日本の国民食といえば、ラーメンとカレー。これに異論を唱える人はいないだろう。いたら面白い。三大国民食まで広げるとハンバーグになるらしい。これは議論を呼ぶかもしれない。いずれにせよ、すべて中華か洋食。だったらパスタが入り込む余地だってある。虎の威を借りるわけではないが、美味しいカレーとコラボしてみた。そしたら想像以上に美味すぎるカレーパスタができてビックリ。カレーパスタの美味しさを知らない人はぜひ作って欲しい。
カレーの憶い出
子どもの頃から母親が作ってくれるカレーが大好きだった。ウチは昔からバーモントカレーの中辛。にんじん、たまねぎ、鶏肉を炒め、市販のマギーブイヨンとカレーのルーを入れる。たっぷりの具材を煮込んだら最後にジャガイモを加える。母親はカレーが好きではなく、帰省してたときに自分のために作ってくれる。母親のカレーを見るとホッとする。
ネパールのカレー『ダルバート』
せっかくなので、世界最高のカレーの話を。インドカレーや欧風カレー、和風カレーなど、どのカレーも捨てがたいがNo.1はネパールカレー。家庭料理の「ダルバート(挽わり豆のスープのカレー)」。具材はチキンと生のニンジンなど野菜。インド米にひよこ豆のスープとスパイスで作ったカレーを混ぜる。エキゾチックでクセが強いので慣れるまで回数が必要だが病みつきになる。この世でダルバートほどのパワーフードはない。力が奥からみなぎってくるので、登山の前夜に食べるようにしている。日本のネパール料理屋で食べられるので、ぜひ味わって欲しい。
カレーパスタ(玉ねぎ)
玉ねぎを制する者はカレーを制す。まずは肉の具材を入れないカレーパスタからはじめよう。至高のカレーパスタを求めて、至高のカレーを作る。カレーだけでも最高なので、NBAスターのステフィン・カリーにも食べてほしい。
カレーパスタ(玉ねぎ)の材料
- ディチェコ1.6mm:100g
- プレミアム熟カレー中辛:4片
- 玉ねぎ:1個丸ごと
- ニンニク:1片
- カルピス社のバター:10g
- ウスターソース:小さじ2
- 砂糖:小さじ2
- 塩コショウ:ひとつまみ
- 水:600ml
パスタはなんでもOK。太麺でも細麺でも、イケ麺であればよし。カレーのルーはレシピ考案者リュウジさんはジャワカレー。けど、自分は断然グリコさんのカレー派。「プレミアム熟カレー中辛」がおすすめ。リュウジさんは豚細切れ肉300gを使った。豚肉があったほうが絶対に美味しいが、今回はシンプルなカレーパスタにしたかったので割愛した。
カレーパスタ(玉ねぎ)のレシピ
- 玉ねぎをスライスする
- 電子レンジで600w3分温める
- 油を引いて玉ねぎを炒める
- クタクタになるまで炒める
- 水を沸かし、ニンニクを擦りおろす
- カレールーを入れて混ぜる
- バター、ウスターソース、砂糖を入れる
- パスタをフライパンに投入
- 皿に盛ってイタパセ、チーズを削って完成
玉ねぎは全部スライス。ニンニクも皮だけ取っておく。
耐熱容器に入れてラップなしで600wで3分レンチン。玉ねぎの水分を飛ばすと時短になる。
フライパンにサラダ油かオリーブオイルを引いて玉ねぎを炒める。量が多く、早く火を通るようにフライパンは28センチ以上の大きいサイズがおすすめ。小さいと炒めるのに時間がかかる上にムラができる。
少し焦げ目がついたら裏返す。これを10分から15分くらい繰り返す。
焦げは苦味にならないので安心してください。はいてますから。豚肉を使う方はここで投入する。
水600mlを入れて強火で沸かす。沸騰したらニンニクを擦りおろす。
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カレールーを4片入れて混ぜる。続けてバター、ウスターソース、砂糖も入れて煮込んだら完成。
ここでパスタを茹でてカレーパスタにしてもいい。味だけなら、こっちのほうが美味しいかもしれない。
せっかくパスタの聖書なので、違った作り方を。完成したカレーにパスタを入れて表示時間+1分茹でる。フライパンでパスタを茹でるリゾッタータ。ワンパンなので洗い物も少ない。
茹でたパスタを皿にもってイタリアンパセリをまぶし、チーズを削って完成🎶
↓↓カレーパスタ(玉ねぎ)の食材↓↓
リンゴとシモンのチキンカレーパスタ
お肉がないカレーだけは寂しいし、カレーといったらチキンカレー。パスタ何杯でもイケてしまう無限カレー。ぜひ作って欲しい。
リンゴとシモンのカレーパスタの材料
- ディチェコ1.6mm:100g
- 鶏もも肉:350g(目安)
- 玉ねぎ:1個
- にんにく:2片(擦りおろし)
- リンゴ:1個
- 水:600cc
- プレミアム熟カレー中辛:4片
- ウスターソース:小さじ2
- 醤油:小さじ1
- カルピス社のバター:10g
- シナモン:5振り
パスタはなんでもOK。細麺、太麺でもいい。鶏モモ肉の量はお好みで。ポイントはリンゴとシナモン。この魔性の香りがチキンカレーを無限カレーに昇華させる。シナモンロールも泣いて喜ぶ。
リンゴとシモンのカレーパスタのレシピ
- 玉ねぎをスライスする
- リンゴ半分を角切り、半分をすりおろす
- 鶏肉を炒めて一旦とり出す
- 玉ねぎを炒める
- 角切りのリンゴを入れる
- 鶏肉を入れる
- 水、すりおろしリンゴを入れる
- 蓋をして5分間煮込む
- カレールーや他の材料を入れる
- シナモン5振りして完成
玉ねぎはスライス、リンゴは半分を角切り、半分を擦りおろす。
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鍋か大きなフライパンにサラダ油かオリーブオイルを引いて鶏肉を炒める。全体に軽く火が通ったら一旦取り出す。10年以上愛用しているストウブの出番。
玉ねぎを投入し、がっつりボディビルダー色になるまで炒める。
玉ねぎが完全に炒まったらリンゴの角切りを投入。玉ねぎは焦げるくらいで丁度いい。
リンゴを軽く炒めたら鶏肉を戻して、しっかり炒める。
水600cc、すりおろしリンゴを入れる。
蓋をして5分間煮込む。
プレミアム熟カレー中辛、4片、ウスターソース小さじ2、醤油小さじ1、カルピス社のバター10g、ニンニク2片のすりおろしを入れて煮込む。
最後にシナモンを5振りして完成。シモンロールも喜ぶほど振りかける。
とろみがつくまで煮込む。
お皿に盛ってイタリアンパセリを乗せて完成。
ショートパスタ&なめ茸トッピング
ロングパスタじゃなくショートパスタで作っても美味しい。そしてカレーのトッピングは福神漬けやラッキョウが多いけど、実は一番相性の良いトッピングが「なめ茸」。カレーのスパイシーさに、なめ茸のまろやからさのセッションが至高の旋律を生み出す。一度食べたら「ウソ?カレーになめ茸入れないの?」と周りに伝道師するに違いないので、ぜひ試して欲しい。なめ茸のパスタも超絶品。
↓リンゴとシモンのチキンカレーパスタの食材↓
最後までご覧いただき、あリガトーニ。