日本人だが一番好きなキノコ類はポルチーニ茸である。昔、大和の地元に『K's チッタ』という家庭的なイタリアンの店があった。田舎でちょっと本格的なイタリアンが食べられるので、月1回は通って自分のご褒美にした。家族とも友人とも恋人とも行った。そこで一番美味しかったメニューがポルチーニ茸のクリームパスタだった。もう食べららない人生最高レストラン。いろんな思い出が詰まった味。本格的なポルチーニ茸は手に入らないけど、乾燥のポルチーニはスーパーで売っている。
キノコの王様「ポルチーニ茸」
ポルチーニはイタリア語で「子豚」の複数形。見た目が子豚に似ていることから名付けられたらしい。マツタケやトリュフと同じく樹木の根に菌根を作り、香り高いことから「イタリアの松茸」と呼ばれる。日本のイタリアンの店でパスタやリゾットに使われるので、ぜひ食べてみて欲しい。
エリンギとポルチーニ茸のトマトクリームパスタの材料
パスタは2.0mm以上の太麺。トマトクリームの味が強烈で重いので細麺だとソースに負けてしまう。エリンギを使うのは食感がポルチーニ茸に似ているから。乾燥ポルチーの旨味を加えることで誤魔化せる。料理は錯覚のアートだから。生クリームは45%じゃなくてもOK。もっと濃度が薄い35%でも十分に美味しい。エシャロットがなければ玉ねぎ、無しでもOK。バターは有塩、無塩どちらでもOK。塩気があったほうが美味しい。
エリンギとポルチーニ茸のトマトクリームパスタの作り方
- エリンギをフライパンで炒める
- 汗をかいたら火を止め水分を飛ばす
- 焼き色がつくまでエリンギを焼く
- エシャロットをバターで炒める
- 乾燥ポルチーニ茸を砕いて入れる
- トマトソースと生クリームを加える
- 茹でたパスタを混ぜる
- 皿に盛って胡椒をヌートバーする
エリンギは手で割く。フライパンにオイルは引かない。空焚きにする。水分を飛ばすことが目的なので。火力は中火から強火。
エリンギから水分が出てきたら火を止める。余熱でエリンギの汗を飛ばす。汗が飛んだた再び火をつける。これを繰り返してじっくり水分を抜く。
エリンギの水分が飛んで焼き色がついてきたら、刻んだエシャロットとバターを入れる。先にエシャロットを入れると焦げる。1回目はそれで失敗した。ここら辺でパスタを茹ではじめる。
エシャロットが色づいてきたら乾燥ポルチーニ茸を砕いて入れる。しっかり混ぜてポルチーニの香りをエリンギに移す。
キノコがいい感じになってきたらトマトソースと生クリームを入れる。
あまり煮詰めすぎず、適度に煮詰まったら火を止める。
パスタを混ぜて一気呵成に混ぜる。水分が足りないと思ったら茹で汁を入れる。
皿に盛ったら胡椒をヌートバー。30カリカリ以上してOK。
↓エリンギとポルチーニ茸のトマトクリームパスタの食材↓
基本のトマトクリームパスタも練習で作ってみよう🎶
最後までご覧いただき、あリガトーニ。