冷製パスタにしなくても夏を彩ることはできる。「半袖」なんていう可愛らしい名前のショートパスタがある。メッツェマニケというショートパスタ。カルボナーラを作ってみよう。
「半袖」のメッツェマニケ
Mezze Maniche(メッツェマニケ)はイタリア語で「半袖」という意味の太い筒状のショートパスタ。Mezze(メッツェ)が半分、Maniche(マニケ)が袖。発祥は定かではないが北イタリアという説が有力。イタリア本国では「リガトーニの長さの半分のショートパスタ」と紹介される。
オリエンタル東京もメッツェマニケ
画像引用:https://youtu.be/EEjXvAuBQUQ
日本橋にある超超高級ホテルのオリエンタル 東京「ケシキ」もメッツェマニケでカルボナーラを提供している。お値段3,190円。
メッツェマニケのカルボナーラ(オリエンタル東京)
オリエンタル東京で3190円するカルボナーラを再現。ベーコンが筒の中に入って噛んだときに神妙な食感が生まれる。ビシッとドレスコードや化粧をしなくても自宅で白ティーと短パンで作れる。メッツェマニケ以外はコンビニの材料で作れるカルボナーラ。オリエンタル東京はスペイン産グアンチャーレを使うがベーコンでいい。何ならベーコンのほうが美味しい。グアンチャーレを使ったカルボナーラは別のブログで紹介しているので、そちらをご覧ください。
ベーコンのカルボナーラの材料
- メッツェマニケ:100g
- ブロックベーコン:40g
- 卵黄:2個
- グラナ・パダーノ:20〜30g(テキトー)
- 黒胡椒:たっぷり
- 純コショウ:たっぷり
ベーコンの量はお気に召すまま。卵は濃厚民族は卵黄。あっさり系が好きな人は全卵でいい。チーズもペコリーノ・ロマーノが理想だが削るものなら何でもOK。できれば純コショウは用意して欲しい。今回のカルボナーラは味以上に食感が命なので、プチプチっと潰れる食感が禁断の果実をかじったイヴの気持ちを体験できる。
ベーコンのカルボナーラのレシピ
- ベーコンを小さいサイコロに切る
- オリーブオイルでカリカリに炒める
- 卵黄、チーズ、胡椒、茹で汁を混ぜる
- 茹で汁でベーコンの焦げ(旨味)を取る
- 茹でたメッツェマニケを混ぜる
- 卵液を入れて弱火で混ぜる
- お皿に盛ってチーズ、胡椒、純胡椒で完成
ベーコンをできるだけ小さくサイコロ状にカットする。
オリーブオイルでカリカリになるまで炒める。火力は中火で。
ベーコンを炒めている間に卵黄、チーズ、黒胡椒を混ぜる
ペースト状になってしまうので茹で汁、もしくは水を少し加える。茹で汁を足すとかなりしょっぱくなるので塩魔大王じゃなければ水がいい。
カリカリになったベーコンに茹で汁(もしくは水九を入れて鍋の底についた焦げ(旨味)をこそぐ。旨味なので絶対に捨てない。豚の出汁こそがカルボナーラの真髄。
まずは茹でたメッツェマニケをよ〜く出汁と絡ませる。いきなり卵液を入れない。
出汁をメッツェマニケに絡ませたら卵液を入れてよく混ぜる。火力は弱火で。火が入りすぎると卵が固まる。その場合は茹で汁を足せばいい。
クリーミーになるまで1分以上、根気よく混ぜる。
お皿に盛ってチーズを削り、黒胡椒をヌートバーする。そして最後に純コショウを登頂させて完成。あとオリーブオイルをかけるのもおすすめ。
メッツェマニケのカルボナーラ(オリエンタル東京)の食材・道具
メッツェマニケの生ハムのカルボナーラ
まずは生ハムを使ったメッツェマニケのカルボナーラ。塩味が夏に気持ちい。
生ハムのカルボナーラの材料
- メッツェマニケ:100g
- 生ハム:1パック(好きな量でOK)
- 全卵:1個
- 卵黄:1個
- チーズ:40g
- 白ワイン:30ml(水でもOK)
- 黒胡椒:たっぷり
- 純胡椒:適量
ポイントは全卵1個と卵黄1個の配分。生ハムの量はお好きに。かなり多めでいい。チーズはペコリーノがあればベスト。なければ他のチーズを削ろう。
生ハムのカルボナーラのレシピ
- チーズを削り、卵、胡椒と混ぜる
- 生ハムをオリーブオイルで焼く
- 白ワインを入れて鍋の焦げをとる
- パスタ、卵液を入れて弱火で混ぜる
- 皿に盛って胡椒をヌートバー、純胡椒を飾る
チーズを40g削り、胡椒をヌートバー、全卵と卵黄を混ぜる。
できるだけ頑張って全力で混ぜる。
生ハムをオリーブオイルで炒める。カリカリにする。
生ハムがカリカリになったら白ワインを30ml入れてフライパンについた焦げ(肉の旨味)をとる。狙った獲物は絶対に逃さない。
茹でたパスタ、卵液を入れて弱火で混ぜる。火が強すぎるとスクランブルエッグになるので弱火でじっくり。卵が固まったら茹で汁を足す。
お皿に盛ってたっぷり胡椒をヌートバーする。最後に純胡椒を飾る。
普通のベーコンのカルボナーラもおすすめ
ショートパスタ・メッツェマニケはベーコンのカルボナーラとも相性がいい。作り方は生ハムのレシピと同じ。ブロックベーコンを大きく切るのがおすすめ。
必ず入れて欲しいのは左下の生コショウの塩漬け。メッツェマニケの洞窟に潜り込み、噛んだときにプチっと潰れて胡椒の旨味がフワッと広がる。
↓メッツェマニケのカルボナーラの食材↓
最後までご覧いただき、あリガトーニ。