好きなパスタを訊かれたら『プッタネスカ』を5本の指から外さない。日本人には馴染みがないので、この機会にぜひ作ってほしい。『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するらしいが、週刊少年ジャンプで唯一読んでなかった漫画がジョジョである。だから初めて知ったのは小林幸司シェフのYouTube。合コンで「好きなパスタ?プッタネスカ」といえばモテるだろう。「得意料理?プッタネスカだよ」といえばモテるだろう。誰か検証してモテパスタの栄冠を与えてほしい。
- プッタネスカ(娼婦風パスタ)とは
- プッタネスカ(フジッリ)
- スパゲティ・プッタネスカ(伝統)
- スパゲティ・プッタネスカ(トマトペースト)
- プッタネスカ(ミニトマト)
- 和風プッタネスカ
- 菜の花とホタルイカのプッタネスカ
- 冷製プッタネスカ
プッタネスカ(娼婦風パスタ)とは
プッタネスカ(Puttanesca)とは「娼婦風のパスタ」の意味。イタリア語の「puttana」が売春婦の俗語であり「Puttanesca」で娼婦風になる。小林幸司シェフいわく、古語では「得体の知れない」という意味もあったらしい。完全R18のパスタ名。さすがイタリアーノ。
プッタネスカ(娼婦風)の由来
娼婦風の由来は「娼婦が客に出したから」「娼婦が休憩の合間にチャチャっと作って食べたから」が有力。他にも「娼婦が体力をつけるために作った」「娼婦のような刺激があるパスタ」の説がある。少数派では「切ったオリーブの断面が女性器の形と同じだから」の説もある。娼婦が新しいパスタレシピを考案するのもピンとこないし、イタリア人の性格を考えると、個人的には最後がしっくりくる。いずれにせよプッタネスカは文化的な意味も素晴らしく、食材も他のパスタと一線を画している。
プッタネスカの食材と味
プッタネスカに欠かせない食材としては、オリーブ、ケーパー、トマトソースの3つ。アンチョビやオレガノがないとプッタネスカと呼ばない頑固者もいる。いずれにせよ、食材は天然のものではなく、イタリアの家庭にある加工品を使ったパスタ。トマトソースの中でも少し酸味があるパスタ。
プッタネスカの発祥
プッタネスカの発祥はナポリ湾の西部に浮かぶ火山島「イスキア島」。火山島で生まれたというのがプッタネスカらしい。生年月日はハッキリしないが、1950年代以降。当初、ナポリでは「マリナーラ」と呼ばれたそうだ。
マリナーラとの違い
マリナーラは「船乗り」の意味であり、トマト、ニンニク、そしてオレガノが入ったソース。プッタネスカがオリーブやケーパーを使うのに対し、マリナーラはオレガノを使うことが特徴。娼婦が作った魔性のあるパスタに対し、かなり男性的。
アラビアータとの違い
アラビアータは「怒りん坊」の意味で、唐辛子(ペペロンチーノ)が主役。オリーブもケーパーもアンチョビも使わない。
プッタネスカ(フジッリ)
早よレシピ紹介せんかいとツッコンだ方、お待たせ。伝統的なプッタネスカは次で紹介するので、まずは最高に美味しいプッタネスカから作ってみよう。プッタネスカは食材を見てわかるように、かなりクセのあるソース。普通のスパゲティだとソースの存在感に麺が負けてしまう。プッタネスカを作るときは尖ったパスタを使おう。
プッタネスカの材料・食材
オリーブは種無しで。ミニトマトやトマト缶からソースを作るのが常人だが、試してほしいのがコッポラ社のプッタネスカソース(現在は入手不可)。すでにオリーブやケーパーで味付けしてあり、プッタネスカソースが完成している。そこに味のバイキルトでケーパーやオリーブなど本来の食材を合わせ、他のパスタとはまったく違う旨味が完成する。冴羽獠にコルトパイソン357マグナムがないと物語が始まらないように、プッタネスカにはコッポラ社のトマトソース。
奇跡の相性・フジッリ
プッタネスカをフジッリでつくる人は少ないが、フジッリ。ロングパスタも悪くないがフジッリには遠く及ばない。サラダに使われることが多いが、プッタネスカのために生まれてきたパスタと断言できる。なにせナポリがあるカンパニア州を発祥とするショートパスタ。ライフル銃を意味するfusileが語源なのも娼婦風・得体の知れないものと親和する。日本では「くるくるパスタ」や「カールマカロニ」とも呼ばれる。値段も安く、スーパーでも手に入りやすい。サラダ記念日は俵万智に任せて、我々はフジッリをパスタに活かそう。
プッタネスカの作り方・レシピ
- ニンニクをみじん切り
- ニンニク、唐辛子を炒める
- 材料を全部フライパンに放り込む
- 炒めながらオリーブ、アンチョビを潰す
- ニンニクが色づいたらトマトソース
- トマトソースが沸騰したら火を止める
- 茹でたパスタを混ぜる
- お皿に盛ってオリーブオイルを回しかける
作り方はシンプル。材料をぶち込んで炒めるだけ。ニンニクは潰すだけでもOK。包丁が要らなくなる。美味しく作るポイントはトマトソースを煮詰めすぎないこと。トマトの味が整いすぎてプッタネスカの得体の知れなさが無くなってしまう。プッタネスカは荒々しさが魅力。ササッと手際よく。最後のオリーブオイルも重要。理由は後で。
みじん切りしたニンニク、カラブリア唐辛子をオリーブオイルで炒める。最初は強火で、沸騰したら弱火に堕とす。我々が娼婦に堕ちてしまうように。
にんにくのフェロモン(香り)がフワッと立ってきたらオリーブ、ケーパー、アンチョビを全部入れる。
木べらなどでオリーブやケーパーを潰し、アンチョビを混ぜる。
ニンニクが娼婦が好きなボディビルダー色になってきたらトマトソースを大さじ3入れる。
トマトソースは煮詰めすぎない。沸騰したら火を止める。味が整いすぎてはプッタネスカの魔性が失われる。
茹でたフジッリを入れて混ぜるだけ。水気が欲しけりゃ茹で汁を足す。
お皿に盛ってオリーブオイルを多めに回しかける。パスタソースの中でオリーブオイルと最も相性が良いのはプッタネスカと言える。オリーブオイルの官能さがプッタネスカの魔性をバイキルトする。美味しいオリーブオイルをたっぷりかけよう。
↓↓プッタネスカの食材↓↓
スパゲティ・プッタネスカ(伝統)
ここで紹介するのが、イタリアで作られている伝統的なプッタネスカ。
スパゲティ・プッタネスカの材料
イタリア人マルコさんのレシピ。なぜかプッタネスカに欠かせないアンチョビが入っていない。レシピ通りに作ってみたけど、アンチョビもあったほうが美味しい。ぜひ足してほしい。パスタは細麺でも太麺でもOK。マルコさんのおすすめはリングイネ。トマト缶はカットでもホールでもOK。重要なのが乾燥オレガノ。プッタネスカの必需品ではないが、イタリアではオレガノを使うほうがメジャーらしい。「オレガノがないプッタネスカはプッタネスカじゃない」というイタリア人も多い。リングイネで作る場合は奇跡のパスタ・セタロがおすすめ。
スパゲティ・プッタネスカのレシピ
- ニンニクはスライス
- グリーンオリーブは半分にきる
- ニンニクを炒める
- グリーンオリーブ、ケーパーを入れる
- パスタを茹ではじめる
- 唐辛子、トマト缶を入れる
- トマトソースをよく煮込む
- 茹でたパスタを入れオレガノを振る
- 皿に盛って追いオレガノで完成
ニンニクはスライし、グリーンオリーブは半分に切る。
フライパンにオリーブオイルを引いてニンニクを炒める。沸騰するまで強火。油がシュワシュワとシュワルツネッガーになってきたら弱火にする。強火はあとでI'll be back。
ニンニクがボディビルダー色になりかけたらグリーンオリーブとケーパーを投入。この辺からパスタを茹ではじめる。
オリーブをしっかり炒めたらカラブリア産の唐辛子、トマト缶を入れる。
強火で熱して水分をターミネーターする。
茹でたパスタをプッタネスカソースに投入。火を止めてオレガノを振りかける。香り物は最後に入れる、そして火を止めること。熱が入ると、せっかくの風味がプレデターされる。ターミネーター2の最後の溶鉱炉くらい熱くしたいので、パスタは手際よく混ぜる。
お皿に盛ったら追いオレガノで完成。あまりの美味しさにサムズアップしながら沈みそうになる。
↓スパゲティ・プッタネスカ(伝統)の食材↓
スパゲティ・プッタネスカ(トマトペースト)
トマトペーストを使ったプッタネスカ。イタリアンパセリも加えて爽やかな娼婦風にする。
スパゲティ・プッタネスカの材料
- ディチェコの1.6mm:100g
- グリーンオリーブ:6個
- ケーバー:12粒
- アンチョビ:2フィレ
- ムッティのトマトペースト:大さじ2
- 青森県産のニンニク:1片
- カラブリア産の唐辛子:1本
- イタリアンパセリ:1束
パスタは細麺のスパゲッティーニを使ったが、太麺でもOK。
スパゲティ・プッタネスカのレシピ
- ニンニク、オリーブを潰し、イタパセ刻む
- ニンニク、イタパセの茎、唐辛子を炒める
- オリーブ、ケーパーを炒める
- アンチョビを炒める
- パスタを茹ではじめる
- トマトペーストを炒める
- 茹で汁を加えて煮込む
- イタパセの葉を加える
- 茹でたパスタを混ぜる
ニンニク、オリーブを潰す。そのほうがソースが染みやすくなる。イタリアンパセリは細かく刻む。茎は捨てない。ここに旨みがある。
フライパンにオリーブオイルを引いてニンニク、イタリアンパセリの茎、唐辛子を炒める。オイルが沸騰するまでは強火、プクプクいってきたら弱火にし、じっくり香りを移す。
続けてオリーブ、ケーパーを入れる。よく炒める。
しっかり炒めたらアンチョビを入れる。ここからパスタを茹ではじめる。
しっかり具材を炒めたらトマトペースト投入。軽く炒めることで旨味を引き出す。
トマトペーストを炒めたら茹で汁50ccを入れて美味しいトマトソースを作る。パスタが茹で上がる前にイタリアンパセリの葉も入れる。
パスタが茹で上がったらダイブしてよく混ぜる。
皿に盛って完成。オリーブオイルも何もかけない。
↓スパゲティ・プッタネスカ(伝統)の食材↓
プッタネスカ(ミニトマト)
ミニトマトで作るプッタネスカ。味は最上級。プッタネスカの底力ここにあり。色んな具材の味がどれもいい仕事する。ドラクエの「ぱるぷんて」のようなパスタ。
プッタネスカ(ミニトマト)の材料
パスタは耳たぶの形をしたオレキエッテを使った。最初に紹介したフジッリでもOK。穴の空いたマカロニ系のショートパスタを使うのであればロングパスタがおすすめ。あなが空いているとソースが絡みにくい。その他の材料は欠かすことなかれ。どれも素晴らしい仕事をする。オリーブは黒か緑か片方だけでもOK。オレキエッテはルチアーナ風のパスタに使われるので、こちらも作ってみてほしい。
プッタネスカ(ミニトマト)のレシピ
- ミニトマトを半分、ニンニクをみじん切り
- ニンニク、唐辛子を炒める
- アンチョビ、イタパセの茎も炒める
- ミニトマトを半量だけ入れて塩を振る
- トマトを潰して煮詰め茹で汁を加える
- 麺が茹で上がる2分前に残りのミニトマト
- ケーパー、オリーブも入れる
- 茹でたパスタを混ぜる
- 皿に盛ってイタリアンパセリを散らす
ポイントはトマトを煮詰めすぎないこと。酸味が強いがそれが美味しい。プロの料理人は味を整えるため、しっかりトマトを煮てからパスタを茹でる。だが、それではプッタネスカの得体の知れなさが弱まってしまう。あくまで娼婦風のパスタ。いかがわしいのが味。ミニトマトはサッと煮るだけでいい。
ミニトマトを半分にカットする。
イタリアンパセリは葉と茎に分けて両方を刻む。絶対に茎は捨てない。旨みだから。日本のイタリアンパセリは柔らかくて食感も気にならない。有効活用すべし。
粗くみじん切りしたニンニクをオリーブオイルで炒める。沸騰するまで強火。
沸騰してオイルがシュワシュワとシュワルツネッガーしたら弱火に落とす。カラブリア唐辛子、イタリアンパセリの茎、アンチョビを入れて混ぜる。
具を混ぜたらミニトマトを半量入れて炒める。火力は中火にする。
トマトに火が入ったら潰して茹で汁を50cc加える。
麺が茹でが上がる2分前に残りの、ミニトマト、オリーブ、ケーパーを入れてオリーブを潰す。
麺が茹で上がったらプッタネスカソースとよく混ぜる。火を止めてからオリーブオイルを1周だけ回しかける。
お皿に盛ってイタリアンパセリの葉を降らせる。酸味はあるが、白ワインと合う。
和風プッタネスカ
食材がゴリゴリのイタリアンであるプッタネスカを和風にする。そんな冒険に挑んでみる。娼婦風のパスタを和風にするので遊郭の遊女風パスタとでも呼ぼうか。
和風プッタネスカの材料
- リングイネ:100g
- グリーンオリーブ:6粒(お好みで)
- ケーパー:12粒くらい
- トマト缶:200g(半分)
- ニンニク:1片
- カラブリア産の唐辛子:1本
- 白だし:大さじ1
- いしり:小さじ2(他の魚醤でOK)
- イタリアンパセリ
和風といえどプッタネスカなのでオリーブ、ケーパー、トマトソースの3つは欠かせない。その他は自由。娼婦を遊女に変えるために白だし、いしり(他の魚醤でOK)を出撃させる。パスタはリングイネじゃなく普通のロングパスタでOK。
和風プッタネスカのレシピ
- みじん切りしたニンニクを炒める
- イタパセ茎、トマト缶を入れて煮詰める
- 唐辛子、緑オリーブ、ケーパー入れる
- 茹でたパスタ、白だしを入れて混ぜる
- 火を止めて魚醤(いしり)を入れる
- 皿に盛ってイタリアンパセリを散らす
イタリアンパセリは葉と茎に分けて両方を刻む。絶対に茎は捨てない。日本のイタリアンパセリは柔らかくて食感も気にならない。
粗くみじん切りしたニンニクをオリーブオイルで炒める。沸騰するまで強火。
ニンニクがボディビルダー色になりかけたらイタリアンパセリの茎とトマト缶を入れる。火力は中火で。あまり煮詰めすぎない。プッタネスカの荒々しさが削がれてしまう。
パスタが茹で上がる3分前にケーパー、緑オリーブ、カラブリア唐辛子を入れる。緑オリーブは木ベラなどで潰す。
茹でたパスタを入れたら白だし大さじ1、イタリアンパセリの葉、いしり小さじ2を入れて混ぜる。
皿に盛ってイタリアンパセリを散らして完成。複雑な味がウリのプッタネスカが、さらに複雑な味に。風味をこじらせる。プロ野球で乱闘がいちばん面白いのと同じ。
和風プッタネスカの食材・道具
菜の花とホタルイカのプッタネスカ
全力で春プッタネスカ。菜の花とホタルイカというスプリング食材を使う。桜の花見に持って行きたいプッタネスカ。 こんなん弁当であったら驚愕される。
菜の花のプッタネスカの材料
- キタッラ:100g
- グリーンオリーブ:3個
- ブラックオリーブ:3個
- ケーバー:10粒くらい
- アンチョビ:1フィレ
- コッポラのトマトソース:大さじ3
- ニンニク:1片
- 菜の花:3束
- ホタルイカ:10羽くらい
- イタリアンパセリ:1束
- グラナ・パダーノ:15g
パスタの麺はなんでもよし。プッタネスカはクセが強いソースなので麺の存在感を消さないようにギターの弦の形をしたキタッラに。普通のスパゲティでもOK。オリーブやケーパーの量はテキトーなので詳しくは鳥羽シェフの動画を参考に。
菜の花のプッタネスカのレシピ
参考にしたのは鳥羽シェフの動画。鳥羽シェフはきちんとホタルイカの下処理をしている。菜の花の焼き方も違うので、ぜひ動画も参考にしてください。
- 菜の花を一口大に3等分する
- ニンニク、オリーブ、ケーパーみじん切り
- チーズを削って、イタパセも刻む
- 菜の花をオリーブオイルで炒める
- ニンニクを色づくまで炒める
- アンチョビ、ホタルイカを炒める
- オリーブ、ケーパーを入れる
- 香りが立ったらトマソーを入れる
- パスタが茹で上がる直前に菜の花
- 茹でたパスタを混ぜる
- 火を止めてチーズ、イタパセを混ぜる
- 皿に盛ってオリーブオイルを回しかける
菜の花を食べやすい大きさに3等分する。切らずに焼いてもOK。鳥羽シェフはそうした。
ニンニク、オリーブ、ケーパー、イタリアンパセリをみじん切り。チーズも削っておくと良い。
フライパンにオリーブオイルを引いて菜の花を炒める。
しっかり焼けるまで焼き切る。焼ければ一旦、控え室でスタンバイいただく。
ニンニクを炒める。すでにフライパンがスタンバイできているので、すぐに火が入る。弱火でじっくりニンニクの香りをオイルに移す。
ニンニクがボディビルダー色になってきたらアンチョビを入れて潰す。
ホタルイカを入れて炒める。
ホタルイカに火を通したら、オリーブ、ケーパーを入れる
香りが立ったらトマトソースを大さじ3入れる。プッタネスカはあまり煮詰めない。ソースに火を入れるくらいでいい。味が整いすぎると、プッタネスカの魔性が失われる。
パスタが茹で上がる直前に焼いた菜の花を入れる。
火力を最大にして、茹でたパスタを混ぜる。刺すような水気が足りなければ茹で汁を加える。
必ず火を止めてからチーズ、イタリアンパセリを混ぜる。火が入ると風味が飛ぶぞ。長州力みたいになる。
皿に盛ってオリーブオイルを回しかけて完成。
↓菜の花のプッタネスカの食材・道具↓
冷製プッタネスカ
夏にうれしい冷やしプッタネスカ。イタリア式の冷製プッタネスカ。茹でた麺を氷水で締めるのではなく、具材やソースをやして茹でた麺を和える。プッタネスカなので材料は多いが、チャチャっと作れる。
冷製プッタネスカの材料・食材
- カペッリーニ:100g
- トマト:1個
- トマトピューレ:大さじ2
- アンチョビ:1フィレ
- ケーパー:10粒ほど
- 緑・黒オリーブ:3個ずつ
- バジル:好きな量
- オリーブオイル;適量
材料が揃わなければ、どれか欠いてもOK。レシピの参考にした日高シェフはカペッリーニではなく普通のスパゲティを使い、トマトピューレではなくトマトジュースを使い、ニンニクを少し入れた。また、レタスも使う。
冷製プッタネスカのレシピ・作り方
参考にした日高シェフの動画。材料も作り方も異なるけど、動画を見ているだけで癒されるので是非。
- トマトを細かく切る
- オリーブを4等分に切る
- トマト、オリーブ、アンチョビ、ケーパー、オリーブオイル、塩、トマトピューレを冷やしながらボウルで和える
- 茹でたパスタ、ちぎったバジルを入れて混ぜる
- お皿に盛ってオリーブオイル、バジルを飾る
トマトは食べやすい大きさにカットする。
黒オリーブと緑オリーブは1/4にカット。この間にパスタを茹ではじめる。
カットしたトマト、オリーブ、アンチョビ、ケーパー、オリーブオイル、塩、トマトピューレをボウルに入れて、下に氷水などを置いて冷やしながら和える。ちなみに日高シェフ曰く、イタリアでは冷製パスタでも氷は使わず水だけ使うそう。
このとき使う塩とオリーブオイルは、できるだけ良いものを使う。火を通さないので素材の味がそのままパスタの味になる。藻塩や良いオリーブオイルを使おう。
茹でたカッペリーニ、ちぎったバジルの葉をボウルで混ぜる。このときも下に氷水などを敷いておく。
お皿に盛ってバジルの葉を飾る。トマトパスタで具材ゴロゴロだが、プッタネスカはケーパーやオリーブなど塩味が強い。白ワインでさっぱり塩を流せる。ぜひ白ワインと合わせて見てほしい。
パスタは道具にこだわるほど美味しくなる、楽しくなる、愛おしくなる
最後までご覧いただき、あリガトーニ。