
牛丼をパスタにかけると、意外にも相性は悪くない。牛丼の甘辛いタレは醤油ベースで旨味が強く、パスタの小麦の風味と組み合わさることで、和風パスタの一種として成立する。スパゲッティやリングイネのような、タレをよく吸う形状の麺が合いやすい。
パスタにかけたときの効果
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牛肉とタマネギの旨味がオイルや麺のデンプンと絡まり、白米以上にソース感が出る。
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小麦の香りがタレの甘みをやや抑え、味に軽やかさが生まれる。
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白米より油分の回りがよく、牛丼のコクがまろやかに広がる。
「牛丼パスタ」を完成度高く作るなら、タレにバターやオリーブオイルを少量足すとパスタ向けのコクが出て、さらに美味しさがアップする。
牛丼パスタの材料

- バリラ1.4mm:100g
- DONBURI亭 牛丼:1箱
- 紅生姜:たっぷり
- 温泉たまご:1個
麺はお好みで。パスタには温泉卵がよく絡むが、𠮷牛のように生卵を落としても悪くない。紅生姜は惜しまずたっぷりと。牛丼はレトルトで構わない。𠮷野家でも、すき家でも、手軽に手に入るものでいい。グリコさんの「DONBURI亭 牛丼」には強い憶い出がある。

2016年、登山家のエヴェレスト遠征を手伝ったとき、標高5500mのベースキャンプで、ネパール人のシェフが何度もこれを作ってくれた。遠いヒマラヤで、日本の味が湯気を立てている。初めて口にした瞬間、命を吹き返すような旨さ。あの一杯が、登山隊の士気を上げた。ぜひ試してほしい。
牛丼パスタの作り方・レシピ

作り方もへったくれもなく、パスタとレトルトの牛丼を一緒に茹でるだけ。牛丼はレンチンでもいい。

茹でたパスタに牛丼を乗せる。セル(フリーザ)の第一形態。

続いて紅生姜を登頂させる。セル(フリーザ)の第二形態。

最後に温泉たまごを絡めて完成。セル(フリーザ)の第三形態(完全体)。この3段活用で美味しい牛丼パスタの完成。
| アネックス(ANEX) ピンセット 250mm | ||||
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DONBURI亭 中華丼パスタ

エヴェレストで最も食べたDONBURI亭が中華丼。山で食べるグリコさんの中華丼は、優しくし激烈に美味しかった。

標高5500mの寒い夜を温めてくれた。

味変するなら、胡椒とチーズ。

ノーマルでそのまま食べるのが美味しいが、味変ドリスクしたいときにおすすめ。
| アネックス(ANEX) ピンセット 250mm | ||||
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エヴェレストや食べログにない人生最高レストランの憶い出

あの頃の記憶が、自分を満たす一杯となる。