2023年はAI元年と呼ばれる。インターネットやスマートフォンが登場したときのように世界は大きく変わろうとしている。質問を打ち込むだけで、あらゆる答えを一瞬で教えてくれるのがAI。ちょっとしたドラえもんのような存在。その中でも特に有名なchatGPTに「世界一美味しいパスタのレシピを教えてください」と質問した。その答えはプロの飲食店では考えにくいレシピだった。
キノコのトリュフクリームパスタの材料
- ガロファロのフェットチーネ:100g
- エリンギ:1つ
- しめじ:半パック
- ニンニク:1片
- 生クリーム:100ml
- カルピス社のバター:15g
- パルミジャーノ・レッジャーノ:25g
- 白トリュフオイル:大さじ1
- オリーブオイル:大さじ1
- マリチャの黒胡椒:たっぷり
AIが考える世界一美味しいパスタはクリームパスタ。イタリア語で「アッラ・パンナ(allla panna)」。このブログでも数々のアッラ・パンナを紹介してきた。
キノコのクリームパスタはむしろ定番だが、AIが凄いのはトリュフオイルを使うこと。しかも、仕上げにかけるのではなく、ニンニクやキノコを炒めるオイルとして使う。オリーブオイルは熱を入れると風味が飛ぶのでピュアオイル派も多い。しかしAIは繊細にして大胆。白トリュフオイルを下味に使い、さらにエクストラバージンオイルとブレンドする。これはプロの料理人の発想にはないだろう。AIでないと考えつかない。とにかくチーズやバターやニンニクなど、パスタのオールスター。旨み爆弾。
キノコのトリュフクリームパスタのレシピ
- しめじとエリンギを割く
- ニンニクをみじん切りにする
- フライパンにオイルをブレンドする
- ニンニクを弱火で炒める
- キノコを入れて塩をひと回し
- パルミジャーノを削る
- パスタを茹ではじめる
- 生クリームを入れる
- 削ったチーズを入れる
- パスタを混ぜる
- 皿に盛って胡椒をかける
キノコは金物を嫌うので包丁は使わず手でさく。優しく殺す。キリング・ミー・ソフトリー。その分、ニンニクのみじん切りは親の仇のように切り刻もう。
白トリュフオイルとオリーブオイルをブレンドする。風味が飛んで消えないか心配でドキドキ。火力は弱火で。斉藤和義のように、やさしくなりたい。
キノコを入れて塩をひと回し。水分を早く抜く。ここも弱中火でじっくりじっくり。慌てない慌てない。一休さんのように一休み。
キノコを炒めている間にチーズを削る。チーズは削ってから、どんどん風味が失われるので、ギリギリまで粘る。ギリギリchopが大事。
キノコがしんなりしたら生クリームを投入。写真は早すぎ。もっとじっくり炒める。
生クリームが少し煮詰まってきたら削ったパルミジャーノを入れる。
パスタを入れてゴムヘラでよく混ぜる。
お皿に持って胡椒を想像の10倍以上、ヌートバーする。50カリカリでもいいくらい。人によっては世界一に認定できる美味さ。パスタの侍ジャパン。
↓↓キノコのトリュフクリームパスタの食材↓↓
最後までご覧いただき、あリガトーニ。