ウニと並ぶパスタの高級食材がカラスミ。正月のおせち料理に顔を出す縁起物。イタリアではメジャーらしいが財布は大丈夫なのだろうか?いざカラスミ。
カラスミを旅する
カラスミはボラの魚卵。イタリア語でボッタルガ(bottarga)と呼ばれ、地中海に位置するサルデーニャ島、シチリア島など南部地域の郷土料理。その歴史は古代ローマ時代より前に遡る。日本では安土桃山時代に中国から伝来し、長崎が有名。「唐墨」と書き日本三大珍味(カラスミ、ウニ、このわた)の中で一番高級とされる。プリン体が多く食べ過ぎに注意と言われるが、どこまでがセーフティラインなのかなど不明。イタリアではスライスしてワインのおつまみ、セロリと一緒に和えて食べられることが多い。
カラスミのペペロンチーノ(スライス)
カラスミのペペロンチーノ(スライス)の材料
ど定番のペペロンチーノ。ポイントは必ずカラブリア産の唐辛子を使うこと。仕上げのオリーブオイルに良いものを使うこと。要は美味しいペペロンチーノを作ること。
カラスミのペペロンチーノ(スライス)の作り方
- ニンニクをみじん切り
- イタリアンパセリを細かく刻む
- フライパンでニンニクを炒める
- 唐辛子、イタパセの茎も入れる
- 茹で汁をちょっと加える
- 茹でたパスタを入れて混ぜる
- イタパセを入れて火を止める
- オリーブオイルを回しかける
- 皿に盛って追いオリーブオイル
- カラスミを上から降臨させて完成
ニンニクはみじん切りでパンチを効かせる。オリーブオイルはピュアでOK。
仕上げの茹で汁は少し多くてOK。カラスミがパスタの水分を吸う。
↓カラスミのペペロンチーノの食材↓
カラスミのペペロンチーノ(パウダー)
カラスミのペペロンチーノはスライスではなくパウダーで食べても美味しい。食感の違いのみ。食材もまったく同じ。作り方も同じでいいが、少しアレンジする方法もある。
茹で時間6分のうち3分だけパスタ鍋で茹でて残りの3分はフライパンに茹で汁を100cc瞬間移動してパスタも引越し。フライパンで茹でるリゾッタータとの合わせ技。ちょっと面倒だが、パスタからでんぷんが溶け出て、煮汁にとろみがついて美味しい。
茹で汁をフライパンに移すときに少しカラスミを削ってもよし。
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最後までご覧いただき、あリガトーニ。