イタリアンの前菜といえばカプレーゼに尽きる。タコのカルパッチョやムール貝のワイン蒸しなど強敵はいるが、結局カプレーゼに帰ってくる。イタリアのノマド・ランド。
カプレーゼとは
カプレーゼの正式名称は「インサラータ・カプレーゼ(Insalata Caprese)」
インサラータは「サラダ」、カプレーゼは「カプリ島(イタリア南部の島」
カプレーゼは「「カプリ島のサラダ」の意味になる。カプリ島にある「グランドホテルキジサーナ」の晩餐会で提供されたことが始まりと言われている。赤(トマト)、白(モッツァレラチーズ)、緑(バジル)の配色がイタリア国旗になぞらえている。究極の前菜をパスタにM&AしてしまうとはREGALOの小倉シェフも罪深い。コロンブスも真っ青の発想。
モッツァレラチーズ
モッツァレラはイタリアのフレッシュチーズ(熟成しないチーズ)。原料は水牛の乳で、めちゃくちゃみずみずしい。イタリア南西部のカンパニア州が原産。モッツァレラという名前は、イタリア語で「引きちぎる」の意味。チーズに餅のような弾力がでてきたところで、引きちぎって作るところから来ている。弾力ある歯ごたえとクセのない味が特徴のチーズ。
カプレーゼ・パスタの材料・食材
カプレーゼ・パスタの分量は写真を参考にテキトー。小倉シェフは具材の少ないパスタを好むが、具材はドカンと多いほうが正義だと思っている。パスタは民主主義なのだ。
カプレーゼ・パスタのレシピ・作り方
- 長芋の皮を剥いてダイスにカット
- モッツァレラもダイスにカットする
- ニンニクをみじん切りにする
- フライパンにニンニク、アンチョビ、オリーブオイル、唐辛子を入れる
- パスタを茹で始める
- ニンニクが色づいたらトマソーを入れる
- パスタが茹で上がる30秒前にモッツァレラを入れる
- パスタをフライパンに入れて混ぜる
- 皿に盛ってうからバジルを乗せて完成
長芋は洗わなくてOK。カプレーゼだけでも贅沢なのに、ここに長芋を加えてしまう。パスタと一緒に茹でてトマソーと混ぜる。唐辛子のスパイスとチーズのまろやかさ、そこに長芋の歯応えが仮面舞踏会する。ハッキリ言って美味いがカプレーゼ感は消える。モッツァレラが余るのでカプレーゼも作ることをおすすめする。
↓カプレーゼ・パスタの食材はこちら↓
パスタは道具にこだわるほど美味しくなる、楽しくなる、愛おしくなる
最後までご覧いただき、あリガトーニ。