なめ茸を家に常備されているだろうか?人生を損している人が多いが、なめ茸はカレーと合う。スパイシーさを殺さず、マイルドな味付けに変える。パスタに使って余ってもカレーに活用できるので、ぜひ常備してほしい。なめ茸はご飯はもちろん、パスタにも合うオールマイティな食材。和風パスタを作りたかったら冷蔵庫に眠っている、なめ茸を今すぐ起こそう。今回は2品紹介する。
なめ茸と「なめこ」の違い
似たような名前の「なめこ」と「なめ茸」。単に呼び方の違いだけと勘違いしている人もいるが全然違う。なめこはキノコの一種。なめ茸は「エノキ茸を醤油で煮付けたもの」なので、別のキノコ。なめこはモエギタケ科、なめ茸(えのき茸)はタマバリタケ科のキノコなので大きく種類が違う。ちなみに、なめこのペペロンチーも超絶に美味しい。
なめ茸と大葉の麺つゆパスタ
まずは和を極めた「なめ茸パスタ」。作り方もヘッタクれもない鬼簡単パスタだけど、舐めたらあかんぜよ。
なめ茸と大葉の麺つゆパスタの材料・食材
- ダル クオーレ 1.7mm:100g
- なめ茸:60g
- めんつゆ:大さじ1
- バター:10g
- 醤油:小さじ1/2
- 大葉:2〜3枚
パスタを茹でて調味料をボウルに入れて混ぜるだけの手抜きパスタ。最後になめ茸と大葉を乗せるだけ。これであっさり塩味の効いた「なめ茸と大葉の麺つゆパスタ」完成。自分のような塩魔大王はすベて有塩で、塩が苦手な方は無塩バターで。どこからどこを切り取っても"和”しか出てこない。「バターは外国でしょ」とツッコまれるかもしれないが、飛鳥時代の日本最古の乳製品といわれる「酥」は牛乳を凝縮したもので、バターの元祖。国産のバターなら和風の仲間に加えてほしい。
とことん美味しくしたい方は、カルピス社のバターを使ってほしい。純白の雪のようなボディでなめらかにしてコクあり。バターはパスタをコーティングするので、最初に口に触れるたいせつな食材。ぜひお試しあれ。
なめ茸と大葉の麺つゆパスタのレシピ
レシピは鳥羽周作シェフをヒントにしている。鳥羽さんは大葉の代わりに青紫蘇を使い、大根おろしと卵黄も乗せる。あまり食材は多くないほうが好みなのと、なめ茸が大根おろしに負けてしまうので省いた。そこはお好みで。
ボウルに具材を入れる。なめ茸を入れる前に写真をフライングゲットしてしまったけど、なめ茸もボウルに入れておく。
茹で上がったパスタを入れてグルグル混ぜる。
皿に盛って追いなめ茸、大葉久美子を乗せて完成。
イタリアンとのコラボもおすすめ
和風パスタとして紹介したけど、イタリアンとのコラボもおすすめ。
醤油の代わりにコラトゥーラ(イタリアの魚醤)、大葉久美子をイタリアンパセリに変えるだけ。和とアモーレもコラボも美味しいので、ぜひ。わざわざコラトゥーラなんか買ってられっかいと思うかもしれないけど、パスタも美味しいし、目玉焼きには醤油よりコラトゥーラ。ビックリするから試して欲しい。
↓なめ茸と大葉の麺つゆパスタの食材↓
なめ茸とツナのパスタ
山と海の融合。なめ茸とツナの相性もエグいほど美味しい。
なめ茸とツナのパスタの材料
山の幸(なめ茸)とツナ&魚醤(海の幸)のフュージョン。魚醤がなければ、普通の醤油でOK。ツナコーンはコーンなしのツナフレークでOKだけど、コーンあったほうがとんがりコーン。カラブリア産の唐辛子を入れることでキレッキレになる。ただし、無くても超美味しいので辛いものが苦手な方はなしでOK。なんと寛容なパスタ。
なめ茸とツナのパスタのレシピ
- 材料すべてボウルにin
- 茹でたパスタをボウルで混ぜる
- 皿に盛るだけ
レシピもへったくれも無し。材料をボウルにぶち込んで混ぜるだけ。どれだけ高倉健さんが不器用でもできる。最強に簡単なパスタ。なのに美味しくて腰抜かす。
↓なめ茸と大葉の麺つゆパスタの食材↓
パスタは道具にこだわるほど美味しくなる、楽しくなる、愛おしくなる
最後までご覧いただき、あリガトーニ。