夏を彩る美味しいペペロンチーノ。オクラとミニトマト、ヤリイカの三重奏。モーツァルトやシューベルトのような夏パスタ。
パスタは具材が多いほうが難しい?
材料や作り方を紹介する前に、よく聞かれるパスタの疑問から。具材を使わないシンプルなアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ、具沢山のペペロンチーノと難しいのはどちらか?美味しいパスタを作ろうと思えば具が多いほうが有利。ただし具の量や調理のバランスが求められる。パスタは格闘技に例えると分かりやすい。具なしのペペロンチーノはボクシング。パンチだけで勝負しないといけないので、美味しく作るのは難しい。具沢山のペペロンチーノは総合格闘技。パンチ以外にも蹴りや投げ技、関節技が使えるので美味しいパスタを作りやすい。ただし、いろんな攻撃を使いこなすバランスが求められる。失敗すると中途半端な味になるので、シンプルなほうが美味しい場合もある。
オクラとイカとトマトのペペロンチーノの材料
パスタは細麺でツルツルのテフロン加工がおすすめ。具の量は目安で、多ければ多いほど彩が豊かで美味しい。カラブリア産の唐辛子は2本。辛いのが苦手な方は1本で。
オクラとイカとトマトのペペロンチーノのレシピ
- オクラを塩で揉んでおく
- ニンニク、イタパセをみじん切り
- トマト、オクラを半分に切る
- トマト、イカに塩を振る
- ニンニク、唐辛子を炒める
- オクラを加えて素焼きする
- イカを入れて軽く炒める
- イタリアンパセリを入れる
- トマトを入れてパスタも投入
- 皿に盛ってオリーブオイルで決める
ベースはシェフのファビオさん。作り方は少し異なるので完コピしたい方は動画をご覧ください。ファビオさんはトマトを4等分するけど存在感を残したいので半分に切る。
オクラは塩でよく揉んですり込んでおく。
材料をカット。ニンニク、イタリアンパセリはみじん切り。トマトとオクラは半分、イカは食べやすい形にお好みでカット。イタリアンパセリの茎は残しておくこと。炒めると香ばしい。
イカとトマトにも塩を振って放置いていく。7分茹でのパスタを茹ではじめる。
ニンニク、カラブリア産唐辛子、イタリアンパセリの茎をオリーブオイルで炒める。最初は強火で、シュワシュワ沸騰してきたら極弱火にする。火が点いているか点いていないかくらいの火加減まで落とし、ニンニクやイタパセの香りをオリーブオイルに移す。
ニンニクがボディビルダー色に変色してきたらオクラを入れる。オリーブオイルをたっぷりシャワーしてオクラ全体にコーティングする。
オクラをコーティングしたら、ヤリイカを投入。軽く炒める。火を通しすぎるとイカがカッチカチやぞになるので注意。
パスタが茹で上がる1分くらい前にトマトを入れる。これも火を通しすぎない。
茹でたパスタを入れてマンテカトゥーラ(鍋を振る)。
お皿に盛ってオリーブオイルを回しかける。
最後までご覧いただき、あリガトーニ。