夏が来て、影が立つとパプリカが恋しくなる。夏野菜の代表であり、夏歌で最も好きな1曲が米津玄師の『パプリカ』
米津玄師のパプリカを聴きながらパスタを作り食べる。このセッションは最上の幸せを生み出す。この美味しさ、心遊ばせ、あなたに届け。
パプリカとパスタの甘い関係
パプリカはアメリカ大陸原産の夏野菜。発祥地はメキシコや中央アメリカ。15世紀にコロンブスがヨーロッパに輸入し、世界中に広まった。旬は6月から9月。パプリカはイタリア語で「Peperone(ペペローネ)」。ピーマンという意味。パプリカは赤ピーマンや黄ピーマンと呼ばれる。だから今回作るパスタをイタリア語にすると「Linguine con Peperone」。「ピーマン(パプリカ)のリングイネ」になる。色の違いは収穫の差。ピーマン(緑)は未熟果で開花後15日くらいで収穫され、収穫せずに熟成させると徐々に黄パプリカになり、50~60日ほど熟成させると赤いパプリカになる。ちなみに栄養はパプリカのほうが多いが、日持ちしないため市場に出回ることが少ない。
パプリカのリングイネ(パスタ)
まずはオーソドックスにパプリカの旨味を活かしまくった野菜パスタから。
パプリカのリングイネ(パスタ)の材料
イタリア人シェフのマルコさんのレシピ通り。リングイネを使ったが、他のパスタでOK。パプリカは黄色でも緑でもOK。玉ねぎも新玉ねぎじゃなくアーリーレッドでも普通の玉ねぎでいい。玉ねぎの役割は甘味を出すこと。それより必須はオレガノ。なくても美味しいが、オレガノがあるだけで一気に上品でエレガントな味になる。オレガノ絶対主義。
菜園風パスタ「オルトラーナ」
食材は野菜だけ使うのでパスタの種類で言えば「オルトラーナ(all’ortolana)」になる。orto は「菜園、野菜畑」、ortolano で「野菜を作る人」、又は「菜園の」という意味になり、pasta all’ortolana は「菜園風パスタ」になる。以後お見知り置きを。
パプリカのリングイネ(パスタ)の作り方
- 玉ねぎとパプリカを薄切り
- 玉ねぎをオリーブオイルで炒める
- パプリカとオレガノを入れる
- パスタを茹ではじめる
- 茹で汁50ccを加え煮込む
- パスタを入れて3分間煮込む
- オレガノとオリーブオイルをかける
- 皿に盛って追いオリーブオイル
玉ねぎとパプリカは薄くスライスする。できるだけ薄いほうがいい。
玉ねぎをオリーブオイルで炒めて軽く塩を振る。「美味しくな〜れ」と願いを込める。
玉ねぎがシナッとしたらパプリカを入れてオレガノをたっぷりまぶす。
茹で汁を50ccほど入れて煮込む。
パスタを茹で上がる3分前にアルミ鍋に移し、茹で汁を加えてパプリカと一緒に煮込む。
茹で時間になれば、火を止めて追いオレガノ、オリーブオイルを回しかける。
皿に盛って追いオリーブオイルで完成。
↓↓パプリカのリングイネの食材↓↓
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最後までご覧いただき、あリガトーニ。