具材を使わずに、イタリアの恵みをこれでもかと詰め込んだペペロンチーノ。本来はシンプルさが命の「引き算の料理」だが、今回は調味料のオールスターを総動員。究極の「足し算」バージョン。
南北に長いイタリアは北と南で食文化が違う。温暖な南はトマトパスタの文化が強く、フランスの国境や山脈が連なる北イタリアでは、バターや生クリームの使用が多い。
北イタリア進化系ペペロンチーノの材料
- バリラ1.6mm:100g
- ニンニク:2片
- カラブリア唐辛子:2本
- バター:20g
- アンチョビ:2フィレ
- コラトゥーラ:小さじ1
- レモン汁:たっぷり
- イタリアンパセリ:たっぷり
- グラナ・パダーノ:たっぷり
コラトゥーラ(イタリアの魚醤)は、魚醤や普通の醤油で代用してもOK。どれも旨いけど、使いこなすにはちょっとバランスが難しい。
この分量だと、アンチョビ>レモン>チーズの順で味が強めに出る。本来の主役であるニンニクと唐辛子は、もう少し多くてもいいかもしれない。
ちょっと配合を変えるだけで、全然違う表情になるから、いろいろ試して自分好みのペペロンチーノを探してみてほしい。
北イタリア進化系ペペロンチーノのレシピ
- ニンニクみじん切り、イタパセを刻む
- ニンニク、唐辛子、イタパセの茎を炒める
- バター、アンチョビを加える
- 茹でたパスタ、コラトゥーラを和える
- 皿に盛ってイタパセの葉、レモンを搾る
- 大量にチーズを削って完成
イタリアンパセリは茎と葉を分けて細かく刻む。
みじん切りしたニンニク、唐辛子、イタリアンパセリの茎をオリーブオイルで炒める。最初は強火で炒める。沸騰したら弱火に落とす。
ニンニクの香りが立ってきたら、アンチョビとバターを入れる。
茹でたパスタ、コラトゥーラを和える。
火を止めてイタリアンパセリの葉を混ぜる。火力が強いとイタパセの風味が飛ぶので。
お皿に盛ってレモン汁をかけて、大量のチーズを削れば完成。
白ワインを使った北イタリアのペペロンチーノ
パスタは道具や調味料にこだわれれば激変する
最後までご覧いただき、あリガトーニ。