好きな料理をパスタの上に乗せたら美味しい。この安直な聖なる足し算を「パスタ性相対性理論」と呼んでいる。茹でたパスタに納豆をぶちまけるだけで美味しい納豆パスタが代表格である。じゃあ、恋人に作って欲しい料理ランキング1位(平成)の肉じゃがも美味に違いない。本当に美味かった。超簡単。入れるスパイスは愛情のみ。
肉じゃがの都市伝説
肉じゃがくらい大きな存在になると様々な都市伝説が一人歩きする。その代表が肉じゃがの発祥。有名な東郷平八郎の乱。明治34年(1901年)に東郷平八郎がビーフシチューを作るよう料理長に命令したが、しょうゆと砂糖、ごま油を使って味付けした「肉じゃが」を作ってしまったのが始まり。これは作り話。肉じゃがの発祥は今のハッキリしておらず黒澤明の『羅生門』の真相と同じ藪の中。また、関西は牛肉を使い関東は豚肉を使う説もあるが、奈良が実家のウチは豚肉だったので、これも田舎伝説。
肉じゃがパスタの材料
- バリラ1.6mm:100g
- 豚バラ肉:150g
- ジャガイモ:1個
- ニンジン:1本
- 玉ねぎ:1/2個
- ごま油:大さじ1/2
- 醤油:大さじ2
- 料理酒:大さじ3
- 白だし:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- 塩胡椒:3つまみほど
パスタはイケ麺ならなんでも良し。ツルツルした食感が好きなのでバリラに召集令状を出した。肉じゃがはご家庭の好みで良い。ただ肉じゃが作ってパスタに乗せるだけなので。が、赤色にしたのは東郷平八郎の伝説が残る食材。ごま油を使うのがポイント。
肉じゃがパスタのレシピ
- 豚バラ肉に塩コショウする
- 肉を食べやすい大きさに切る
- ジャガイモはゴロゴロ切る
- にんじんもゴロゴロ切る
- ごま油で豚バラ肉を焼く
- ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ入れる
- 砂糖、酒、白だし、醤油
- 蓋をして25分も煮込む
- パスタを茹でる
- 肉じゃがは蓋をして寝かせる
- 茹でたパスタに肉じゃが乗せて完成
豚バラ肉にたっぷりの塩胡椒をかける。美味しくな〜れと願いながら魔法をかける。
豚バラ肉は食べやすい大きさにカット。
ジャガイモはピーラーで皮を剥き、ニンジンと玉ねぎもゴロゴロ切る。大きいほうが好み。この辺は正解がなく好みが繁栄する素晴らしき世界。
フライパンにごま油を大さじ1/2引いて肉を中火で焼く。豚バラ肉からも、たっぷりプリンセスプリンセスの脂が出るので、ごま油は少しでOK。
肉全体に火が通ってボディが完全に茶色になったら野菜を全部ぶち込む。中火で数分。
野菜も火が通ったら、醤油を大さじ2、料理酒を大さじ3、白だしを大さじ1、砂糖を大さじ1入れる。
蓋をして弱中火で25分間煮る。時々、蓋を開封の儀して、具材を混ぜる。
こんな感じで途中で混ぜ混ぜ。
25分の旅を終えたらパスタを茹でる。その間、肉じゃがを休ませてあげる。
茹でたパスタを皿に寝かして上から肉じゃが布団をかぶせたら完成。肉じゃがのタレをよ〜く絡めて食べよう。ホクホクのジャガイモやニンジンが最高にいい仕事してます。
肉じゃがパスタの食材
最後までご覧いただき、あリガトーニ。