
小倉知巳シェフが作る、簡単な明太子クリームパスタ。
23時以降に作る深夜メシとして、パパッと作れる小倉シェフには珍しいズボラ飯。けれど、侮ってはいけない。生クリーム、バター、チーズを同量で合わせるだけで、パスタは飲食店を超える。
作った本人、試食したスタッフも驚愕していたが、ぜひ作ってほしい。こんなに手抜きで、こんなに美味しくなる。パスタの奥深さを知る最高の逸品。
明太子クリームパスタの材料

- パスタ:100g
- 明太子:お好きな量
- チーズ:20g
- 生クリーム:20g
- バター:20g
- 水:20g
チーズは、削るタイプのパルミジャーノ・レッジャーノがベスト。粉チーズでも作れるが、削りたてのチーズは香りと溶け方が違う。さらに美味しくなる。
バターは無塩がおすすめ。明太子とチーズに塩気があるので、有塩バターだと少し塩が強くなることがある。ただし、家に有塩しかなければ問題なし。その場合は、最後の味見で調整すればいい。
明太子は多いほど正義。混ぜ込む分と、上に乗せる分を分けてもいい。今回は上にどんと乗せるスタイル。見た目の破壊力が違う。
明太子クリームパスタのレシピ
- パスタを茹でる
- 明太子の皮をとっておく
- フライパンに生クリーム、水、バターを入れて沸かす
- 茹でたパスタを和え、火を止めてチーズを混ぜる
- 皿に盛って明太子を乗せる

パスタを茹でている間に、明太子の皮を取る。包丁の背でこそげるように中身を出す。まな板に残った明太子も、しっかり集める。一粒たりとも逃してはいけない。
以前、小倉シェフは、明太子の皮ごと食べていたが、今回から捨てる。皮は最も酸化している部分であり、明太子は潰すと生臭みが増えるので、皮は捨てるほうがいい。素直に非を認めるのが小倉シェフのすごいところ。

フライパンに生クリーム、バター、水を20gずつ均等に入れて溶かす。火は弱火から中火。強火で煮詰める料理ではない。バターがゆっくり溶け、生クリームと混ざっていくのを待つ。

バターが溶け切って、全体がなじんだら火を止める。白く、なめらかで、少しゆるいくらいがちょうどいい。

再び着火し、茹でたパスタをフライパンに入れる。軽く絡めたら、火を止めてチーズを上からかけて和える。火を入れたままチーズを混ぜると、すぐに固まってダマになる。余熱でゆっくり溶かすと、チーズがクリームに抱かれ、麺に薄い膜を作る。これがトゥルトゥル食感の正体。

ソースが足りないと感じたら、茹で汁を少し足す。逆にゆるすぎたら、ほんの少しだけ火にかけて水分を飛ばす。ただし、やりすぎないこと。明太子を乗せる前の段階では、少し優しい味でいい。

パスタが白く艶めき、クリームをまとったら皿に盛る。最後に明太子を山のように乗せる。これだけで完成。
濃厚なのに重すぎない。クリーミーなのに、明太子の粒がちゃんと立つ。白いソースの山頂に、明太子の赤い冠。深夜に食べるには危険すぎる美しさである。
生クリームの丸み。バターの香り。チーズの旨味。明太子の塩気と粒感。全部がちゃんと役割を持っている。余計なものを入れないから、明太子が濁らない。具材を足さないから、クリームのなめらかさが際立つ。
味変するなら、タバスコが合う。クリームの甘みと明太子の塩気に、タバスコの酸味と辛味が入ると、一気に輪郭が締まる。濃厚なソースに赤い稲妻が走る。小倉シェフは唐辛子オイルをかけた。
| アネックス(ANEX) ピンセット 250mm | ||||
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パスタの旨さを飛躍させるアイテムたち
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