なかなか日本の飲食店では食べられないパスタを紹介。その名もルチアーナ風パスタ。トマトを切ってタコを切って材料と煮込むだけの簡単パスタ。ぜひ食べてほしい。
ルチアーナ風パスタとは?発祥の場所
ルチアーナ風のパスタは南イタリアのカンパニア州ナポリの郷土料理。ポルピ・アッラ・ルチャーナ(Polpi alla Luciana)と呼ばれる。食材はタコ、トマト、松の実、ケーパー、黒オリーブなどを使う。サンタルチアの漁師風パスタで、ナポリの一角にある街の名前「サンタ・ルチア」から由来する。この街で働く漁師たちは「ルチアーナ」と呼ばれており、タコを使った漁師メシのひとつ。日本では珍しい。ナポリは日本では馴染みのないユニークなパスタばかり作る町。最後にナポリ生まれのパスタを紹介するので作ってみてほしい。
パスタはオレキエッテ
パスタに使うのが「オレキエッテ(orecchiette)」。「耳(小さい耳)」という意味で、南イタリアのプーリア州で有名なショートパスタ。プーリア州の州都バーリ周辺(暗殺者のパスタで有名)では、チーマ・ディ・ラーパ(Cima di rapa)と呼ばれる菜の花に似た野菜と合わせることが多い。ナポリとは反対側にあるが、同じ海岸沿いだからかルチアーナ風パスタにはオレキエッテが使われる。
タコのルチアーナ風パスタの材料
どれも日本人に馴染みのない食材ばかり。松の実はカシューナッツを代用してもいい。その他の食材は手に入らなければ削ってOK。最低限タコをトマトで煮たショートパスタを作ってみよう。
タコのルチアーナ風パスタのレシピ
- ミニトマトを半分カット、塩を振る
- ニンニクを粗みじん切り
- ニンニクを炒めてタコも入れる
- ミニトマト、松の実を入れる
- ケッパー、オリーブ、唐辛子を入れる
- 蓋をして弱火で煮こむ
- パスタを茹ではじめる
- 茹でたパスタを混ぜる
- 火を止めてオリーブオイル
- 皿に盛ってイタパセを散らす
ミニトマトを半分カットし、塩をひとつまみ振る。
粗みじん切りしたニンニクを炒めて香りを出す。
ニンニクの香りが出たら色が変わる前にタコも入れる。
タコを混ぜたらミニトマト、松の実、ケッパー、オリーブ、唐辛子も入れる。
蓋をして弱火で煮こむ。ここからパスタを茹ではじめる。だいたい13分くらい。
トマトがアルミパンにくっついていたら茹で汁を加えて旨みをとる。
茹でたパスタを混ぜて、火を止めてオリーブオイルを回しかける。
皿に盛ってイタリアンパセリを散らせば完成。日本では食べたことのない不思議な味。ぜひ堪能してほしい。
タコのルチアーナ風パスタの食材・道具
ナポリ生まれのパスタたち
最後までご覧いただき、あリガトーニ。