貝類のパスタといえばアサリのボンゴレ・ビアンコが有名だが、貝類の王様はホタテである。サンドロ・ボッティチェッリ の『ヴィーナスの誕生』でギリシア神話の女神が載っているのはホタテの貝殻。武田久美子の貝殻水着もホタテである。というわけで、帆立のトマトパスタを作ってみた。レモンクリームパスタと合わせて作って欲しい。
ホタテの美味しさのヒ・ミ・ツ
いちばん好きな魚貝類はホタテだ。「ほたて」も「帆立」も名前の響きがいい。貝類は苦手だが、帆立はクセが強くないのに個性がしっかりしている。アサリなどのような臭みがない。シジミのように面倒くさくない。貝類では飛び抜けて好きだ。帆立には、グルタミン酸、コハク酸、イノシン酸などが豊富に含まれ、正真正銘の旨味の宝石箱。特に「グリシン」という甘味成分が多く、これが強烈な甘みを演出するらしい。パスタと合わないはずがない。今回はトマトの酸味とセッションしてみたい。
帆立のアーリオ・オーリオ・コン・ポモドーロの材料
- ガロファロの1.7mm:100g
- ホタテの貝柱:3〜5個(お好みで)
- アンチョビ:2フィレ
- 青森県産のニンニク:1片
- コッポラ社のトマトソース:75cc
- カラブリア産の唐辛子:1本
- オレガノ:少量(なくてもOK)
パスタの太さはなんでもOK。お好みのイケ麺で。ホタテは缶詰でもいいよね。トマトソースはトマト缶でもOK。オレガノは無ければ無しで大丈夫っす。気軽に作ろう。
帆立のアーリオ・オーリオ・コン・ポモドーロの作り方
- ニンニクをスライス
- 帆立は手でさく
- ニンニク、唐辛子を炒める
- アンチョビを入れる
- トマトソースを入れる
- 1分前にホタテを入れる
- 茹でたパスタを混ぜる
- 火を止めてオリーブオイル
- 皿に盛ってオレガノをまぶす
ニンニクはスライスにして、ホタテは手でさく。これが小倉流。包丁で切ってもいい気がします。このあとパスタを茹ではじめる。
オリーブオイルを引いてニンニク、唐辛子を炒める。油が沸騰するまでは強火で。シュワシュワしたら弱火にする。
続けてアンチョビを2フィレ入れる。アンチョビの水分でニンニクに焼き色がつく。
ニンニクがボディビルダー色になりかけてきたらトマトソースを75cc入れる。トマソーは少なめにするのがアーリオ・オーリオ・コン・ポモドーロ。
パスタが茹で上げる1分前にホタテを入れる。ホタテは火を入れすぎると硬くなっちゃうので注意。
パスタが茹で上がったら火を最強にして混ぜる。トマトソースが軽く混ざったら火を止めて美味しいオリーブオイルを回しかける。
お皿に盛ったらオレガノをパラパラと振って完成🎶
ホタテのスパゲティの食材
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最後までご覧いただき、あリガトーニ。