冬の鍋の多くに配役されているのが「春菊」。苦味が効いて子どもからは嫌われるが、歳を重ねるとその苦味が愛おしくなる。春菊は地中海が原産と言われ、パスタと相思相愛。春菊で作るジェノベーゼと合わせて、ペペロンチーノを紹介したい。
春菊のペペロンチーノの材料・食材
- マンチーニのパスタ2.2mm:100g
- 春菊:1束
- 青森県産のニンニク:1片
- カラブリア産の唐辛子:1〜2個
- アンチョビ:1フィレ
- カネナのオリーブオイル:2回しほど(仕上げ)
- チーズ(種類はなんでもOK):完全感覚Dreamer
春菊の旨みが強いのでパスタは太麺がおすすめ。無ければ細麺でもモーマンタイ(無問題)。チーズもなくていいが、春菊のクセを緩和してくれるので気になる人はおすすめ。アンチョビは必ずあったほうがよし。どうしても用意できない場合は塩を多めで。
春菊のペペロンチーノの作り方・レシピ
- 春菊をざく切り、ニンニクはみじん切り
- オリーブオイルをフライパンに敷きニンニク、唐辛子に熱を注入
- ニンニクが色づいたら春菊を加える
- 春菊がしなってきたら水を加え蓋をして10分蒸す
- 茎も柔らかくなったらアンチョビを加えて溶かし込む
- 茹で上がったパスタと茹で汁を加えて混ぜる
- 味見して薄ければ塩を足す
- 火を止めてオリーブオイルを回しかける
- 皿に盛り、コショウ、チーズの雪の華を降らせる
美味しいペペロンチーノが作れるなら何も恐るべからず。ポイントは春菊をじっくり蒸すこと。10分は長いけど我慢。眺めているこの瞬間(とき)に幸せがあふれだす。中島美嘉にも食べてもらいたい冬の華。
↓↓春菊のペペロンチーノの材料↓↓
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最後までご覧いただき、あリガトーニ。