
お腹や心も満たしたいときほど、具材を足したくなる。でも、パスタという料理は削るほど、美味くなる。豊かになる。
満足感は、さりげない味に宿る。クリームパスタ(スパゲティ・アッラ・パンナ)は、そのことを教えてくれる。
スパゲティ・アッラ・パンナとは

トマトパスタ、オイルパスタなどと並ぶ人気が「クリームパスタ」。イタリアでは、アッラ・パンナ(alla panna)と呼ぶ。
イタリア語で「生クリームで」の意味で、生クリームを使った濃厚なクリームパスタを指す。「今日はアッラ・パンにしよう」
そう呟くだけで、少し日常が贅沢になる。
基本のクリームパスタ

まずは具材のないクリームパスタ。生クリームがいかに芳醇であるか、この味わいを知って、お好みの具材を足していってほしい。シンプルゆえにごまかしが効かない。素材のポテンシャルがそのまま出る。
基本のクリームパスタの材料

- リングイネ:70g
- 生クリーム:20ml
- バター:20g
- 粉チーズ:20g
- 水:20g
生クリームやチーズの量はお好みで。パスタは太麺推奨。濃厚なソースになっても、麺が負けない。チーズは可能であれば削るタイプのパルミジャーノやグラナ・パダーノがおすすめ。
基本のクリームパスタのレシピ
- パスタを茹で始める
- フライパンで生クリーム、バターを溶かす
- バターと生クリームが溶け込んだら火を止める
- 茹でたパスタ、チーズを和える
- お皿に盛って、お好みで胡椒を削る

すぐに完成するので、最初にパスタを茹でておく。

フライパンにバター、生クリームを入れて弱火で温める。沸騰させないことがポイント。

少量の水を足すことで、乳脂肪が均一に乳化し、ソースがなめらかに伸びる。結果、口当たりが軽くなる。

バターと生クリームが溶け合ったら火を止める。焦がさないことがポイント。

パスタが茹で上がったらチーズと混ぜる。火は止めたまま。すぐにチーズが固まってしまう。余熱で溶かすのが正解。

お皿に盛って完成。最初に来るのは、バターのコクとクリームの甘さ。そのあとに、チーズの塩気と旨味が広がる。最後に残るのは、やさしい余韻。お好みで胡椒をかけると、美味しさアップ。
このパスタは“引き算の完成形”。具材を足す前に、まずこれを作ってほしい。そして気づくはず。「これだけでいいじゃないか」と。
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生クリームを使わないパスタ(ブールマニエ)

生クリームなしでもクリームパスタを作る方法をご存知だろうか?3つの材料だけで簡単にクリームパスタが作れてしまう。

- バター:10g
- 小麦粉:小さじ2(10g)
- 牛乳:200ml
バター、小麦粉(薄力粉)を同じ分量だけ混ぜる。フランス料理で「ブールマニエ」という。超簡単なのに超オシャレ。フランス語で「ブール」はバター、「マニエ」は練る。これを牛乳を混ぜて加熱するだけでクリームパスタが作れる。
ブールマニエのパスタの材料
- 1.6mmのパスタ:100g
- バター:10g
- 小麦粉:小さじ2(10g)
- 牛乳:200ml
- コンソメ:小さじ2
- 水:300ml
- 黒胡椒:たっぷり(仕上げ)
- ナツメグ:3振り(あればでOK)
ワンパンパスタなので麺は細麺がおすすめ。太麺だと時間がかかり、少し麺がボロボロになる。ナツメグはあれば上品な味に仕上がるのでおすすめ。なくてもコショウ多めでカバーできる。
ブールマニエのパスタのレシピ
- バターを電子レンジで20秒チン
- 同僚の小麦と混ぜて練り込む
- フライパンで水とコンソメを沸かす
- パスタを表示時間より1分少なく茹でる
- 水分が飛んだら牛乳を入れて沸かす
- ブールマニエを入れて煮る
- ナツメグを3振りする(あれば)
- 皿に盛って胡椒をヌートバー
レシピはリュウジさんを参考に。このレシピをベースにチーズを削り入れたり、ベーコンを焼いたりと具材をプラスしても美味しい。

バターを600w20秒ほどレンチンし、小麦粉と混ぜる。

こんな感じで固形の手前の液状になればOK。このまま放置しておく。

フライパンに水300mlを入れてコンソメを小さじ2入れて沸かす。

強火で一気にパスタを茹でる。

水分が飛び切ったらOK。少々、汁が残っても大丈夫。

牛乳200mlを入れて沸騰させて茹でる。

沸騰したら先ほど作ったブールマニエを全部入れる。

続けてナツメグを3振り。もっと振っても美味しい。

鍋を振って混ぜる。

お皿に盛ったら胡椒をたっぷり挽く。言わなければ、絶対にわからないほど、クリームパスタ。ぜひお試しあれ。
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パスタは道具や調味料にこだわれれば激変する
最後までご覧いただき、あリガトーニ。