
「sio」の鳥羽周作シェフが、独り暮らしの男子に料理を伝授する「上京男子の台所物語」で紹介した簡単明太子パスタ。
フライパン要らず。包丁も大葉を刻むだけ。火を使うのはパスタを茹でるときだけ。それなのに、仕上がりは驚くほどトゥルトゥル、クリーミー、濃厚。明太子パスタの美味しさを最短距離で叩き出す。
明太子の塩気と辛味、バターのコク、麺つゆの出汁、ニンニクのパンチ。全部が麺にまとわりつき、フォークを持つ手が止まらない。
最高明太子パスタの材料

- 1.7mmのパスタ:100g
- 明太子:1パック
- 麺つゆ:大さじ1.5
- 無塩バター:40g(有塩でも可)
- ニンニクチューブ:少量
- 大葉:5枚
- オリーブオイル:仕上げ
明太子、バター、麺つゆ、ニンニク。この4つがボウルの中で合体すると、ただの和風パスタでは終わらない。材料も柔軟性バツグンの広角打法。
バターは無塩が基本。有塩でもOKだが、その場合は明太子と麺つゆの塩分があるので、茹で汁や麺つゆの量を少し控えめにするとバランスが取りやすい。
大葉は必須級。明太子とバターで濃厚に寄った味を、最後に爽やかに切ってくれる。なければ刻み海苔でもいいが、大葉があると一気に夏の風が吹く。
美味しさのポイント
明太子パスタは、明太子をたくさん入れれば美味しいと思いがち。本当に大事なのは、麺とソースが一体化すること。バターが溶け、麺つゆと明太子を抱き込み、茹でたてのパスタの熱で全体がなめらかに伸びる。
ここにニンニクが入ると、味に骨格が生まれる。入れすぎると明太子の風味を壊すが、少量なら旨味の底上げになる。明太子だけでは平面的になりがちな味に、ニンニクが奥行きを与えてくれる。
麺つゆも重要。醤油ではなく、麺つゆ。ここが鳥羽シェフの一手。麺つゆは出汁の甘みと旨味があるので、明太子の辛味を丸く包み、バターのコクとつないでくれる。明太子だけでは足りない出汁感を補い、和風パスタとしての芯を作る。
そして最後のオリーブオイル。バターだけだと重くなるところに、オリーブオイルの青い香りが加わり、全体がスッと軽くなる。イタリアと日本が皿の上で握手する。
最高明太子パスタの作り方
- パスタを茹で始める
- 明太子の皮を取り、大葉を細かく刻む
- ボウルにバター、すりおろしニンニク、麺つゆ、明太子を混ぜる
- 茹でたパスタをボウルに入れて混ぜる
- 皿に盛ってオリーブオイルを回しかけ、大葉を乗せる
最初にパスタを茹で始める。塩はいつも通りでOK。明太子と麺つゆの塩分があるので、塩分が気になる人は少し控えめにしてもいい。

大葉は細かく刻む。包丁で切る前に軽く丸めると切りやすい。大葉は香りが命なので、早く刻みすぎず、パスタ食べる前に切ると香りが立つ。

明太子は皮を取る。包丁の背でしごくようにすると簡単。皮ごと入れても食べられるが、トゥルトゥルの食感を目指すなら外したほうがいい。
ソースとの一体感が違う。面倒臭い人は、明太子を細かく切って皮ごと食べても良い。鳥羽シェフの兄弟子、小倉知巳シェフは皮も食べる派。

ボウルに明太子、バター、麺つゆ、ニンニクを入れる。茹でているパスタの上で混ぜるとバターが溶けやすい。

茹でたパスタをボウルに入れる。熱々のパスタの余熱でバターを溶かす。パスタの熱でバターを溶かし、麺つゆと明太子を全体にまとわせる。

仕上げにオリーブオイルをひと回し。それでも、水分が足りなければ、茹で汁を少しだけ加える。

最後に大葉を山のように乗せる。緑の冠を戴冠すれば完成。バターたっぷり、麺つゆの旨味、明太子の塩気、大葉の爽快感。フライパン要らずの幸福。
独り暮らしの男子だけでなく、忙しい社会人、料理が面倒な夜、ちょっと贅沢したい昼ごはん、全部に刺さる。
| アネックス(ANEX) ピンセット 250mm | ||||
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