿が 価値観をひっくり返した。そして、太麺がペペロンチーノに合う という事実。これは完全に勉強不足だった。刺激と旨味がフルスイングするペペロンチーノ。
青唐辛子のペペロンチーノの材料
- マンチーニ2.2mm:100g
- 青唐辛子:2本
- ニンニク:2片
- アンチョビ:2フィレ
- グラナ・パダーノ:15g
- イタリアンパセリ:仕上げ
太麺一択。風味と食感を最大限に引き出すため、太さ2.2mmのマンチーニがベスト。
青唐辛子はお好みで調整可能。鳥羽シェフはあえて1本で仕上げることで、繊細な辛味を演出している。このシンプルな材料とこだわりのバランスが、パスタの世界をさらに広げる。
青唐辛子のペペロンチーノのレシピ
- パスタを茹ではじめる(長いから)
- ニンニク、青唐辛子をみじん切り
- イタリアンパセリを茎ごと刻む
- ニンニクをオイルで炒める
- 残り3分でアンチョビを入れる
- 残り1分でイタパセ、青唐辛子
- 1玉分の茹で汁を入れる
- 茹でたパスタ、チーズを混ぜる
- 皿に盛って追いチーズ
【ポイント】
✅ 太麺を使うことで、オイルとソースをしっかり吸わせる
✅ 青唐辛子は直前に加えると辛さが際立つ。辛味を抑えたい場合は少し早めに投入
✅ アンチョビが旨味の決め手。しっかり潰して全体になじませる
✅ 火を止めてからチーズを混ぜることで、なめらかな仕上がりに
パスタを茹で始める(太麺なので時間がかかる)。ニンニク、青唐辛子、イタリアンパセリをみじん切り。イタリアンパセリの茎も柔らかいので捨てずに刻む。飾り用の葉は少し取っておく。
ニンニクをオイルで熱する。最初は強火、フツフツしてきたら弱火でじっくり香りを引き出す。
その間にチーズをたっぷり削っておく。
パスタの茹で時間が残り3分になったら、アンチョビを投入。ヘラなどで潰しながら溶かす。
残り1分でイタリアンパセリと青唐辛子を入れる。青唐辛子は直前に加えたほうが辛味が活きる。パスタの茹で汁50mlを加える。
茹でたパスタを加え、火力を上げてオイルを吸わせるように混ぜる。
火を止め、削ったチーズをたっぷり絡める(火が入るとチーズが固まるので、必ず火を止めてから!)
皿に盛り、追いチーズとイタリアンパセリを散らして完成。
青唐辛子のアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノの食材・道具
巨大ベーコンのペペロンチーノ
ペペロンチーノの上に、こんがり焼いたベーコンを3枚―ただそれだけなのに、圧倒的な存在感。『ハウルの動く城』のベーコン目玉焼きがそのまま降臨したような迫力。しかし、食べた瞬間に待っているのは、桜木花道の 「左手は添えるだけ」からの脳天ダンク ばりの衝撃。東京・新宿の 「あるでん亭」 のペペロンチーノを、鳥羽周作シェフが完全再現した至高のレシピ。シンプルだからこそ、奥深い。ガツンとくるベーコンの旨味が、にんにくと唐辛子の刺激と絡み合い、オイルのコクが全体をまとめる。
巨大ベーコンのペペロンチーノの材料
- バリラ1.6mm:100g
- ニンニク:2片
- ブロックベーコン:100g
- カラブリア唐辛子:1本
- イタリアンパセリ:好きなだけ
- 藻塩:仕上げ(なくてOK)
ベーコン × ペペロンチーノ。日本ならではの魔改造。パンチェッタやグアンチャーレもいいが、日本には 「ブロックベーコン」という最強の武器がある。ベーコンのスモーキーな香りがガーリックオイルと融合し、食欲を爆発させる。
だが、ここで問題がひとつ。ベーコンもペペロンチーノもクセが強すぎるのだ。
そこで 救世主・イタリアンパセリの登場。単なる飾りではない。「ペペロンチーノ × ベーコン」という猛者同士の戦いを、優しくまとめる坂本龍馬的存在。「薩長同盟ペペロン」 である。
仕上げの 藻塩は、広島土産の自己満足アイテム。ただし、これをひとつまみ振れば、塩味の奥行きがさらに増す。「なくてもいいけど、あったら最高」な一手間。
巨大ベーコンのペペロンチーノのレシピ
- ベーコンを3つスライス
- イタパセをみじん切り
- ベーコンをカリカリに焼く
- 潰したニンニクを炒める
- ニンニクが色づいたら唐辛子
- イタパセの茎、茹で汁を入れる
- 茹でたパスタを混ぜる
- イタパセの葉、オリーブオイル
- 藻塩を足して味を整える
- 皿に盛ってベーコンを乗せる
鳥羽シェフは2つフライパンを用意したので、ちょっとやり方が違う。我が家はパスタを茹でるIHと、具材を炒めるガスコンロの2つしかないので。材料も少し違うので、鳥羽シェフ完コピ派は動画を見てください。
ベーコンを厚めに3つスライスする。まあまあ楽しい。
ニンニクは潰すだけ。スラムダンクの「左手は添えるだけ」と同じ。イタリアンパセリは茎と葉に分けて刻む。
ベーコンをオリーブオイルでカリカリに炒める。
もっとカリカリ梅でもよし。焼けたら一旦お休み。このとき焦げも余った油も残しておく。旨味なので絶対に捨てない。
ベーコンを焼いた油にオリーブオイルを足して潰したニンニクを炒める。最初は強火、シュワシュワしたら弱火でじっくり炒める。オリーブオイルは多めに。
ニンニクが色づいたらカラブリア唐辛子を入れる。
イタリアンパセリの茎、茹で汁をお玉一杯(50cc)を入れる。
茹でたパスタをよく混ぜる。
イタリアンパセリの葉を入れて、味見をして塩を足す。火を止めてオリーブオイルを回しかける。
お皿に盛ってベーコンを乗せて完成。桜木花道の脳天ダンク。三浦台高校の村雨にくらわせた品のある脳天ダンク。ご堪能あれ。カリカリベーコンを噛むたびに、スモーキーな旨味がジュワッと広がる。これはもう「イタリアの朝食×ペペロンチーノ」の究極ハイブリッド。
巨大ベーコンのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノの道具
鳥羽シェフ流カチョ・エ・ペペ(ワンパン)
本場ローマの伝統パスタ「カチョ・エ・ペペ」は、「チーズ&黒胡椒」のシンプルな黄金コンビ。そこにバターを加えることで、さらに コクとクリーミーさを増した究極の一皿 に。鳥羽シェフは、この伝統の味を ワンパン(=フライパン1つで完結)で作れるようにアレンジ。「プロの味 × 簡単調理」= 嘘みたいな夢のパスタ。
カチョ・エ・ペペ(ワンパン)の材料
- バリラ1.4mm:100g
- グラナ・パダーノ:15g
- マリチャの黒胡椒:たっぷり
- カルピス社のバター:10g
- コンソメ:3g(小さじ1強)
- 水:350cc
カチョ・エ・ペペといえば、チーズと胡椒のパンチを受け止めるために太麺が王道だが、鳥羽シェフは 1.4mmのフェデリーニ を採用。この細さが絶妙なソース絡みの良さ を生み出す。
カチョ・エ・ペペの最大のポイントはチーズの香りと旨味。市販の粉チーズではなく、食べる直前にチーズを削る ことで、フレッシュな風味が際立つ。
コンソメは味に深みを加えるが、 バターのコクで十分なので、なくてもOK。 無塩バターを使う場合は塩ひとつまみを追加すること。
カチョ・エ・ペペ(ワンパン)のレシピ
- 粗く削った胡椒を空炒りする
- 水、コンソメを沸かしパスタを茹でる
- バターを入れて表示時間どおり茹でる
- 追いバター、削ったチーズを混ぜる
- 皿に盛って追いチーズ、追いヌートバー
これだけ。美味しく作るコツは料理を楽しみながら作ること。鳥羽シェフの動画を見ながら作ってほしい。
黒胡椒を粗めに削り、中火で空炒りする。 香りを最大限に引き出すために、焦がさずじっくり。
胡椒の香りが立ったら水350cc、コンソメ3g(小さじ1強)を沸かす。水は気持ち少なめにする。足りなければ後から足せるので。
沸騰したらパスタを入れてバターを入れる。無縁坂バターの場合は塩ひとつまみ。この間にチーズを削っておく。段取り命。
表示時間どおり茹でたら火を止めてバターと削ったチーズを入れてゴムヘラで混ぜる。
クリーミーな感じにする。パサパサになれば水を足す。
お皿に盛ってチーズと胡椒を追いヌートバーする。黒胡椒の香りが立ち込め、バターのコクとチーズの塩気が絶妙なハーモニーを生む。これほどシンプルなのに満足度が高いパスタ は他にない。
カチョ・エ・ペペ(ワンパン)の食材と道具
生クリームの明太子パスタ(ワンパン)
祭りだ祭りだ!明太子パスタ祭り。鳥羽シェフの明太子パスタといえば、やっぱりクリーム系。だってフレンチのシェフだから。紅白のコントラスト、王道の味わい、そしてワンパンでできる手軽さ。リゾッタータ で、究極の滑らかさを実現。
生クリームの明太子パスタの材料
- バリラの1.4mm:100g
- 青森県産のニンニク:2片
- コンソメ(顆粒):小さじ1強
- 生クリーム:15g(大さじ1)
- カルピス社のバター:10g
- 明太子:40g
- 大葉:5枚ほど(お好み)
- 黒胡椒:たっぷり
- 水:350cc
【ポイント】
✅ 細麺でソースをよく絡ませる
✅ニンニクは多めが正義。パンチのある香りが食欲をそそる
✅ 黒胡椒は絶対にたっぷり入れるべし。味のバランスが引き締まる
✅ 生クリームがなければ牛乳でOK
✅ 大葉の代わりにネギや海苔をトッピングするのも◎
生クリームの明太子パスタのレシピ
- 明太子の皮を取り除く
- ニンニクをみじん切りにする
- ニンニクをオリーブオイルで炒める
- 色づいたら水コンソメを入れる
- 沸騰したらパスタを茹でる
- 明太子と生クリームを混ぜておく
- 茹で上がったらバターを混ぜる
- 明太子を投入しよく混ぜる
- 皿に盛って胡椒を5カリカリする
ポイントは明太子に火が入りすぎないように、しっかりパスタとバターでベッドを作ること。そのフカフカのベッドに明太子をダイブさせる。
みじん切りしたニンニクをオリーブオイルで炒める。最初は強火で。シュワシュワしてきたら弱火でじっくり炒める。オイルの量?テキトーです。ニンニクが浸かればOK。
ニンニクがボディビルダー色になったら水350cc、コンソメ小さじ1強を入れて強火で沸騰させる。
パスタを入れて表示時間どおり、もしくはプラス2分くらい茹でる。
パスタを茹でてる間に明太子に生クリーム大さじ1を混ぜておく。生クリームなければ牛乳でもOK。
パスタが出汁を吸収し切ったらバターを投入してよく混ぜる。ここで明太子のベッドを作っておく。
火を止めてから 明太子&生クリームを加え、手早く混ぜる。火が入ると明太子がボソボソになるので要注意!
お皿に盛り付け、大葉&黒胡椒をたっぷり振る仕上げに 黒胡椒をカリカリ削って完成。
【ポイント】
✅ 明太子を火にかけすぎない!バターでベッドを作り、余熱で仕上げる
✅ パスタの茹で汁を吸わせることで、より濃厚な味わいに
✅ 黒胡椒は多めがオススメ!味がピリッと引き締まる
↓生クリームの明太子パスタの食材↓
ソーセージと玉ねぎのペペロンチーノ
鳥羽周作シェフが 「お家で食べるパスタの最高峰」 と自賛する、贅沢な一皿。具材たっぷり、調味料たっぷり。"旨味の十二単" をまとったかのような豪華さ。一口食べれば、満塁ホームラン級の美味しさ。これは、ペペロンチーノの最高クラス。日本ハムの選手にもぜひ食べてもらいたい逸品。
ソーセージと玉ねぎのパスタの材料
- ディチェコ1.6mm:100g
- シャウエッセン:3〜5本
- ニンニク:2片
- カラブリア唐辛子:2本
- 無塩バター:10g
- イタリアンパセリ:テキトー
- 削りチーズ:5gくらい
- 黒胡椒:仕上げ
〈ポイント〉
ニンニク2片の破壊力 → 「ニンニク・マッドネス」にはたまらないボリューム。
唐辛子の刺激 → 体を夏にするスパイス。
バターのコク → 鳥羽シェフは後から塩を足していたので、有塩バターでもOK。
パスタの選び方 → ディチェコのモチモチ感も良いが、ツルツルのバリラもおすすめ。
具材も調味料も、どれ一つ欠かせない。全部が "必殺仕事人" のように働き、完成する最強のペペロンチーノ。せっかく作るなら、材料はしっかり揃えて最強パーティーを楽しもう。
ソーセージと玉ねぎのパスタのレシピ
- 玉ねぎとシャウエッセンをスライス
- みじん切りしたニンニクを炒める
- シャウ、玉ねぎ、唐辛子、塩を入れる
- 茹で汁を70cc入れて茹でる
- 茹でたパスタ、バターを入れる
- 火を止めてイタパセを茎ごと入れる
- オリーブオイル、チーズを入れる
- 皿に盛って黒胡椒をヌートバー
シャウエッセンは斜め切り。玉ねぎは繊維に沿ってスライス。繊維に逆らって切ると甘みが出て、繊維に沿って切ると玉ねぎのシャキシャキ感が残る。
ニンニク、イタリアンパセリはみじん切り。イタパセは茎も柔らかくて美味しいので捨てない。
ニンニクをオリーブオイルで炒める。最初は強火、沸騰したら弱火に。じっくり香りを出す。
ニンニクの香りが漂ってきたら、ニンニクが日焼けする前に具材を入れる。火力は中火。
パスタが茹で上がる前に茹で汁を70ccくらい(レードル一杯半)入れる。
茹でたパスタとバターを入れる。鳥羽シェフ曰く、バターを入れることでキャッチーになる。
火を止めてイタリアンパセリを茎ごと入れて混ぜる。
削ったチーズ、オリーブオイルを回しかける。
お皿に盛って胡椒をたっぷり過ぎるほどヌートバーする。シャウエッセンの日本ハムも新庄剛志ビッグボスも喜ぶ美味しさ。
ソーセージと玉ねぎのペペロンチーノの道具
キャベツのペペロンチーノ(鮎の魚醤)
アンチョビと鮎の魚醤が織りなす 、旨味の魚雷攻撃。一口食べれば、口の中で広がる濃厚なコクと絶妙な塩気。キャベツの甘みとガーリックの香ばしさが、魚醤の奥深い旨味と絡み合い、味覚のクライマックスシーン。ラストまで一気に駆け抜ける 壮絶な美味さ に夢中になるはず。この "衝撃の一皿" を味わってほしい
春キャベツのペペロンチーノの材料
- バリラ1.6mm:100g
- 春キャベツ:100g
- ニンニク:1片
- カラブリア唐辛子:1本
- アンチョビ:2フィレ
- 鮎魚醤:小さじ2
- グラナ・パダーノ:仕上げ
- 黒胡椒:仕上げ
<アレンジ&ポイント>
鳥羽シェフは 冬キャベツ を使用していたが、今回は 春キャベツ で代用。甘みが増し、よりフレッシュな味わいに。
パスタは、シェフが使った 1.7mmのブロンズダイス(ザラザラ食感のもの)ではなく、家にあった バリラのツルツル麺 を採用。これはこれでアリ。
イタリアンパセリを仕上げに加えるとアクセントになるが、今回はスーパーで売り切れ。ある人はぜひ入れて、香りと彩りをプラス。
シンプルながらも、魚醤の奥深い旨味が効いた極上の一皿 に仕上がります。
春キャベツのペペロンチーノのレシピ
鳥羽シェフの解説がわかりやすいので、ぜひ動画を参考に。吾輩は手際が悪いので、少しレシピをアレンジさせてもらった。
- 春キャベツを一口大にカット
- ニンニクをみじん切り
- ニンニク、唐辛子、アンチョビを炒める
- ニンニクが色付いたらアンチョビを潰し混ぜる
- 茹で汁を60cc加える
- 茹で上がる3分前にキャベツを茹でる
- 1分後にボウルに移して塩、オイル、鮎魚醤
- 茹でたパスタ、オリーブオイルをかける
- 皿に盛って春キャベツを被せる
- チーズ、胡椒を削ってオイルを回しかける
キャベツを一口大にカット。これで170gくらいあるよ。
ニンニク、カラブリア唐辛子をオリーブオイルで炒め、アンチョビは控え室でスタンバイ。最初は強火で、沸騰したら弱火でじっくりニンニクと唐辛子の色気をオイルに移す。
ニンニクがボディビルダー色になったらアンチョビを窓際族から移動して混ぜる。
茹で汁を60cc(レードル1杯とちょっと)を入れて火を止めて待つ。
パスタの茹で時間が残り3分前になったら春キャベツを1分茹でる。鳥羽シェフはラスト2分で茹でるが、段取りが悪いとパスタが茹で上がってしまうので、3分前に茹でて余裕のよっちゃんイカで。
1分だけ茹でた春キャベツに塩ひとつまみ、鮎の魚醤を小さじ2、オリーブオイルをひと回しする。おすすめはアジシオではなくヒマラヤの岩塩を削る。スーパーで200円くらいで売ってるやつ。熱湯に溶かす塩は何でもいいが、仕上げの塩はいい奴を使ったほうが全然おいしさが違う。
茹でたパスタを混ぜてイタリアンパセリがある人はここで振りかけて、オリーブオイルを2周くらいする。
お皿に盛ってキャベツをかぶせ、チーズと黒胡椒を削って最後にオリーブオイルを回しかける。これでもかと畳みかける。オカダカズチカもビックリするくらい徹底的に旨みの雨を降らせる。
春キャベツのペペロンチーノの食材
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ほうれん草とベーコンの和風パスタ
鳥羽周作シェフ監修「ふつうの醤油」を活用したレシピ。定番の「ほうれん草とベーコンの和風パスタ」に殴り込み。醤油業界に一石を投じる。
「ふつうの醤油」は、醤油に出汁の旨味を加えた「出汁醤油」。醤油に砂糖、みりん、食塩、かつお節、昆布の旨味爆弾を投下。キャップを開けて匂いを嗅ぐと、香りが楊貴妃。醤油とは思えない色気。これから作る「ほうれん草とベーコンの和風パスタ」もクレオパトラ感が凄い。ぜひ一家に一本。
ほうれん草とベーコンパスタの材料
- バリラ1.6mm:100g
- ほうれん草:2束
- ベーコン:40g
- ニンニク:1片
- しめじ&舞茸:40g
- カルピス社のバター:15g
- ふつうの醤油:大さじ1
パスタの麺はお好みで。バターは鳥羽シェフは無塩坂を使用、塩魔大王は有塩を使用。キノコの種類もお気に召すまま。ふつうの醤油の包容力が解決してくれる。ぜひ普通の醤油ではなく「ふつうの醤油」で。
ほうれん草とベーコンパスタのレシピ
パスタを作るときは、ぜひ鳥羽シェフの動画を見ながら。おいしさが界王拳される。
- ほうれん草は一口大に切って洗う
- ニンニクはみじん切り
- ベーコンは棒状に、キノコは手で裂く
- パスタを茹でる
- ニンニクをオリーブオイルで炒める
- ベーコンとキノコも混ぜる
- ほうれん草とバターを参戦
- ふつうの醤油を中さじ2(10ml)入れる
- 茹で汁を70cc入れて
- 茹でたパスタを混ぜて追いバター
- お皿に盛って追いふつうの醤油で完成
ほうれん草は想像以上に汚れがあるので、洗って一口大に切る。
ニンニクはみじん切り。ベーコンは棒状に切って、キノコ類は金物を嫌うので手で割く。まいばすけっとでカットきのこを買ってもよし。
フライパンにオリーブオイルを引いてニンニクを炒める。ベーコンは窓際でスタンバイ。最初は強火にしてシュワシュワしたら弱火に戻りしてニンニクの色気をオイルに移す。
ニンニクがボディビルダー色になる前にベーコンと混ぜ合わせ、火が入ったらキノコも参戦。マリオワールドにする。
ベーコンに焼き色がついたらほうれん草とバターを入れる。
ほうれん草がしんなりしたら逆刃刀・真打登場。ふつうの醤油を10ml(中さじ2)入れる。
茹で汁を70ccくらい、レードル1杯半くらい入れる。
茹でたパスタをダイブさせてよく混ぜる。
追いバターしてよく混ぜる。
お皿に盛って、「ふつうの醤油」をアンコール。小さじ2くらい回しかける。つゆだくでOK。今までにない旨さの和風パスタと出逢える。
ほうれん草とベーコンの和風パスタの食材・道具
鳥羽周作トマボナーラ
鳥羽周作シェフが考案した、ワンパンで作れるトマボナーラ。ケチャップ×カルボナーラという禁断の組み合わせに、タバスコをひと振り。これが驚くほどクセになる パンチの効いた濃厚パスタ に仕上がる。しかも包丁いらず で、パパッと作れるのも嬉しいポイント。白ワインとの相性も抜群!「こんなトマトカルボナーラ、全然アリ」…いや、大アリです。
トマボナーラ(タバスコ)の材料
- バリラ1.4mm; 100g
- コンソメ:小さじ2
- ケチャップ:大さじ2強
- 水:350cc
- 卵黄:1個
- グラナパダーノ:15g
- 生クリーム:大さじ1
- 黒胡椒:たっぷり
- タバスコ:仕上げ
鳥羽シェフ曰く 「タバスコはマスト」。その言葉を信じて、人生で初めてタバスコを買った。パスタは1.6mmでもOK。よりコクを出したいなら ベーコンをプラス して炒めても絶品。ケチャップの甘み、生クリームのコク、タバスコの刺激… このクセになる味を、ぜひ体験してほしい。
トマボナーラ(タバスコ)のレシピ
- フライパンに水、ケチャップ、コンソメを入れる
- 沸いたらパスタを入れて表示時間どおり茹でる
- 生クリーム、卵黄、チーズを混ぜておく
- 5分経ったらゴムヘラで混ぜる
- 皿に盛ってチーズ、タバスコ、胡椒をたっぷり
フライパンに水350ml、ケチャップ大さじ2強、コンソメ小さじ2を入れて沸かす。
沸いたらパスタを投入。
パスタを茹でている間に、卵黄、チーズ、胡椒、生クリームを混ぜておく。
パスタが茹で上がって水分がなくなったら火を止めて卵液を入れて混ぜる。シャバかったら弱火にしてグルグル混ぜる。
中川翔子もビックリのトゥルットゥルーになる混ぜ根気よく混ぜる。
お皿に盛って胡椒、チーズを削ってタバスコをたっぷりかける。燃える闘魂の味。白ワインとめっちゃ合う。延髄斬り&コブラツイストの威力。
トマトカルボナーラの食材・道具
そのほか鳥羽シェフのパスタも作ってみよう
今回は10選に厳選したが、他にも美味しい鳥羽シェフのパスタは沢山ある。ぜひ作ってみてほしい。そして繰り返すが、sioのお店にも行ってほしい。
ポヴェレッロ(貧乏人のパスタ)
納豆パスタ
豆苗の和風パスタ
なめ茸パスタ
プッタネスカ
白菜クリームパスタ
マッケンチーズ
べーたまパスタ
レンコンの和風パスタ
カルボナーラ風めんたまチーズパスタ
ぺぺたま
麺つゆナポリタン
白アラビアータ
最後までご覧いただき、あリガトーニ。